テレワーク6.0(2020年代)の働き方を見据えたニューノーマルの湯治場とワーケーション in 栃木県那須塩原市

Social Design Girls 17 (SDGs 17)のテーマはどのように選んでいるのか?という質問をたくさんいただくので、撮影の裏側・テーマ設定について・考察の補足などを行っていこうと思います。

 今回、ご紹介するテーマは、栃木県那須塩原市の板室温泉における「ニューノーマル時代における湯治場」についてのインタビューでした。
 
 今回のインタビューは、新型コロナウイルスの影響を受け、移動自粛制限の解禁後に安全考慮の上、撮影を行いました。その理由は、Go Toトラベルなどの政策を見据え、伝統ある湯治場がどの目指す方向性をどこよりも早く動画という形で日付や考えを残したいと考えたからです。そのため、2020年7月7日のアップロードは、ワーケーションという言葉があらためて見直され、話題になる少し前の撮影になったかと思います。

 今回のインタビューは、久しぶりの屋外撮影ということもあり、出演したレディたちが元気良く、楽しくはしゃぐ様子を撮影しました。この楽しそうにしている姿とネット環境の整っている温泉旅館で仕事をしているギャップが充実度を増しているように見えるよう意識しました。

 板室温泉の取り組みに関するインタビューで、板室温泉は、ワーケーションとして人を受け入れるにとどまらず、温泉地でビジネスマッチングが生まれる場にしたいという話がでました。私は、どちらかというと普通のワーケーションイメージである遊びながら働くスタイルが広まることは難しいと考えています。なぜなら、シンプルに遊びながら仕事をするということは難しいです。遊ぶなら遊ぶことに集中した方がメリハリが出ます。しかしながら、ワーケーションは重要だと思います。矛盾しているように思うかもしれませんが、ワーケーションの活用方法をしっかり考えて導入すれば良いと思います。たとえば、組織のチームビルディングの一環で仲間と遊びながら結束を高めるというものもワーケーションに繋がると思います。他にもフィールドワークをして、本業の営業を行う方法もあると思います。これからの時代は、ワーケーションの地で副業を作ることも大切かもしれません。都心部の人が地方部と仕事として関わるきっかけを作ることがワーケーションの意義ではないでしょうか。

 動画内の考察で、テレワークの歴史を整理しました。私は、1970年代から10年毎に大きな社会的課題に直面する度にテレワークに注目されているということを説明しました。そのため、各年代を刻み、2020年代のテレワークを「テレワーク 6.0」と説明しました。今回、注目されたテレワークは、これまでと大きな変化がみられます。これまでのテレワークは、補助的要素が強いものと説明されてきました。しかしながら、これからの時代はテレワークが主流になる可能性があります。そのため、テレワークの第2ステージを迎えたといっても過言ではありません。そういった意味では、この第2ステージを差して、「テレワーク 2.0」と説明した方が良いのかもしれません。しかしながら、10年刻みで課題を解決するために社会は大きな技術進歩をしているため、私は、10年毎に刻む方がしっくり来ると考えています。

 那須エリアは、2020年夏にモデルの紗栄子さんが牧場のオーナーとなり移住されたそうです。地元の方の話によると、ご本人自らが店頭に立ち、地域の方との交流を積極的に図られているそうです。このような動きが出てくると、大きな企業や著名の方が那須エリアに注目をするかと思います。そのような流れが生まれたからではありませんが、早い段階で板室温泉が目指すべきワーケーションのあり方をインタビューで語ってくださったことに意義を感じます。貴重な機会をいただき、ありがとうございました。また、この動画を見て栃木県庁やメディアから板室温泉への問い合わせも増えたそうです。

 Social Design Girls 17 は、インタビューを通して地域の魅力を発信することに留まらず、インタビューをする若者が多様な価値観に触れ、成長し、自ら考えて行動する機会に繋げて欲しいという願いが込められています。

 ぜひ、みなさん応援してください。

 Social Design Girls 17 の詳細は、下記のページをご参照ください。活動に参加したい大学生も募集しています。
https://broup.net/project/sdgs17/

よろしければ、下記のリンクから動画をご参照ください。
チャンネル登録・高評価・シェアのご協力よろしくお願い致します。
https://www.youtube.com/playlist?list=PLndBlBBI2UN-QRk0moUuydTEua-Ll937j

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