ババショウタ

1996年生まれ山羊座O型。胸張って「ライターです」と言いたい。広告と写真関連が多いで…

ババショウタ

1996年生まれ山羊座O型。胸張って「ライターです」と言いたい。広告と写真関連が多いです。

マガジン

  • アートとコピー2023の備忘録

    コピー生として受講した、「アートとコピー2023」の感想をまとめました。

  • at あしあと

    “消費されないSNS写真”を目指した、言葉とストリートスナップを投稿しています。

  • 東京人は大阪を好きになりたい

    これは、大阪への偏見が取り払われるまでの記録。

最近の記事

約7ヶ月、本当におつかれさまでした。|アートとコピー#8(A面)

アートとコピーが終盤になるにつれて、『ちはやふる』1巻のセリフを思い出していた。 ここで出会った人たちを友達と言えるかは分からないけど、ひとりだったら仕事終わりにドトールで、休日はマクドナルドで、7ヶ月もずーーーっと作り続けることはできなかった。 いや、ひとりでもきっと課題は取り組んだと思う。だけど、提出を目的にするのではなく、抜きん出たものを作ろうという気持ちで全ての課題に取り組めたのは、“ひとりじゃなかったから”であることは間違いない。 大阪ー東京間を毎月通ったこと

    • 個性の正体|アートとコピー#7

      第2回の講師、副田高行さんは「広告作りにおいて個性はいらない」と言っていた。 第4回の講師、佐々木俊さんも「個性は意識していない」と話してくれた。 とはいえ、言わずもがな副田さんも佐々木さんも、めちゃくちゃ個性がある。一目でこの人の作品だと分かる。だから、「この人に頼みたい」と思う人が現れるし、最前線で活躍していられるんだと思う。 コピーライターの渡辺潤平さんは、著書で「コピーの人格を育てよう」と書いている。「誰にでも書けるコピーは書かない」と続き、これは人格=個性と捉

      • 今は「楽しい」だけでもいいじゃない|アートとコピー#6

        「16年目、まだまだ下積みです」 そう挨拶されたのは今回の講師、鈴木智也さん。博報堂でCMプランナーをされている。16年目ともなると、ベテランの域に入ると思っていただけに、少し驚いた。 余談だが、芸歴16年目のお笑い芸人がこちら。 若手といえば若手。中堅といえば中堅。道のりはまだまだ長い。 広告賞への向き合い方課題で出されたから。 周りがみんなやってるから。 やる気あるスタンスに見えるから。 広告賞に対して、そんな言い訳がましい考えがいつも頭をよぎっていた。

        • 誰も読んでない精神|アートとコピー#5

          5回目にして、最大の難問でした。 作り手へ憧れたきっかけは音楽でした。 それからギターを手に取り、音楽ライターを目指した学生時代。でも本気でコレを仕事にしようとしてる人たちの病的なまでの熱中ぶりに戦意喪失。偏愛に打ちのめされたのが22歳のとき。 いつしか「音楽が好きです」と素直に言えなくなっていた。 だから、今回の課題のテーマを「音楽」にすることは、自分にとってはとても大きなことでした。アートとコピー34人+阿部さん、前田さんに対して、正面から「音楽が好きです」と言う

        約7ヶ月、本当におつかれさまでした。|アートとコピー#8(A面)

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        • アートとコピー2023の備忘録
          8本
        • at あしあと
          10本
        • 東京人は大阪を好きになりたい
          5本

        記事

          写真フォルダは、人生のブックマーク(と大げさに言ってみる)

          自分の好みなんて、自分が1番わからないよ昔から、好きなものを素直に好きと言えない性格。本気で好きな人たちと比べると自分なんて大したことないと思ってしまうから。 そもそも好みなんて、時と場所と相手によって答えは変わるし、自分のことなんて自分が1番わからない。こういう人のために自己診断系のコンテンツがあると思うけど、それはそれで「勝手に決めつけるな」と思ってしまう。 そんな天邪鬼体質な自分でも信じられる(かもしれない)、自分の好みを知る手段が写真フォルダだ。 写真は反射的に

          写真フォルダは、人生のブックマーク(と大げさに言ってみる)

          お題がないと何も作れない人間|アートとコピー#4

          誰のために作ってる?東京までの夜行バスで、ぽつぽつと今回の課題を振り返る。 世の中のためとか。 誰かのためとか。 課題を解決するためとか。 そんなしゃらくさい理由がないと作れない、つまんない人間になっていたなぁ、ということに気がついた課題だった。 「褒められたくって」 今回ペアを組んだデザイナーさんの、純粋な子どもみたいなひと言に、痛くハッとさせられた。バチーンとキタ。 仕事も、講座も、コンペも。結局褒められたいからやってる。誰のためでもない。ましてや世の中のた

          お題がないと何も作れない人間|アートとコピー#4

          その言葉に責任はあるか?|アートとコピー#3

          悔しい、と思わなかった。今回の課題は販促コンペ。 アブラのノった企画16案。自分たちのアイディアより、練られていて、盛り上がった背景が透けて見える。 どれもすごくエンタメだった。そんな、渾身のアイディアをドバドバ、一気に読めて、満足してしている自分がいた。楽しかった。良くも悪くも、悔しい、と思わなかった。 本気じゃなかった?他人事だった?少し違う気がする。 企画を本腰いれて取り組むのは、これが初めて。からっぽの頭に栄養が詰め込まれて、きっとすくすく育ったんだろう。

