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海の京都|夕日ヶ浦温泉で夕景を見てきた
夕日ヶ浦温泉は京都府の北西部、京丹後市の日本海沿いの温泉です。最近では海の京都と呼ばれキャンペーンも行われておりました。夕日ヶ浦というその名の通り夕日が美しい場所らしいので宿泊で行ってきました。
京都から車で京都縦貫道を使って約2時間半程度で行ける場所にあります。城崎温泉の方角というと分かりやすいですかね。
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興奮したのか朝早く起きてしまったので、マクドナルドで腹ごしらえをして、下道を使ってのんびり行きました。
1|とり松(京都府京丹後市網野町)
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ちょうど早めのランチの時間に着いたのでお昼ごはん。京都府北部の丹後地方の郷土料理であるばら寿司を頂きます。ランチは予約制で事前予約が必要となります。
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ばら寿司が食べたかったのとちょっと贅沢で琴引浜を注文。あと岩牡蠣も注文。
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写真左下の四角いお皿の料理がばら寿司です。
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焼いて保存性を高めたサバを甘辛く炊いたそぼろのようなものを使ったお寿司です。「まつぶた」と呼ばれる木箱を使って酢飯とそぼろを順番に重ねて四角形にして、仕上げにしいたけ、錦糸卵、れんこんなど具材を飾ります。
この地方に伝わる、お祝いごとなどのハレの日のご馳走です。
詳しくは農林水産省のHPから引用します。
若狭湾に面する丹後半島では、サバがよくとれ、古くから大衆魚として親しまれていた。冷蔵技術が発達していなかった時代、サバは鮮度が落ちるのが速いこともあり、サバを長く楽しむための工夫が考えられた。塩漬けにした後、さらに粕漬けにする「へしこ」もサバを長く味わうための工夫の末に誕生した料理だが、焼くことも保存方法の一つであった。魚介類を若狭湾から都(京都)へと運ぶためのルート、通称“鯖街道”で商品を運ぶ際も、サバを焼くか、塩漬けにして内陸部まで運んだという。そのため、鯖街道周辺では、焼きサバを用いた郷土料理も多い。
「ばらずし」も、そんな焼きサバを用いた郷土料理で、おぼろ状にしたサバや色とりどりの具材をのせてつくるのが特徴である。“まつぶた”と呼ばれる木製の浅い木箱やすし切り(ばらずしを取り分ける用のヘラ)、テツキ(ざる)など、独特の道具を使う。
地元の人々は「ばらずし」と呼ぶことが多いが、正式には「丹後ばらずし」と呼ばれる。「ばらずし」の由来は、具やサバのおぼろをすし飯の上に“バラバラ”と散らすからという説が有力だが、“バラテツキ”という平たいざるですし飯を混ぜたからという説もある。
昔はサバを長時間煮ておぼろをつくっていたが、最近は缶詰を代用することが多い。そのため、地元のスーパーマーケットなどでは、ほかの地域では見られない特大サイズのサバ缶が売られている。
ばら寿司は京都北部の丹後地方を語る上では外せないキーワードとなります。余談ですが、京都駅の新幹線の改札内で販売しているので興味のある方は買ってみてください。
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ちなみに岩牡蠣も凄かったです。身の大きいこと。たまらなく美味しかったです。
2|三津漁港(京都府京丹後市網野町)
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江戸時代からタイやワカメなどの漁業が盛んだった港だそうですが、戦後に漁業は衰勢をたどったそうです。どこかノスタルジックな場所で、赤い灯台が目印です。
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今は漁港としての役目はほぼ終えているそうで、ドラマや映画などのロケ地になったりしているみたいです。静かな夏を感じます。
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行こうと思えば赤い灯台まで行けるみたいなのですが、水没していたので今回は止めておき、次の場所へ向かいます。
3|野村牧場 アケイシアファーム(京都府京丹後市網野町)
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車を走らせていたら気になるお店が有ったので入ってみました。牧場直営のジェラート屋さんです。
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色々あっておいしそう。私は琴引浜の塩とチョコレートをチョイス。
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琴引浜の塩がとても美味しかったです。地域で取れた素材を使ったものをその地域で食べる贅沢です。
4|子午線公園(京都府京丹後市網野町)
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海沿いの道を走っていくとこんな看板があります。
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日本中央標準時子午線最北端の塔です。東経135°ですね。兵庫県の明石市が有名だと思いますが、地味に京都府を東経135°が走っています。上の数字は日本の時刻、下の数字はイギリスのグリニッジの時刻です。
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昭和62年に出来たそう。37年前ですかね。
5|五色浜(京都府京丹後市網野町)
