Naoko Kobayashi

おしゃれについて書いています。『わたし史上最高におしゃれになる!』扶桑社、『お金をかけ…

Naoko Kobayashi

おしゃれについて書いています。『わたし史上最高におしゃれになる!』扶桑社、『お金をかけずにシックなおしゃれ』KADOKAWA http://naokokobayashi.webstarterz.com/index.html zoomでのファッションレッスン受け付け中です!

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  • 誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)

    ブログ「誰も教えてくれなかったおしゃれのルール」のアーカイブを古い順(2010年7月~)に順次転載していきます。

最近の記事

誰も教えてくれなかったおしゃれのルール「捨てないおしゃれ」

多くの人が欲しがるのは結果、そして証拠です。 自分が思っているだけ、自分が言っているだけでは、 どんなことも納得しないでしょう。 おしゃれな人は捨てない人、 捨てるのではなく回す人、 そういう人が素敵だよ、 とこのブログを書いた当初から書き続けてきました。 しかし、それを信じた人は少なかっただろうと思います。 なぜなら、多くの人が走ったのは真逆の方向だったから。 しかし今、ずっと言い続けてよかったと心底思います。 理由は、結果も出たし、証拠もあるから。 結果とは、ファッ

    • 誰も教えてくれなかったおしゃれのルール「自分のスタイルがあなたを救う」

      2024年4月現在、円相場は1ドル154円。 これは約34年ぶりの水準です。 34年前とは1990年あたり。 長く生きてきた人は、この年を経験し、覚えているでしょう。 このころ、日本のデザイナーたちがパリコレで多く認められるようになり、 世界のファッションに大きな影響力を与えた時代です。 表参道を歩く若者たちは、この日本のデザイナーの作る服を着て 仕事へ行き、カフェでお茶を飲み、美術館や映画館、ライブ会場へ向かったのでした。 このころ、アパレル製品の多くは日本製でした。 も

      • 誰も教えてくれなかったおしゃれのルール「飽きる自分に対処する」

        人間は飽きる生き物です。 たぶん、多様性のため、あるいは生き延びるために「飽きる」という感情が必要なのでしょう。 人によって、程度の差はありますが、同じものが続くと少なからず飽きがくるのは、人の性でしょう。 であるからこそ、私たちは、この飽きる性質に対処する必要があります。 なぜなら、飽きたからといって、次から次へと新しいものを買っては捨てることを繰り返していては、人としての生活も、地球環境も立ち行かなくなるからです。 飽きはいろいろな原因で発生します。 ひとつは、そればか

        • 誰も教えてくれなかったおしゃれのルール「新しいものを取り入れる前に自分のニーズを把握する」

          季節が変わるとき、いつも同じように感じる方も多いでしょう。 去年は何を着ていたんだっけ? 今の自分にぴったりの服を持ってない、 かといって、何を新たに付け足したらいいかわからない、などなど。 毎年同じように繰り返される、自分の頭の中に渦巻く疑問。 そして、とにかく足りないということで何か新しく付け加えるものの、 次の年になると、また同じ疑問が繰り返される。 その結果、ワードローブはふえていき、無限ループから抜け出せない。 そうならない前に、次に何か買う前は優先順位とそのニー

        誰も教えてくれなかったおしゃれのルール「捨てないおしゃれ」

        • 誰も教えてくれなかったおしゃれのルール「自分のスタイルがあなたを救う」

        • 誰も教えてくれなかったおしゃれのルール「飽きる自分に対処する」

        • 誰も教えてくれなかったおしゃれのルール「新しいものを取り入れる前に自分のニーズを把握する」

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        • 誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)
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          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール「おしゃれでいるより大切なこと」

          言うまでもなく、「おしゃれ」でいるより大切なことは多くあります。 ここではファッションの分野に関して以下、記載します。 まず一つは、 「おしゃれ」のために個人の人生がめちゃくちゃにならないこと。 今、最上級に「おしゃれ」に見せる、最も手っ取り早い方法は、 ラグジュアリーブランドのショップへ行き、 脚の先から頭まで、トータルルックで一式買ってそろえて、 それを着ることです。 最新のスタイルを常に頭からつま先までそろえること。 これが一番、最新の「おしゃれ」に見えます。 これは

          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール「おしゃれでいるより大切なこと」

          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール「自分に合ったパンツを見つけよう」 

          女性がパンツ(ズボン)を日常的にはくようになってから数十年がたちました。 以前にもましてその流れは加速し、今街を見回してみても、女性のパンツ姿のほうがスカートよりも多いかもしれません。 中には1年じゅう、パンツ以外はかない方もいるでしょう。 そうなってくると気づいた方も多いと思います。 自分に合ったパンツを探すのは大変だということに。 パンツの作りは、デザイン、パターン、素材、仕様の4つの要素によって作られます。 デザインは好みの問題なので、好き嫌いで決めれば問題ないでし

          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール「自分に合ったパンツを見つけよう」 

          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール「転生しなくても、あたかも生まれ変わったような自分になる」

          小説、映画、アニメ、マンガとあらゆる分野で「転生もの」が流行っています。 それだけ「転生」に対するあこがれや要望があるのでしょう。 けれども、転生を待たずとも、人はある程度、変われます。 変わるためによく試されるのが見た目から入る方法です。 まず、髪型をメイクを変えます。 私の観察では、服装を変えるより前に髪型とメイクを変えるほうが、 早く自分の望むイメージに近づけるようです。 髪型とメイクが変わったら、 自分のなりたい方向へと徐々にワードローブを変えていきます。 ポイン

          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール「転生しなくても、あたかも生まれ変わったような自分になる」

