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新社会人の皆さんへ 忘れないで、おしゃれをしない権利もあるんだよ!

4月から、学校を卒業し、新たに会社勤めほか、労働市場に参加する皆さんも多いことと思います。そんな皆さん、特に女性の皆さんへの私からのメッセージです。

もう何年も女性誌やファッション誌、漫画でも、テレビでも、「女はおしゃれしよう」「女はおしゃれしなくちゃ」「女はおしゃれすべき」と書かれてきました。いつもいつも、社会全般からのおしゃれ圧力には休む暇がありませんでした。けれども、女だからおしゃれをしなければいけないのでしょうか?

私は小さいころからおしゃれやファッションが好きで、雑誌を買ったり、自分でデザインを考えて作ったり、ファッションの専門学校へも行って、アパレル業界でも働きました。そして最近では本も出しました。それほどまでにおしゃれやファッションについてよく知っている私が断言します。

おしゃれをする権利と同じぐらいに、おしゃれをしない権利があります。おしゃれをしたいときにはすればいいけれども、したくないときや、したくない人はしなくていいのです。

おしゃれをしない権利もあるので、誰かにおしゃれを強要されても無視して構いません。どんなに雑誌やテレビがおしゃれおしゃれとうるさく騒いでも、おしゃれをしないと女じゃないとか、不幸になるなんて言ったとしても、完全無視していいのです。

おしゃれはしたい人がすればいい。したくない人はしなくていい。おしゃれは表現の自由の一形態ですから、おしゃれをしないという自己表現があってしかるべきです。

大体、同じ人間の男には、おしゃれしろしろとは言わないでしょう。人間としておしゃれが必要なら、男性にもおしゃれ圧力をかけるべきですが、そうではありません。なぜでしょうか。おしゃれをしなくても生きていけるし、おしゃれをしないからって、例えば冠婚葬祭のマナーは守るだろうし、自分が好きで入った会社の制服は着るでしょうから、社会的に問題があるわけではないからです。あなたがおしゃれでないからって、電車は止まらないし、誰かが死ぬなんてこともありません。

おしゃれをしないと不幸になる?
なりません。
おしゃれをしないと男性から好かれない?
そんなことはありません。
おしゃれをしないと仕事にならない?
おしゃれじゃなくても仕事ができる人はできます。

おしゃれをする自由はあります。だからおしゃれをしない自由もあります。これからもきっと雑誌そのほかのメディアは女性におしゃれ圧力をかけてくるでしょう。だけれども忘れないでください。

おしゃれをする権利があると同様におしゃれをしない権利があります。そしておしゃれなんてしなくても、私たちは幸せでいられます。

おしゃれ圧力なんか無視して、おしゃれしたい人は好きなときにおしゃれしましょう。おどされてやるのと、自発的にやるのとでは楽しさが違います。また、おしゃれでない女性にダサいだの、変だの、言うのはやめましょう。その人たちは、おしゃれをしない権利を遂行しているだけです。その人にはおしゃれをしない自由があります。それは誰かにとやかく言われる問題ではありません。

おしゃれなんかしたくない人は堂々とおしゃれなんかしないで生きていきましょう。それはそれで素敵なことだと、私は思います!



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