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I.U
2023年12月29日 11:21
池波正太郎「味と映画の歳時記」を読んでいます。章立てが1〜12月に分かれていて、味と映画にまつわるエッセイが収められています。非常に読みやすく、また、著者の季節ごとの味の思い出と、映画の思い出の結びつきが心に沁みます。お正月におばあちゃんが作ってくれる橙の汁のお湯割りジュースや、戦後の焼け野原に現れたトタン屋根の小屋のかき氷屋で氷水を食べ、東京復興の息吹を感じる…。六月の「鮎とさく