          その言葉に責任はあるか?|アートとコピー#3

          不安になる権利すらなかった。|『あの日、選ばれなかった君へ』を読んで

          不安で冷えた気持ちが、毛布のような優しく暖かい言葉の数々で勇気づけられる。選ばれなかった自分の過去を、選ばれる未来への伏線として再解釈してくれる本が、『あの日、選ばれなかった君へ』だ。 読むと、つい自分のことを語りたくなる。この本に背中を押されたように、自分の選ばれなかった過去も誰かの背中を押すかもしれないと、応援の連鎖が広がっていく。 そんなポジティブな光をわき目に、僕は焦っていた。 「語れる過去がない…」 決して常に選ばれ続けてきたというわけではない。その逆。これ

          不安になる権利すらなかった。|『あの日、選ばれなかった君へ』を読んで

          この仕事に50年ワクワクしてる人がいるという希望|アートとコピー#2

          初回の講座での「見つかりにいく努力」の話に感化され、社内で自主提案をしてみた。結果は惨敗。「プレゼン資料作りたかっただけに見える」と手痛いひと言。振り返るとその通りで、何も言葉が出なかった。 「クライアントを表現のおもちゃにするな」と、昔先輩に言われたことを思い出した。 行動を起こしたこと、力不足を知れたことを成果にして、次に進みたい。 「みんなの作品を見て驚きたい」アートとコピー第2回のゲスト講師は副田高行さん。 1950年生まれ。18歳で業界に入り、今年で74歳。

          この仕事に50年ワクワクしてる人がいるという希望|アートとコピー#2

          僕らは、何に囚われていたのか|アートとコピー#1

          前日譚2月25日22時すぎ。 待ちに待ったメールが届いた。 アートとコピーの受講確定を知らせ。スマホ以上にブルブル震えながらメッセージを読む。何回も読む。5周目で理解した。どうやら受講できるらしい。 選考課題はポートフォリオ。自分の提出したソレは本当にポートフォリオだったのだろうか。疑念が拭えないままだったので、ようやく安心できた。見えない重荷をやっと下ろせた気持ちだ。 メールには他の受講生たちのポートフォリオが添えられていた。アート生17名、コピー生17名、計34名分

          僕らは、何に囚われていたのか|アートとコピー#1

          緊張を分解してみる

          完全に思いつきで、書いてみる。どんな結論になるのやら。 今、緊張している。 理由はふたつ。ひとつは明日、2ヶ月ぶりに仕事に行くから。もうひとつは、土曜日から念願の「アートとコピー」という講座が始まるから。 この1週間ずっとソワソワして、あまり寝れてない。 これが不安なのか、期待なのか、はたまた別のナニカなのか。自分の中で整理できれば、落ち着くかもしれないと思って、noteを開いた次第だ。 さて、いったい緊張とはなんだろうか。ひとまず辞書を見てみると4つの意味が出てき

          緊張を分解してみる

          写真を撮らない日があってもいい。

          飲食店など、外出先でトイレを使った時、便座があたたかいとちょっとだけイヤだ。 こんな細かい違和感を気するようになったのは、きっと『ブラッシュアップライフ』を観たから。バカリズム脚本の作品(コントも含め)は、どれも本当に日常の共感力が高くて、悔しい気持ちでいっぱいになる。その共感、先に見つけたかった、ぐぬぬ、となる。 ◇◇◇ 年明けまでどこへ出かけるにもカメラを持ち歩き、写真を撮っていました。財布、スマホ、家の鍵と並ぶ必携アイテムでしたが、ここ数日、パタリと手に取らなくな

          写真を撮らない日があってもいい。

          本音ってどうしたら書けるんだろう|コピーライター養成講座を終えて

          本当はシンプルに養成講座の思い出や学びを書くつもりでした。 でも、2500文字を超えたあたりで違和感が。「努力」とか「後悔」とか、見栄えのいい言葉で飾り付けてる気がしてならなくなって。 かっこつけた文ばかりが並んだソレは、自分の中の浅ましいプライドの表れそのものでした。 はい、全部消してやり直します。 本音を晒すって怖い思えば、講評でもよく言われていました。「君のコピーはコピーっぽいだけだね」と。(こんなキビシイ言い方じゃなかったかも) カッコつけて、取り繕ってしま

          本音ってどうしたら書けるんだろう|コピーライター養成講座を終えて

          人気のコレ|『at あしあと』 #9

          大阪のおばちゃん全員が、この自転車に乗ってる気がする。 正式名称は誰も知らない。 ■「at あしあと画廊」はこちら(Instagram) ■ 日々のストリートスナップはこちら(Instagram) ■ 写真に関すること、その他日記的なもの(note)

          人気のコレ|『at あしあと』 #9

          紀元前から今日まで|『at あしあと』 #8

          天に近づこうと、人は塔を立てた。高慢だと激怒した神は、言語を分け、人間を散り散りにした。 紀元前から、今日まで。 いつの時代も人間は愚かで、夢想家で、ロマンチストである。 ■「at あしあと画廊」はこちら(Instagram) ■ 日々のストリートスナップはこちら(Instagram) ■ 写真に関すること、その他日記的なもの(note)

          紀元前から今日まで|『at あしあと』 #8

          そして、また生活が始まる|北海道旅行記

          日本最北端。 そんな冠に惹かれて、北海道・稚内に行ってきた。はなはだミーハーである。 特別な土地に出向けば、自分も特別と思える。そんな下心もあったかもしれないが、期待したような感動も変化もなく、いたって単なる寒い岬だったと思う。 よくよく考えれば、当たり前だ。移動しただけで、特別になれるなら、みんな北極に行ってる。 どんな場所に出向こうとも、めずらしい旅をしようとも、日常の延長線上でしかない。自分は自分でしかない。 経験のひとつとして、積み重なるだけだ。 大切なの

          そして、また生活が始まる|北海道旅行記