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みんな大きいものが好きなんだ【東京人は大阪を好きになりたい#3】

スカイツリー、富士山。

ジャイアント馬場、ジャイアント白田。

大統領、海賊王。

愛、夢、未来。

みんな大きいものが好き。それは、物理的な大きさはもちろん威厳や権威、主語の大きさも含めて。

ハデ好きな大阪は特にこの傾向が強いように感じる。

今回、向かったの梅田も例に漏れず、巨大な建物が乱立していた。

最初は圧を感じて圧倒されたものの、改めて見ると超カッコ良かった…。

大阪の入口。JR大阪駅、御堂筋

ガラス屋根のおかげで中に入ると見た目以上に広く感じる

大阪に来た当初は圧倒されたJR大阪駅。現代的な外観でありつつ、ガラスをこれでもかと使い、開放感を存分に演出。雨が入ろうがお構いなしの大屋根。

それにプラスして、東京に次ぐ日本第2の大都市。人の多さも尋常じゃなかった。そのほとんどが関西弁というおまけ付きでもある。

最初は、歓迎というより威嚇だと感じた。だが、改めて快晴の日に大阪の空を見上げると、、、カッコよかったのだ。

「俺らが大阪の顔になるからさ」と言う声が聞こえてくるような。そんな頼もしささえ感じた。(あくまで個人の感想です)

そして振り返ると、

ドーンと6車線

おっきい道路。

毎日、何千もの人がこの道を通り、仕事に、遊び、毎日を送っていて、自分もその群衆の中のひとりであり、街の営みは群衆によって成り立ち、人々の暮らしとは個の活動の集合体で、、、

そう考えると塵になってくる…。

JR大阪駅がある梅田地区は、その昔、“埋田”と書いたらしい。川や海が近く地盤が緩いこのエリアを豊臣秀吉の名によって埋め立てたのが地名の由来。

それから、川の多い地形を生かした船による物流が栄え、鉄道ができたことで交通網が発達し、繁栄を続け現在に至る。

周辺の地面をよく見るとデコボコだったり、川にかかる橋の両端の高さが違ったりと、名残が至る所で見られるのも面白い。(写真は撮り損ねた)

戦国時代から現在に至るまで、よくもまあ悪条件の土地がこれほどまで栄えたものだと感心してしまった。

ヨドバシカメラは大阪鉄道管理局庁舎(現JR西日本)の跡地に建てられた
直線的なデザインが多い中、現れた弧
ビルの隙間から入る日差し
名古屋といい、札幌といい、街中に観覧車作りがち
こちらにも大きい道路

影に隠れがち、新梅田

裏手にまわると新梅田。

かつて、梅田貨物駅があった広大な敷地は絶賛、再開発中。2025年の大阪万博に向けて未来都市を作っている。(都市を人が作っていると考えると面白い)

中でもひときわ目を引くのが梅田スカイタワー。

梅田スカイタワー

東京スカイツリーの親戚みたいな名前。

『GANTZ』のハードスーツに似てる。(気がする)

『キン肉マン』のサンシャインに似てる。(気がする)

いつ動き出してもおかしくない見た目。大阪という大都市を踏み踏み荒らし災厄を招きそうな威圧感。

頭頂部から波動粒子砲が照射可能

少年ごころをくすぐられまくった。

そして、これまた後ろを振り返ると、

池…?

滝だ。

一瞬、訳がわからなくなったが滝がある。超人工物の真下に滝があった。(これも人工物ではあるが)

千鳥でも、ウィッシュでもない方のDaiGoが言っていた。水の音はリラックス効果があると。

そういうことなのだろうか。

取りそこねてしまったが、地下道のすぐ脇をキティちゃん仕様の関空直通特急「はるか」が通っており、いい気持ちでGANTZハードスーツに分かれを告げた。

レーザーを跳ね返すリフレクション装甲
素粒子砲照射口
人々はそのことを知らない
周囲の防衛壁
決戦都市を増築中
ビルは盾となる

実は高さ制限がある。あってコレ

「はるか」が通るように梅田地区は伊丹空港が近い。そのためここら一帯の建物には高さ制限が設けられている

そのため、大阪府で最も高い建物は「あべのハルカス」だ。先日、日本一から陥落したばかりの。

それでなお、圧巻の景色。重厚感が押し寄せる町並み。

人口と地価を考えて商業施設の利益を出すためには目一杯大きいビルを建てざる負えなかったのだろう。

はたまた「デカい方がかっこいいじゃん」という単純な理由か。

真偽は分からないが、後者でないことを願うばかりだ。

カドヤ食堂のラーメンでスタートした
新緑と新都市と赤パラソル①
新緑と新都市と赤パラソル②
やっぱり締めはぴちょんくん


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