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【脳で何が起きているのか?】承認欲求の深掘り。他者に頼りすぎているSNS時代


おはようございます。6時に目が覚めて窓を開けると 鶯の鳴き声。

まだまだ上手とは言えないリズム感。

きっとあと1ヵ月もすれば綺麗な鳴き声が 今よりもっと暖かい気候を知らせる合図になるんだろうな。


現代SNSは承認欲求との戦い


この世界状況のおかげか、インターネットを見る時間が皆さん多くなっていると思います。

その時間の中で何となくSNSを見たり、考えついたことを即更新しなきゃなど考えたり、そんな自分はスマホ依存症だなと感じたりする人も多いのではないでしょうか?

実際 私も悩んだ時期があります。

SNS疲れという言葉が出来るように 私たちは生活や思想を発信する事が当たり前になっています。

もちろんそれが悪いことではないと思います。ですが、いいねの数やフォロワーの数で一喜一憂する自分を疑問に思うことはありませんか?

外部からの褒め言葉や注目されることに対して喜ぶことは、誰しもだと思います。

ですが「SNSの数字=自分の存在価値」なのでしょうか?

もちろん批判ではありません。フォロワーが多い人はもちろんフォロワーに対して影響力のある方だと思いますしね。(エンゲージメントが高ければ)

今回の話は、SNSの中のみに承認欲求を満たされることに対しての危険性の事です。(他者承認欲求)


承認欲求の脳内

先日読んだ記事に SNSと承認欲求について僧侶の方がこう述べていました。

「人間は承認欲求が満たされて嬉しさを感じると脳内にドーパミンという神経伝達物質を出すが、そもそも人間の脳は何度も高速で嬉しさを感じて刺激されるようにできていない。自己承認欲求の充足が高速で連続してしまうと脳内がドーパミンに支配されてしまい、精神の安定性や落ち着きを維持したり、精神的な強い刺激や不快感を和らげることが難しくなってしまう。もちろんドーパミンは人間の活動にとって不可欠な物質だが、過剰に分泌してしまうと依存が生まれてしまう」
承認欲求という画一的な刺激によるドーパミンの分泌に過剰に依存してしまうことが問題だ。つまり、とにかくみんな『周りからどう思われているの?』というナルシシズムしか考えていない。ただそれだけで、SNSの運営会社は大儲けしている。みんなは、『私はどれだけ素敵?』と聞いて、周囲から『あなたはとっても素敵よ』と言ってもらうためだけに生きている。それで本当に良いのか」と語る。

確かにこの意見は そうだなと思います。

しかし ビジネスとして利用する方も多いSNS。

私もビジネス利用しているので、個人的には使い方は人それぞれでいいと思います。

ただ この脳内で起こることを知っておくことが大事で

知ることでSNS上の自分へ疲れることは減ると思います。

大事なのは承認欲求の俯瞰とSNSとの距離感ではないでしょうか。

例えば 更新する前に立ち止まり、

自分は自分自身がどんな感情になりたいから その行動を取ろうとしているのか?など自分を俯瞰する事。



承認欲求は”自分”と”他者”の2種類


承認欲求という言葉は近年よく耳にすると思います。

字のごとく 認められたい、すごいと思われたい、大事に扱われたいというような欲求です。これは あるないの話ではなく

全ての人にプログラムされている物だそうです。

欲求といえば様々細かくあるのですが、簡潔に承認欲求を分けると2種類あり


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(web活用塾様より引用)

図のように自己と他者があります。

SNSは後者の他者承認欲求に当たります。

本来2種類の承認欲求。SNSで簡単に後者の他者からの評価を得やすい時代です。ここだけで満たされる感覚を私たちの脳は覚えてしまいます。

簡単に快感を得れるツールがあれば それに依存するのは当たり前です。

しかしもし、そのSNSが消えてしまったら?

SNS上でしか承認欲求を満たせなかった。その場所が無くなったらどうなるでしょう?

きっと精神もろとも崩れる可能性が高いと思います。だって自分自身の自己肯定感を他者承認欲求で補おうとする行為でもあるので。

個人的に自己肯定感が低い人は2種類の承認欲求のバランスが崩れがちだと思います。


自己承認欲求と他者承認欲求のバランス


私は自己承認欲求は自分を高めるものだと思います。これが出来るようになりたいというような物。

例えばゴールに入らなかったシュートが練習を重ねて出来るようになった。というように成功体験から満たされる物。


もし、何となくでも他者に依存しているな、SNSの時間が長いなと思い始めたら

自分が興味ある事 好きなことや夢中になれることをSNSに載せる前提ではなく選んでみてはどうでしょうか?

私がいつもSNSを使うときに心に置いているのが

たかがSNSという言葉です。本質の部分で大事なのは数字でも映えでもない

その人の事が SNSで100%分かり切るということは無いと思っているからです。

ちょっとSNSに近づきすぎたな〜と思うときは距離を取ってみると、程よい距離で並走出来ると思います。


SNS断ちをしてみて思った事


私も実際6日間SNSを全てアンインストールして生活してみました。

最初は手持ちぶたさの時にSNSを開く癖がついていたので、他の人が何をして過ごしているのかなど気になったり。手がさみしかったり。

改めて依存しているなと感じました。ですがその6日間は起伏が激しくなく脳内が穏やかでした。好きな映画を見て読書をして絵を描いて。

私もSNSはプライベートだけでなくビジネス使いでもあるので、アカウント削除まではしませんが このSNS断食はオススメです。

今は再開しましたが、この断食によってインプットしたい情報とインプットしなくていい情報がある事にも気づきました。


これは明日続きで「触れる情報で自分はできている。」を書こうと思います。






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Kazumi okada 岡田香寿美/ファッションスタイリスト/専門学校講師
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