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おめかし

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おしゃれやおめかしの悲喜こもごもをのぞかせていただいてます。
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#おしゃれ

60代の私が「おしゃれすること」について考えた/アラカンファッションには問題山積

洋服やファッションが大好きで服飾系の専門学校で3年間洋服作りを学んだ。 随分たくさんの洋服を買ったり作って着てきた。母がお針子で小さい頃から手作りの服を作ってもらっていた。 おしゃれについて書こうとしているんだけど、この文章を書き始めてだいぶ経つのに、実は全くまとまらない。若い頃と今現在で服に関するとらえ方や状況がかなり変わっているのだ。 おしゃれはやせがまん、って言うけどそれがもう全く通用しない歳になっちゃった。体を締め付ける服は苦しくてダメ。キツキツの服を着るととにか

古着屋さんで服を買うことのススメ

最近、家にある服どれを組み合わせてもそんなに変な組み合わせにならなくなった気がする。 彼氏と服を買いに行っているとき、ふと口から出た言葉だった。 思い返してみれば、毎日本格的に自分で着る選び始めた18歳の頃は、良く電車の窓や、トイレの鏡に映る自分の姿を見て家に帰って着替えたい衝動に駆られていたのを思い出す。 ひどいときには、家を出て10歩ほど歩いたところで靴下を変えたり、出先のzaraでワンピースに着替えたこともあった。 それが今や、今日着たい服と靴をその日の用事に合

秋冬ファッションでよく見るチェック柄6種【覚えてコーデに活かす】

こんにちは。アキスケです。 今回は、 秋冬ファッションでよく見るチェック柄6種 ということで、それらを発祥の由来をふくめて ご紹介します。 どうしてこんな話をするかというと、 由来を理解していると コーディネート力がアップするからです。 先に言ってしまうと、今回紹介する柄は いずれもイギリス、スコットランド地方を 起源としているものが多いです。 柄の起源を覚えていれば、 例えば 「今日は英国紳士風にしたいな」というときは 〇〇チェックを使う→英国紳士スタイル完成 とい

40歳に向かって「自分なりの綺麗」を目指す

今、細川貂々さんの「40歳から「キレイ」と「オシャレ」始めました。」を読んでいる。 私は今38歳で、あと2年で40歳になる。 繰り返し書いてきた通り、メイクは苦手だし、ファッションセンスも特別優れている訳でもない。そして刻一刻と年齢を重ねていく。 20代に戻りたいとは思わないけど、体力低下や体型の変化に関してはどうにかならないものかと、常に頭を抱えている。そんな私なので、図書館でこの本を見つけた時は、吸い寄せられるように手に取った。 この本は細川さんが40歳から行った

循環するファッションを考える

*カバー写真は2017年、ブルックリンミュージアムで行われた”GeorgiaO’keeffe Living Modearn”にて筆者撮影。メンテナンスしながら大事に着られていた事がわかるブラウス。 困った着物に呆然とする 私は途方に暮れた。箪笥に詰まった母親の着物を見た時に…。 かつて着付けを習い、歳を取ったら着物で過ごすのだ!という野望は五十肩により帯が結べなくなり挫折した。何よりこの着物は私のサイズではない。(母親は小柄だった) 例え帯が結べたとしても着られないのだ。

誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)ジャッジするのに使わないで

何人の方がこのブログを読んでくださっているかわかりませんが、これから、このブログを通して、私が知っている、おしゃれに関する知識や知恵をお伝えしていきたいと思います。 それでなのですが、だんだんおしゃれのやり方がわかってくると、おしゃれでない人が目についてくると思います。 そこでお願いなのですが、だれかをジャッジするために、おしゃれの知恵を使わないでほしいのです。 洋服をうまく着こなしたり、おしゃれに見えたりすることは、半分以上がテクニックの問題です。それができてない人は

誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)短い春、長い夏

本当に今年の夏は暑いですね。しかも、ここ例年、夏が長くなっているように感じます。で、ここではファッションについてのお話なので、気象について論じるつもりはありませんが、でもやっぱり、長い夏というのは、ファッションに影響してきます。 みなさんも感じていると思いますが、夏が長くなったため、秋物の出番がめっきり少なくなりました。同様に、春物もあまり出番がありません。 ですから、梳毛のウール(薄いウールです)の裏つきジャケットや薄い素材のコートなど、着る出番がめっきり減ってしまいま

誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)帽子の効用

皆さんは、帽子をよくかぶりますか。 帽子は、夏は日光をさえぎり、冬は暖かく、そして何となくおしゃれ度がアップしたように見える、とっても便利なアイテムなのですが、実はもう一つ、効用があります。 それは何かというと、若く、かわいく見えるということです。人は、頭に対する目の位置によって、その人の若さを認識すると言われています。つまりどういうことかというと、若ければ若いほど、目の位置が、頭の縦線の真ん中にくるのです。 赤ちゃんなんかはその典型で、頭に対して、目がかぎりなく真ん中

わたしは、おめかし上手を目指したい

川上未映子さんが朝日新聞で6年間連載したエッセイ 『おめかしの引力』に惹きつけられてしまった。 図書館でタイトルに惹かれて手に取ったら装丁も素敵! 裏表紙も格好良いんですよね。 装丁は誰だろうと思ったら納得の吉田ユニさん。 星野源のアートワークも多く手掛けていますね。 『YELLOW DANCER』も最新の『POP VIRUS』も。 わたしはnoteを書くときに思いついたことをそのままキーボードで打っています。もちろん今もそう。喋るときと同じように流れのまま書いている

誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)大人のタートルネック

以前、タートルネックより、Vネックのほうが、大人にはお似合いであるということを書きました。 でも、やっぱりタートルネックも着たいですよね。 こう寒いと、首元は寒いですし、タートルネックというデザインがすばらしいことも確かです。 ただ、わたくしたちは女優じゃございませんから、いつも誰かが下からライトで顔を照らしてくれるわけではありません。 では、どうするか。いくつか方法があります。 まず1つ目、タートルネックの上からパールのネックレスや、ダイヤモンドのペンダントをする

目を肥やしてみる

もさ子、今日はエルメスに入ってみました。 試着してみたい帽子があってそれが目当てということにして。 春夏用の黒のハットです。帽子、集め中なのです。不細工が多少ましになるから… シルエットが上品でした。色も深いブラック。しかし風対策のヒモがついてません。手持ちのモンベルの帽子は生地がカジュアルよりですが、ヒモももちろんついてるし、エルメスと比較してもそんなに悪くない気がしてきました。 (ヒモが無いと飛ばされるから困る、と言ったら困惑されました) 今日の収穫は店員さんの素晴

新社会人の皆さんへ 忘れないで、おしゃれをしない権利もあるんだよ!

4月から、学校を卒業し、新たに会社勤めほか、労働市場に参加する皆さんも多いことと思います。そんな皆さん、特に女性の皆さんへの私からのメッセージです。 もう何年も女性誌やファッション誌、漫画でも、テレビでも、「女はおしゃれしよう」「女はおしゃれしなくちゃ」「女はおしゃれすべき」と書かれてきました。いつもいつも、社会全般からのおしゃれ圧力には休む暇がありませんでした。けれども、女だからおしゃれをしなければいけないのでしょうか? 私は小さいころからおしゃれやファッションが好きで

誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)白の色

以前、黒の色の幅について書きましたが、白にも、さまざまなものがあります。 白の幅のある色見に対しては、オフホワイトという名前ぐらいしか付されていませんが、もちろん、洋服に見られる白はオフホワイトとその他というわけではありません。 以前、壁を白いペンキで塗ろうと思い、いろいろ調べたとき、一口に白といってもいろいろな名前がついていて、とても楽しいなと思いました。 黄色が強いもの、赤み、蒼みなど、光沢のあるもの、マットなものなど、さまざまなもの、それぞれ一つずつちゃんと名前が

誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)紺色(ネイビーブルー)

日本語で言えば紺色、英語だったら、ネイビー・ブルーやインディゴ・ブルーなど、ダーク・ブルーの服は、誰でもが一度は着たことがあるのではないでしょうか。なぜなら、紺色はまず制服に使われることが多いですし、ジーンズの色であり、ピーコートやトレンチコート等、軍服に多く使われる色だからです。 そして、男性のスーツばかりでなく、女性のスーツにも紺色は多く使用されます。また、すべてのアイテム、Tシャツ、スカート、パンツ、靴下まで、紺色は必ず売っています。どこででも手に入りやすいのも紺色の