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さらに海岸沿いを走ったところにあります。五色浜。浜といっても砂浜ではなくゴツゴツの岩場が広がる場所です。
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ここの何が凄いかというと、長い年月をかけて波の浸食を受けて形づくられた波食棚が広がっているところです。自然の力って凄いですね。地理ファンにはたまらない光景でしょう。
6|旅館 海の華(京都府京丹後市網野町)
①館内
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本日のお宿です。お部屋でゆっくりしたかったので15時チェックイン。
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キレイなお部屋でした。目の前が海水浴場という立地。少し涼んで早速お楽しみのお風呂へ。
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大浴場は洗い場があって
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内風呂があって
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露天風呂があります。全客室が6部屋と少ないお宿なので、3回お風呂入ったけど誰とも会わず、常に貸し切り状態でした。ちなみに露天風呂の展望は海水浴場です。泉質は低張性弱アルカリ性高温泉で、無色透明のお湯です。ほのかに硫黄っぽかったかな。入ると凄くポカポカするお湯でした。
②夕日ヶ浦海岸
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お風呂に入って休憩して海岸を散歩しました。旅館の目の前は海水浴場になっていて多くの人で賑わっていました。海水浴目当てに旅館に来られている方もいたようです。
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ここにも夕日ヶ浦のモニュメントがありました。夕日は残念ながら薄い雲の奥です。
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砂浜にはブランコがありました。夕暮れ時にこういったものがあると絵になります。
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少し時間が経ってから、19時くらいですかね、夕焼けがとてもキレイでした。夏の夕暮れは、よくわからないのですが、私の中で何かを掻き立てるものがあります。1日過ごした満足感であり、1日が終わろうとしている寂しさなのかもしれません。またこの景色を見に来たいと思いました。
③料理
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待望の晩ご飯です。1人がカニで1人が懐石というコースだったのですが、奥さんとシェアして食べました。食べきれないくらい品数が出て来たので主たるものだけ。
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カニ刺し。松葉カニだそうです。今の時期はこの辺りはカニが穫れないので北海道産かな。
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お刺身の豪華な盛り。甘エビ、タコ、マグロ、スズキ、ブリ、ウニ、どれも美味しかったです。やっぱり海に来て食べるお刺身は格別。
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お肉も出てきた。柔らかいお肉でした。但馬牛かな。
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焼きガニも
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カニの天ぷらも
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カニのしゃぶしゃぶも美味しかったです。
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〆の雑炊もたまらんとです。もちろん完食です。
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こちらは朝食。エテガレイの干物はこの辺りで穫れたものっぽい。贅沢な朝食でごはんが進みました。
7|木下酒造(京都府京丹後市久美浜町)
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旅館をチェックアウトして、途中お土産を買って、最後の目的地はここ木下酒造。
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アイスブレーカーという銘柄が好事家の間では有名だと思いますが、玉川という地酒を造る175年の歴史のある酒蔵です。
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お酒を物色して地酒ソフトクリーム(ノンアル)を頂く。これも美味しい。
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今回買ったお土産はこちら。お酒の他に竹中罐詰のオイルサーディンも購入。
8|おわりに
丹後地方は何回か行ったことがありましたが、ゆっくり巡ったのは今回が初めてでした。土地の料理、地形、温泉、酒と存分に楽しむことが出来ました。またあの夕焼けを見に行きたい。
そうそう、帰りの京都縦貫道でタイヤがバーストするトラブルがあった話はまたどこかで。
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