Naoko Kobayashi

おしゃれについて書いています。『わたし史上最高におしゃれになる!』扶桑社、『お金をかけ…

Naoko Kobayashi

おしゃれについて書いています。『わたし史上最高におしゃれになる!』扶桑社、『お金をかけずにシックなおしゃれ』KADOKAWA http://naokokobayashi.webstarterz.com/index.html zoomでのファッションレッスン受け付け中です!

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  • 誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)

    ブログ「誰も教えてくれなかったおしゃれのルール」のアーカイブを古い順(2010年7月~)に順次転載していきます。

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最近の記事

誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)素肌をジュエリーのかわりに

「露出」とか「セクシー」という言葉で、その魅力の本当のところがうやむやにされている「素肌」には、その存在自体に魅力があります。 「露出」と思われるほど、 「セクシー」と形容されるほどに見せる必要はないのです。 それは手首や首元、足首と、 本当に少ない面で構わないのです。 覆えば覆うほどに、その対比によって、 「素肌」は光り輝きます。 一時期、真夏にもかかわらず、黒いマットなトレンカをはく人が出現しました。 あれも一種の流行なのでしょうけれども、 今ではさっぱり見なくなり

    • 誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)要らなくなった服は回していこう!

      日本ではここ何年も「捨てる」や「片づけ」が流行っています。 「片づけ」の場合、それは必ずしも捨てることを意味していませんが、 「捨てる」の場合は文字通り廃棄であり、それは要するにゴミになるということ。 循環ではなく、一方通行(リニア)です。 それでよかった時代はとっくの昔に終わりました。 それはただ単に古いだけではなく、迷惑なのです。 それらが引き起こしているのが気候変動であり、 グローバルサウスへのゴミの押し付けです。 最先端のおしゃれな人たちは要らなくなった、 だけれ

      • 2023年11月25日(土)「アロマを使ってなりたい自分になる」ワークショップ参加者募集中

        来週の土曜日です。まだ残席があります! 2023年11月25日(土)「アロマを使ってなりたい自分になる」ワークショップを開催します。今月は土曜日です。 キネシオロジーの手法を使って、それぞれの目標を設定し、アロマスプレーを作ります。 使用するエッセンシャルオイルと芳香蒸留水は自家製のものを使います。 11月ブラッドオレンジと清見オレンジを中心に秋冬にふさわしいしっとした香りになります。 内容は、 簡単なキネシオロジーのやり方(自分に合うものを見分ける方法)、 目標作り、

        • 誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)新しい服を買わない時期を作ろう

          インフレと円安で、服、靴、バッグの価格が上がってきました。 一方、日本人の可処分所得はこの30年間、減少しています。 モノやサービスの価格は上がっている。 昔と同じように働いているにもかかわらず、買えるものは減っている。 これを補うように、多くの人が1枚当たりの価格を下げて、買う量を維持してきました。 ※ 参考資料 サステナブルファッション 環境省 しかしクオリティが低く、手軽に買える安い服は、大切に長く着る服にはなり得ません。 おのずとそれは買ってから短期間のうちに廃棄

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          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)私が考えるメンズのワードローブ

          さて、少人数ではありますが、私のクライアントさんの中にはメンズの方がいらっしゃいます。 しかも20代と30代の皆様です。(みんな、ありがとう!) そんなわけなので、メンズのコレクションを見たり、ワードローブ構築についてもしばし考えたりします。 そこで今日は「もし私が男物でワードローブを作るなら、どんなふうにワードローブを作るか」 考えてみました。 以下のように考えます。 ワードローブの骨格 アウトドアウエア スポーツウエア トラッド この3本柱 色はネイビー系、白、グレ

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          11月3日(祝日)川端龍子絵画鑑賞会「東京ハーピー」参加者募集

          2023年11月3日文化の日に、龍子記念館において絵画鑑賞会第7回「東京ハ―ピー」を開催します。 今年も小林と、龍子直系の曾孫に当たるアベユリコさんの二人でナビゲートします。 (※「東京ハ―ピー」とは龍子発行の雑誌名です。) 今回で7回目になる川端龍子絵画鑑賞会。 今年は、「 川端龍子プラスワン 濱田樹里・谷保玲奈 色彩は踊り、共鳴する」の展示の鑑賞がメインです。 展示を見る前に、ユリコさんからは、川端龍子が日本美術史において、いかに独創的で、オリジナリティがあったかにつ

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          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)サーキュラーファッション

          私の本やブログを読んでいるみんなはきっと、 基本的にいいものを買って、それを何年も大切に着て、 リメイクしたり、誰かとシェアしたり、 古着やセカンドハンドを取り入れてワードローブを作っていると思うの。 だけれども、時々こう思うことがない? 「インスタでお勧めにすぐ上がってきちゃう、 あの新しいものばっかりのキラキラの人たちより 自分のやり方が劣っているんじゃないかな」って。 断言するわ。 それは勘違いよ。 なぜなら今一番新しく、そしてこれからもずっと続くのはサーキュラーフ

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          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)いい年の大人の「女性らしさ」の表現

          ある年齢を超えると、女性ホルモンの減少に伴い、性差がなくなってくると言われています。 若いころは特別に何をしなくても、存在しているだけで、このホルモンがその人に女性らしさを与えていました。 この年代の女性は、どんなにメンズウエアを着ようとも、やはり女性らしいのです。 人によっては、メンズウエアを着てギャップを作り出し、 女性らしさを強調するという高等テクニックを披露することさえできます。 しかし、いい年の大人になるころ、女性ホルモンは激減し、 ほったらかしでも享受できた天の

