上書かれない記憶はあるのか

ふとした拍子に何度も思い出すシーンがあります。

小学校低学年、昔ながらの駄菓子屋にて。
当たった10円ガムの箱を持っていきもう一個もらったものの
子供ながらに「これだけで帰っていいのだろうか。。」と
半ズボンから出た太ももをカキカキ立ち尽くす私。
駄菓子屋のおばあさんの「帰っていいよ」の一言で
はじかれたように走って店を出たこと。

中学の通学路、小さな山を越えた最後の下り坂で私を追い越しざまに
「あたしもやったよ、スクラブ宣言！」と盛大にカミまくる友。
（「スクラブ洗顔」と言いたかったらしい、当時は目新しかったのよ）

これらは、本当に最初の体験の記憶をそのまま持ち続けているの？

思い出した時にそのシーンを再度頭の中で思い描き、その時点で上書き保存して新たな記憶としているんじゃない？

昔のパソコンで「デフラグ」？だったかな？メモリの整理？をするのに
ちっさな■が並びかえられて空白が埋められていく様子をみているのが好きだったのだが、あんな感じで8歳の記憶が30歳の位置にすげかえられているんじゃないか？

だったらなんだって話ですけど。

終わりです。

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田舎つながりにくいって思われてるけどビルに阻まれないから意外といけるです。