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プロセス整理 -Step5 合意形成・プロジェクト化-

1、背景説明

 地域デザイン7Stepは、私が学生時代からエピテックの活動を通して培った地域プロジェクト立ち上げや地域コミュニティ創造に向けたノウハウを整理した手法です。ここでは、全7つのプロセスを1つずつご紹介していきます。

 今回は、「Step5 合意形成・プロジェクト化」です。


2、ポイント

 「Step5 合意形成・プロジェクト化」のポイントは、行政や世間にプロジェクトの報告をしっかり行い、取り組みを認知してもらうことが重要だと思います。

 私が実践していることのポイントを紹介したいと思います。


3、行政の応援を得る

 第1に行政に可能な限りの実施報告を行います。1番ベストな方法は、広報誌などに掲載してもらうことです。その理由は、人口10万人以下程度の自治体は、ほとんどの地域住民のみなさんが広報誌を読んでいるからです。ここに楽しそうな写真とともに掲載し、今後の展望を載せてもらうと新たな仲間が増える可能性が高まります。過去に私は、普通の掲載の他に災害復興の寄付金をイベント参加者から集め、役場に届けたことを広報誌で紹介していただいたことがあります。このように正攻法以外で、広報誌に掲載していただく方法はたくさんあります。とにかく地域に根差している報告は重要です。


4、メディア掲載を活用して多己評価を得る

 第2に他己評価として、メディアへの掲載を依頼します。特にローカルに根差した地方紙に掲載をお願いすることは重要です。その理由は、先ほどと同じで、地方部こそ地方紙の購読率が高いからです。さらにメディアへの掲載実績を報告媒体として、行政に報告をすることができるからです。

 他には、地元ケーブルテレビなどへのオファーをすることも重要です。実際にこんなエピソードがありました。まちを歩いていたら、地元の方から、「市長に立候補するんかい?」と冗談で声をかけられたことがありました。話を聞くと、ケーブルテレビのインタビューで選挙演説をしているかのような編集シーンがあり、その様子が地元で面白ネタで広まっていたそうです。このようなエピソードからわかる通り、地元の方から支持を得やすい媒体の発信は重要です。もちろん、大手新聞社へテレビ局からに紹介していただけるチャンスがあれば掲載をお願いすることは重要です。


5、自らの発信活動に工夫を凝らす

 第3に自ら発信活動を行うことです。SNSなどを駆使し、なるべく多くの方々に見てもらう努力をすることをお勧めします。この発信を行う際は、先述した行政の広報誌やメディア掲載などの事実をうまく活用して発信する工夫を凝らすことが大切です。

 YouTube、Facebook、Twitter、Instagram、noteなどのSNSの使い分けも重要になります。私なりにこのSNSの使い分け方法の案も見えてきましたが、ここでは趣旨が代わるので割愛します。みなさまからお声があった場合は、考えを何かで発信しようと思います。


6、ポイント整理

 「Step5 合意形成・プロジェクト化」のポイント整理を行います。

①行政に報告を行う

②地元の支持が高いメディアへの掲載依頼を出す

③媒体を使いわけて自ら発信活動を行う

 私はこのプロセスでは、この3つのポイントを大切にしています。


7、次回について

 次回は、「Step6 実践・ブランド形成」について整理します。地域内外から支持を得た上で、どのようなコミュニティを作っていくのかというブランドづくりの話をしていきます。よろしければ、次の記事もご参照ください。



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