砂砂月

同居人との日常です。 強迫性障害と向き合った期間についても、少しずつ書いていきたいです。

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マガジン

  • 定期的に読み返したい作品

最近の記事

月曜からフルバーストして水曜にはガス欠する不器用な生き方

社会に出てからこれまで、平日のペース配分というものができた試しがない。 フルタイムで働いていた頃は水曜あたりから雲行きが怪しくなり、木曜の朝には屍になって出社していたし(水木が一番忙しい部署ではあったが)、今でも水曜の夜あたりに一度ガクッと疲れが来る。 働き方が変わっても同じようなことを繰り返しているので、体力的な問題というよりはペース配分のせいだろうと気づいたのが、ほんのつい最近のことだった。 (こうして文字に起こしてみると、而立(30)過ぎても自分を律することができ

    • 下書きがどんどん溜まっていく。勢いで書いた文章は、数日おいて見ると言語化、読みやすい文章にする構成力がまだまだだなと思うから、なかなか公開する勇気が出ない。そして過去の文章も、読み直して修正したいと思うものばかり……でも書くことそのものが楽しいので、とにかくたくさん書いている。

      • 醤油が切れた時に思うこと

        子供の頃、多忙な母から料理を教わったことはなかった。 料理といえば健康番組ブームだった頃に、「身体に悪いけど好きだから甘いものが食べたい」という動機から「なるべく健康そうな」お菓子作りに精を出したことがあるが、素人小学生がレシピに手を加えてうまく行くはずもなく、ことごとく失敗したのは良い思い出だ。 お世辞にも美味しいとは言えない代物を、何だか嬉しそうに食べていた母の表情がぼんやりと思い出される。 そんな私は一人暮らしをしている頃、まともな料理をしていなかった。 白米が好き

        • 画家になりたかったのは、作品を誰かに褒められるのが嬉しいからだとずっと思ってた。でも今日、久しぶりに作った作品を1人で味わって、直して、離れては戻り、また直して、形になっていくのがしみじみ嬉しかった。誰にも見せていないのに、満たされて、清々しかった。これだったのかと思った。

        月曜からフルバーストして水曜にはガス欠する不器用な生き方

        • 下書きがどんどん溜まっていく。勢いで書いた文章は、数日おいて見ると言語化、読みやすい文章にする構成力がまだまだだなと思うから、なかなか公開する勇気が出ない。そして過去の文章も、読み直して修正したいと思うものばかり……でも書くことそのものが楽しいので、とにかくたくさん書いている。

        • 醤油が切れた時に思うこと

        • 画家になりたかったのは、作品を誰かに褒められるのが嬉しいからだとずっと思ってた。でも今日、久しぶりに作った作品を1人で味わって、直して、離れては戻り、また直して、形になっていくのがしみじみ嬉しかった。誰にも見せていないのに、満たされて、清々しかった。これだったのかと思った。

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        • 定期的に読み返したい作品
          4本

        記事

          昨日は雨のせいで一日体調が優れず、今日は晴れのおかげで1日しっかり動けた。昨日の自分は嫌いだけど、今日の自分は好きだから、プラマイゼロになりました。 この先いつか、雨でも一日元気に過ごせるようになるといいな。

          昨日は雨のせいで一日体調が優れず、今日は晴れのおかげで1日しっかり動けた。昨日の自分は嫌いだけど、今日の自分は好きだから、プラマイゼロになりました。 この先いつか、雨でも一日元気に過ごせるようになるといいな。

          理性的であろうと自分を律するほど辛くなり、本能で求めるように生きることが幸せなんだと最近気付きました。理想の自分に近づく努力より、やりたいようにやるべきかな。一周回ってこないと気付けない不器用さが恥ずかしいですが、今からでも頑張ってみようと思います。

