花冠

03文系大学生 ゆるく日記、気持ちを綴ります

花冠

03文系大学生 ゆるく日記、気持ちを綴ります

最近の記事

アメンボ最近見ないよね

ほんの一週間前、想っていた人がさよならも言えずにいなくなってしまった。 悲しいはずなのに少しも涙が出ない。ただ虚無。 出逢ってしまえば必ず別れがやってくる。 頭ではわかっていても心が受け入れられない。 いくつ歳を重ねても、慣れる気がしないよね。 「さみしくなるから、勝手にいなくならないでね。」って言ったんだけどな。忘れちゃったんだろうな。 自分にとっては唯一無二の大事な人でも、向こうからしたら私は大勢のうちの一人だったのだろう。 あの冬の夜、大きな背中を丸めて雨に打た

    • 不規則な足跡

      フィルムカメラを買った。 幼い頃から写真は大嫌いだ。自分が写真に映るのなんて最高に嫌だ。大嫌いな自分の姿がデータとして残り続けるなんて耐え難い拷問だ。 今でも友達が勝手に私の写真を撮るとき、「ふざけんな消せ絶交してやる」と湧き上がる言葉を噛み殺して「よく撮れてるねー」なんて言うのだ。 中学生の時、友達が勝手にインスタグラムのストーリーに私の写真を投稿したことを知った時、思わず手をあげそうになった。 小学校、中学校で、クラスのお調子者の男子がおとなしい男子にちょっかいをかけ

      • ブラックサンダーアイスおいしい

        6月なのにすでに夏バテ気味。温かいご飯は喉を通らないのにブラックサンダーアイスとリプトンのミルクティーアイスはいくらでも食べられる。 アルバイト先のお姉さまにそのことを話したら「私アイスみたいに悪いものは体に入れたくないの」とありがたいお言葉をいただいた。参考になります。 私の体は悪いものでできているんだ。ロックンロール。 どうしようもなく思考が溢れてくるとき、そのうち怒りに変わって叫び出したくなるとき、コンビニに立ち寄ってアイスを買う。薄暗い帰り道、アイスを齧りながら

        • 他人の落書きってどうしてあんなに魅力的なんだろう

          いつからか、他人との会話の中で笑いをとりたがるようになっていた。 クラスの中で天然ポジションを確保するために一生懸命無知なふりをした。 アルバイトを始めて、社会で天然は厄介な存在だと知った。だから今は、しっかりしているけどちょっと変わってるよねと言われるような程よい立ち振る舞いを探っている。自分がつまらない人間だとバレるのが心底怖い。 今この瞬間も、誰に強制されているわけでもないのに、つい面白い文章を求めてしまう。ひとこと、悩んで、書いては、消して。 自分の本当の気持ちを

        アメンボ最近見ないよね

          自己紹介

          はじめまして。 花冠(はなかんむり)と申します。 幼い頃にシロツメクサの花冠を作っていた記憶がありますが、たぶん完成したことはありません。そんなハタチです。 自分の好きや嫌いをゆるく綴ります。

          自己紹介