          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール「自分が何が好きかを見極めて」

          20世紀より明らかに、ファッション誌や女性誌もふえました。 また、インターネットの海原には、 インスタグラム、ピンタレスト、YouTubeその他、 膨大な参考ヴィジュアルがあり、 ディバイスとネット環境があれば、誰でもそれにアクセスできるようになりました。 同時に、インターネットの整備のおかげで、 ごく小さなブランドでも通販を通して人々の手に商品を届けることができるようになり、以前よりもずっとブランドの数もふえました。 しかし、例えば新宿のような都会で、忙しく歩く人のスタイ

          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール「自分が何が好きかを見極めて」

          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール「脅しに屈するべからず、またはそんなことはできなくて当たり前」

          何の気なしにYouTubeやInstagramを見ていると、 多くの「お勧め動画」「お勧め投稿」が出てきます。 そのほとんどはスルーするのですが、 ほんのちょっとの好奇心で見てしまうと、 そこには地獄が待っています。 世界中にパーソナルスタイリストその他を名乗る多くの人たちが、 「ダメ出し」動画や投稿を作っています。 中身をのぞいてみると、 「グレーとベージュを合わせてはだめ」 「50代以上はペイズリーは着てはだめ。かわりにボーダーを」 「バッグを持つときは、身体の内側から

          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール「脅しに屈するべからず、またはそんなことはできなくて当たり前」

          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール「シンデレラのように」

          最近、感じることがあります。 それは、以前よりも、日常着とお出かけ着の差が少ない人がふえたということです。 その差は、この10年で急速に縮まったように見えます。 例えば大好きなアーチストのライブへ行くとき。 以前だったら、会社帰りであったとしても、何かしらライブなりコンサートにふさわしい装いで、ライブを楽しむ人が多くいました。 ライブ会場やコンサートホールは非日常的な空間ですから、会社に行くための通勤着でそのまま会場に行くよりも、気分が盛り上がるというものです。 また例え

          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール「シンデレラのように」

          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール「あなたが思うよりそれは少なく」

          おしゃれにもレベルがあります。 毎日の平凡な、これといって何事もない日々のためのおしゃれ、 そして、非日常的な出来事のための飛び切りのおしゃれ。 24時間365日、同じレベルでおしゃれをしている人は、 いないことはないでしょうけれども、あくまでそれはごく一部の人。 ほとんどの人は、ごく普通の日常的なおしゃれと、 ごくたまに訪れる飛び切りのおしゃれの 両方、あるいはどちらかのレベルのおしゃれのためのルックを用意しているでしょう。 昔、それはお出かけ着と呼ばれていました。 大

          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール「あなたが思うよりそれは少なく」

          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)かわいいを作り出す

          相変わらず、「かわいい」が人気です。 実際には「かわいい」が表現する範囲は広く、 普通はかわいいとは思えないようなものにまでかわいいは使われています。 今回は、ごく一般的に多くの人がかわいいと感じるような要素をどうやってルックに取り入れたらいいのか、考えていきます。 洋服の世界において「かわいい」を表現する際に使われるのは以下の要素です。 ・ふんわりとやわらかい素材や細部 ・パステルカラー、あるいは暖色系 ・男性が着ないようなアイテムやデザイン ふんわりとやわらかい素

          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)かわいいを作り出す

          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)たくさんあると魅力がなくなる

          流行は、少数のモノ、少数の人によって始められます。 最初はたくさんのものの中に一点、あるいは大勢の中の一人が、 徐々に点数をふやし、まだらになり、点在しながらふえていきます。 流行は、たくさんのもの、大人数によって終わります。 点在の密度が高まり、ほとんどそれが覆いつくすほどになると、流行は終わります。 ファッションでいえば、 お年寄りや小さな子供までが着たり、履いたりするようになるほど広がると、流行は終わります。 流行が終わったのは、魅力的に見えなくなったことが理由です

          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)たくさんあると魅力がなくなる

          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)それでもいいものを見たほうがいい理由

          2023年10月現在、日本の購買力は今から50年前の1970年代と同じだと言われています。 外国のブランドのものは「舶来品」と呼ばれたあのころ、 海外旅行は簡単に行けるものではなく、 行ったとしても、好きなだけお金を使うことができなかったあのころに、 今の日本は逆戻りです。 現在、多くのアパレル製品は輸入物です。 生地とその原材料、その他の付属品も含めるのなら、100%日本製のものは、ほぼないと考えていいでしょう。 日本では、コットンもウールもシルクもほとんど生産されていま

          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)それでもいいものを見たほうがいい理由

          2023年12月23日(土)「アロマを使ってなりたい自分になる」ワークショップ参加者募集

          2023年12月23日(土)「アロマを使ってなりたい自分になる」ワークショップを開催します。 今年最後なので一部、二部として、一部は通常のワークショップ、二部はシェア会になります。 第一部に参加する方で第二部のシェア会も希望の方の参加費は4000円。 第二部のシェア会のみ参加の方は参加費1000円になります。 シェア会参加者には、おみやげとしてオリジナルフラワーエッセンス配合のアロマティックスプレーをプレゼントします。 第一部は、キネシオロジーの手法を使って、それぞれの目

          2023年12月23日(土)「アロマを使ってなりたい自分になる」ワークショップ参加者募集

          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)素肌をジュエリーのかわりに

          「露出」とか「セクシー」という言葉で、その魅力の本当のところがうやむやにされている「素肌」には、その存在自体に魅力があります。 「露出」と思われるほど、 「セクシー」と形容されるほどに見せる必要はないのです。 それは手首や首元、足首と、 本当に少ない面で構わないのです。 覆えば覆うほどに、その対比によって、 「素肌」は光り輝きます。 一時期、真夏にもかかわらず、黒いマットなトレンカをはく人が出現しました。 あれも一種の流行なのでしょうけれども、 今ではさっぱり見なくなり

          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)素肌をジュエリーのかわりに