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          9月24日(日)「アロマを使ってなりたい自分になる」WS参加者募集のお知らせ

          2023年9月24日(日)「アロマを使ってなりたい自分になる」ワークショップを開催します。 キネシオロジーの手法を使って、それぞれの目標を設定し、アロマスプレーを作ります。 使用するエッセンシャルオイルと芳香蒸留水は自家製のものを使います。 9月はラベンダーと青ミカンプチグレンを中心に若々しく、リラックスできる香りになります。 内容は、 簡単なキネシオロジーのやり方(自分に合うものを見分ける方法)、 目標作り、 エッセンシャルオイルと芳香蒸留水を使って目標の達成を助ける香り

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          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)何を着たらいいのかを決定するための指針

          服を着るのが何のためかと言えば、 まずは寒さ暑さをしのぐため、 そして、何かしらの目的を達成するためです。 何かしらの目的のほとんどは、嬉しい、楽しいといったポジティブな感情を得ることです。 寒さ暑さ、あるいは暴風雨や雪から身を守るため以外に何を着るかを選ぶとき、 最終的に自分がポジティブな感情を得られるかどうかが、 何を着るべきかを決めるときの指針になります。 例えば就職活動です。 最近の就職活動の様子を見てみると、女子のほとんどは黒いスカートとジャケットのスーツにスト

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          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)「女性らしさ」の表現とは

          婦人服の領域にメンズウエアがどんどん取り入れられ、 同時にカジュアル化が進んだ結果、 「女性らしさ」を表現する服を着る人が少なくなりました。 では、そもそも洋服において「女性らしさ」の表現とはどんなものなのでしょうか。 まず多くの人が思いつくフリルやレース、刺繍についてです。 ブルボン朝のルイ14世の衣装を見ればわかるように、 豪華な刺繍もフリルもレースも、そしてタイツやヒール靴でさえ、 男性が着用しています。 ではスカートはどうでしょうか。 スコットランドの民族衣装の

          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)「女性らしさ」の表現とは

          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)買えない時代は、自分ヒットで固めていこう

          私が「お金をかけずにシックなおしゃれ 21世紀のチープシック」を出したのが2018年。 あれからもう5年たちました。 その間に新型コロナウイルスのまん延という、 今まで経験したことがないような世界的な出来事がありました。 外出ができないこと、家での仕事がふえたこと、 その他さまざまなものが値上がりしていることなど理由はいろいろあるでしょう。 一般家庭の被服費の支出が減っています。 ※参照記事はこちら。 支出は減っているけれども、買う枚数は減っていないのかもしれません。 あ

          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)買えない時代は、自分ヒットで固めていこう

          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)HOMME GIRLSの時代がやってくる

          一部の皆さんはお気づきだと思います。 HOMME GIRLS(オムガールズ)の時代はもうすぐそこまできています。 ではHOMME GIRLSとはどんなガールズでしょうか。 HOMMEはフランス語で男性、あるいは人間という意味になります。 ここではあまり深い意味を考えず、 男性の装いをする女の子、ぐらいに考えておけばいいでしょう。 まだまだお子様の少年ではなく、大人の男ということです。 次の時代は、そんな、男性ものを着るガールズの時代になるでしょう。 彼女たちは、ボーイ

          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)HOMME GIRLSの時代がやってくる

          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)再びボディを意識せよ

          ビッグシルエットが流行る時代、 服と人間のボディの間にはたくさんの空気が入り込みます。 その結果、起こったのはボディに対する意識の低下でした。 ボディは、空気以外の何かに触れられる、 または外界にさらされることにより意識されます。 布が身体に触れず、 また外界に存在する空気、 あるいは視線といった目に見えないものにさらされないでいると、 ほとんどその存在を忘れてしまいます。 痛みがなければ。 下着以外の被覆がボディにフィットしない服を長く着続ければ着続けるほど、意識されな

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          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)年を取ることに関するいい知らせと悪い知らせ

          以前、主に肉体面での大人のおしゃれの難しさについて書きました。 実は、難しくなるのは肉体的な理由からだけではありません。 もう一つ、経済的な理由があります。 着物でも同じことが言えますが、 洋服は、大人になればなるほど、素材が豪華なものがふさわしいとされています。 安く、薄っぺらい素材は若者のもの。 大人は、しっかりと、あるいはどっしりして、繊細で柔軟性があり、 凝った素材のものを着るのがよしとされています。 当然のことながら、こういった素材は高いのです。 大人になれば

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          誰も教えてくれなかったおしゃれのルール(アーカイブ)ファッションに関する新たな葛藤

          実際は、今急に始まったことではありません。 それは徐々に、しかし確実に進んできました。 社会保障費や税金はふえるのに、 収入がふえないという状況が進んだ結果、 被服費は大幅に削られました。 そんなことはお構いなしに、 2000年より前の時代に比べて衣料全体の生産量はふえました。 単価の安いものが大幅にふえ、購入枚数も、 1枚の服を着る回数も減りました。 参考はこちら。 もう一つ、2000年より前とは大きく変わったことがあります。 それは情報量です。 インターネットが一般に

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