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SHOWROOMが攻めの姿勢、動画配信時代を考える

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SHOWROOM、資金調達およびDeNA保有株式一部譲渡(総額31億円)を発表

「努力がフェアに報われる世界を創る」このミッションに関しては大いに賛同。努力が必ず報われるのではなく、努力は正しい方向に行われなければ意味がないというのが個人的な思い。しかし、正しい方向に行われたとしても結果が伴うわけでも報われるわけでもないのが現実である。この努力が正しい方向であるのか否かの判断基準は結果でしかない。運も含めて結果が出るかでしか努力の正当性を判断する指標がない。この「努力がフェアに報われる世界を創る」というフェアというのが今後ポイントになるが、じゃあそのビジョンがどうあるのか否かっていうのが現状課題である。実際にSHOWROOMというサービスにより新たなインフルエンサー的な立ち位置になれるチャンスやマネタイズできる可能性を生み出した。これはYouTubeやニコ動とは違う層であり、TwitterやInstagramとは違い直接的なマネタイズが可能である一方で、そこで停滞している印象が強い。これはSHOWROOMというサービス自体の停滞もあるが、利用する側もじゃあその次はどうするのか?って部分が一部トップ層やアイドル層で埋まってしまってるわけだからね。そうゆう意味では新たなサービスというのがどのような立ち位置になるのか期待感はある。

SHOWROOM、ジャニーズ系音楽・映像製作会社のジェイ・ストームと資本業務提携 全く新しい動画メディアの共同開発も

SHOWROOMがジャニーズ系の展開に乗り出すのはアリな戦略だろう。ジャニーズが遅れている分野を一気に取り戻す可能性があるだろうね。SHOWROOMがアイドルとの親和性があるコンテンツで実績があるわけだからジャニーズを取り込めたのは新たな女性利用者層獲得とコンテンツ次第では世界を見据えたエンターテイメント提供の可能性も十分あり得るだろう。ただ、既存の展開だけであるならば期待はずれというか頭打ちになってる現状から打破は難しいだろう。サブスク系の動画配信やYouTube、ニコニコなどとは異なる分野として開拓を進めたいのだろうけど、素人には前田さんが見据えてるビジョンがまだ見えてこない。これが良くも悪くもSHOWROOMの伸び悩みを示してるのかな?と思える。

ECで勝ち抜く新たな切り札に、中国ではライブコマース戦国時代

現状では日本みおいてライブコマース市場の確立が出来なかった。テレビ通販の需要が大きいだけにその需要をどうネットに導くかって部分が足りなかった事が敗因だけど、それを改善する手立てを現状どこも本腰を入れてないのが不思議。今からでもやり方次第では可能性はあると思うが、SHOWROOMを含めどこの企業でも攻めた投資を今はしていない。ある意味も土壌が整っていないのかもしれない。

ネトフリに対抗するディズニー、アップル 動画配信、乱立の先の見えない景色

結局選ぶのはユーザーである。コンテンツに魅力があれば選ばれる、利用される。どれかに絞る必要性もないし、1000円程度であれば併用する事も可能なわけだからね。動画コンテンツは作り続けなければいけないってハードルがあるが、過去のコンテンツが永遠に見続けられる可能性も秘めてるわけだからある意味財産になる。また、コンテンツが人気出れば続編や映画化、グッズ化など横の広がりを持たせる事もできるわけだしね。

「ニコ動」有料会員が200万人割れ 減少止まらず

社長が夏野さんに変わってからは色々改善はしてるし、アクティブユーザーは増加しているが、有料会員数の減少は止まらず遂に200万人割れと苦戦のニコ動。有料会員500円の価値が現状であるか?といえば古参ユーザー以外はなかなか価値を見出せないだろう。正直全ての改善が遅すぎたという点、YouTubeや他の動画サイト含めあえてニコ動を使うメリットがない点など苦戦の理由は多くあるだろう。今後ニコ動だからこそという何かがないと新たなユーザー層の開拓であったり、マネタイズに苦戦する事が続くだろう。

「ニコニコチャンネル」課金額は55億円超で過去最高の伸びを記録してはいるが、現状では配信側にも視聴者側にとっても改善点が多すぎるからなぁ。とりあえずアプリの安定性を強化しないとコンテンツがよくともストレスになり配信側も視聴者側も定着しないんだよね。まずはアクティブユーザー数を戻す増やす策を取らないとジリ貧だよね。

Amazon Prime Video、日本上陸から3年で捉えたテレビではできないことの強み

オリジナルコンテンツは当たり外れは確かにあるが、観たいと思わせる挑戦的な番組が地上波よりもあるのは事実だろうね。カリギュラなんて地上波では絶対放送できないからね。既存コンテンツに関しても入れ替えなどはあるが、かなりこの1年で充実がされてきている印象が強い。今後値段が上がる可能性は高いが、あくまでもプライム会員の1つのサービスであり、現状の倍額までは払う価値はあるかもね。ただ、個人的には倍速再生機能を導入して欲しい気持ちはある。AmazonPrimeVideoがユーザーにとっては一番身近になっており、攻めているなというのが率直な感想であるのは間違いない。

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