          理性的であろうと自分を律するほど辛くなり、本能で求めるように生きることが幸せなんだと最近気付きました。理想の自分に近づく努力より、やりたいようにやるべきかな。一周回ってこないと気付けない不器用さが恥ずかしいですが、今からでも頑張ってみようと思います。

          寝不足デバフと日光バフ

          強迫性障害になってからというもの、極力寝不足にならないよう生活している。寝不足は、確実に頭の回転を悪くさせ、不安を増大し、体調も最悪にしてしまうデバフだと気づいてしまったからだ。逆に言えば、病気になるまではその事実に全く気づいていなかった。 自称夜型 睡眠は5、6時間で十分 夜更かしをして一日が長く感じるあのお得感が好きで、昔からよく遅くまで起きていた。夜にこっそり何かをするのが好きだったから、ゲームしたり漫画を読んだり、気ままに過ごす静かな夜が好きだった。 社会人にな

          寝不足デバフと日光バフ

          将来の夢はエリサラだった 【強迫性障害の話】

          自営業と公務員の両親を見て育った私の夢は、綺麗なオフィスで活躍するサラリーマン、エリサラになることだった。子どもの頃の夢なので、解像度が低いことは許して欲しい。 自分で身を立てお金を稼ぎ、誰にも迷惑をかけずかけられず生きてゆく。 特にしたいことがあるわけではないが、唯一、自分だけの家が欲しかった。 自分だけの家で一人で、安心して暮らしたかった。 幼い頃から勉強には不自由せず、小さな挫折も経験しつつそれなりに優等生に生きてきた。小学校で良い点を取り、先生にいい子だと褒められ

          将来の夢はエリサラだった 【強迫性障害の話】

          続・幸せの度合いはどう測るのか

          こちらは前回の続きになります。 (前回) 人は、心が動いた場面や、その瞬間にしていた動作・会話に紐づいて幸せな感情を(全てではないにしても)記憶できるんじゃないか、と思う。 だから私は日記を書く。骨子を整えて、その日の時間・場所・体調などの情報と一緒に大切な思い出を綴る。 そうやって日記を書いていると、どこか特別な場所へ出かけたとか、何かいつもと違うことをしたとか、そういったイベントがなくても日常の隙間に些細な幸せがあることに気づいた。 むしろ「テーマパークへ行く」

          続・幸せの度合いはどう測るのか

          「今が一番幸せ」ってそれどこ基準

          「この先一生、死ぬまで、今日みたいに笑い合って仲良く生きていきたいね。」 あの夜の私たちはこのテーマで色々と語り合ったが、一番盛り上がったパートは、幸せの度合いってどう測るの?という問題提起だと思う。 私の日記には、「嬉しい」「楽しかった」「幸せすぎ、最高」「ありがたみを忘れていた、反省」みたいな、曖昧でふわふわした言葉たちがたくさん散りばめられている。 いや、むしろ内容の半分くらいはそういう単純な感情の表現で、残りは生活の骨子(食事・睡眠・仕事や用事)である情報の羅列で

          「今が一番幸せ」ってそれどこ基準

          忘れたくない瞬間は忘れたくないのに忘れてしまう件について

          ある休日の夜。 とても充実した一日の締めくくり。 時間を惜しむように、パートナーとの問答に花が咲く。 その日は一日、朝から晩まで彼と二人で笑い合った日だった気がする。 私たちはかれこれ10年近く、こんなことを繰り返している。 思い出せないくらいの思い出が、たくさんたくさん積み重なっている、はずだ。 最近はだいたい、朝寝坊から始まる贅沢な休日。 動き出す頃には昼過ぎだが食に妥協はなく、真剣に選んだ客単価1000円台の店で喜びを分かち合い、満腹になったらショッピングをしたり

          忘れたくない瞬間は忘れたくないのに忘れてしまう件について

          自己紹介

          はじめまして。 属性は下記です。 30代 三大都市圏在住 パートナーと二人暮らし 強迫性障害(寛解) よろしくお願いいたします。

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