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地域振興に欠かせない3タイプ -地域アクターズプロデューサー-

1、背景説明

 今回からは、下記の記事で紹介した人の役割について掘り下げていきたいと思います。

 今回のテーマは、「地域アクターズプロデューサー」です。


2、主な役割

 「地域アクターズプロデューサー」の主な役割は、大きく分けて3点です。

 1点目は、地域の魅力的な人や取り組みのキャッチコピーなどをご一緒に考えてブランディングを担うこと

 2点目は、的確なターゲットを描き、マーケティングを行うこと

 3点目は、ファンコミュニティのようなものを作り出し、地域内外の交流を図ること

  この3点が重要だと考えます。


3、キャッチコピーを考える

 「地域アクターズプロデューサー」の最初の仕事は、地域の方や取り組みのキャッチコピーを考えることが最初の1歩だと思います。テーマやコンセプトも同時に考えることも重要かもしれません。 

 実は、私は、キャッチコピーを考えることは好きではありませんでした。何となく方向性を示されてしまったり、それに向けて演じなければいけないようなイメージが苦手でした。しかしながら、キャッチコピーは、外の目線から見るとわかりやすいイメージを作ることができるため、とても親しみを持てます。そのわかりやすさを作るためには、キャチコピー考案はとても有効的です。

 また、行動を起こす側も、そのキャッチコピーやキャラというものを1度受け入れてしまうと楽になることが多々あります。

 したがって、地域の方の想いを聞いて、キャッチコピーを決めるところから関係を構築することは良い流れだと思います。

4、ファンマーケティング

 キャッチコピーやテーマを決めたら、そのプロジェクトの方向性を明確に定めることが大切です。その上で、どのような人に来てもらいたいかを具体的に描くことが大切です。

 その上で重要なことは、その描いた層の人をどのように地域に呼び込むのかを考え、実行し、形にする役割が重要となります。

5、ファンコミュニティ

  最後に行うことは、訪問してくれた外部の人を地域のファンとして交流をするためのファンコミュニティを作ることが大切です。

 多くの地域は、不特定の人に情報を流そうとしているとします。しかしながら、不特定多数の人に情報を流して来てもらう確率よりも、ファンコミュニティに効果的に情報を流した方が来てもらう確率は圧倒的に高くなります。そのため、最初は大変かもしれませんが、中長期的に持続的な活動を続けていくためにも戦略を立ててファンコミュニティにアプローチすることは重要です。


6、ポイント整理

あらためてポイントを整理します。

①地域の魅力的な人や取り組みのキャッチコピーなどをご一緒に考えてブランディングを担うこと

②的確なターゲットを描き、マーケティングを行うこと

③ファンコミュニティのようなものを作り出し、地域内外の交流を図ること

 「地域アクターズプロデューサー」の役割は、上記の3点だといえます。


7、次回について

 次回は「地域グラウンドマネージャー」について紹介します。次回に紹介することは、地域内の調整を担う重要な役割の紹介を行います。

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