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【住宅ローン】固定金利でも金利が変わることはあります。きちんと契約書はチェックしましょう。

ロッシーです。

持ち家の人は、そのほとんどが住宅ローンを組んでいると思います。

住宅ローンは、変動金利と固定金利に分かれます。

以下の記事は、固定金利の方に関係します。変動金利の人には関係がありません。

固定金利は絶対に固定?

固定金利ということは、契約時に決めた金利がずっと変わらない、と誰もが理解していると思います。

私もそう思っていました。

「固定金利なんだから、何が起きたって、借りた時点の金利のままでしょ?」

と。

しかし、何かの動画で見たのですが、固定金利の住宅ローンであっても、金利が変わる場合があるとのことです。

例えば、ハイパーインフレが起こり、金利が急激に上昇して二桁になってしまった場合です。

こういう場合、住宅ローンの契約内容によっては、金利が変わることがあるそうです。

なぜなら、住宅ローンの契約、つまり金銭消費貸借契約書に、金利を変更できる条項が入っているからです。

例えば、こんな感じに。

金融情勢の変化その他相当の事由がある場合は、ローン会社は借入要項記載の利率を一般に行われる程度のものに変更することができるものとする。

この条項の文言はいろいろな解釈が可能です。

「金融情勢の変化」「一般に行われる程度のもの」は何を具体的に意味するのか不明確ですが、金融機関が金利を変更できることは読み取れます。

おそらく、ハイパーインフレなどにより金利の急激な上昇が起きた場合であっても、自分達の金利収入を確保する「余白」を残そうとしているのだと思います。

この条項がどこまで有効なのか分かりませんし、そもそもハイパーインフレのような事態が起きるかどうかも分かりませんが、こういう文言が入っていること自体が不気味ですよね。

固定なのに、変更できるようになっているんですから。

自分の契約書をチェックしようとしたら・・・

私も、早速自分の住宅ローンの契約書を確認しようとしました。

そんな条項が入っていたら、もしもハイパーインフレになったときに、私の住宅ローンが「お宝ローン」にならなくなってしまうリスクがありますからね。

家の中を探しましたが・・・

見つかりません。

「ええっ!なんで契約書がないんだ?」

とあせったのですが、そのとき思い出したのです。

住宅ローンの契約締結をした際に、そもそも契約書をもらっていなかったことに。正確に言うと、「もらえなかった」ことに。

契約をした際、私は金融機関の担当者に言ったのです。

「あの~契約書の写しはもらえないんでしょうか?」

すると、その担当者は

「会社の決まりで、契約書の写しはお渡しできないことになっています。」

と言いました。

私はワケが分かりませんでした。住宅ローンという重要な契約書の写しがもらえないとはどういうことなんだ?と。

「いやいや、契約はお互いが合意して締結するんだから、私のほうでも保管しないとおかしいじゃないですか。」

すると担当者は、

「もし、契約書の写しが必要でしたら、そのように社内で上申します。」

と言い、結局その場では契約書の写しはもらえませんでした。

金融機関ってホントに非常識ですよね。

その後、契約書の写しをゲット

契約が完了して、住宅ローンの返済が始まってからしばらくした後に、私はその金融機関に電話をして、「契約書の写しが欲しい」旨伝えました。

そしたら、2,3日後に簡易書留で契約書の写しが届きました。

「そんな簡単に契約書の写しをくれるんだったら、なんで契約の場でよこさないんだ?」

と思いましたが、とにかく契約書の文言をすべてくまなくチェックしました。

どこにも金利の変更ができるような条項はありませんでしたので、ホッとしました。

皆さんも、ご自分の契約書はきちんと読んだほうがいいですよ。

後から何を言っても、ハンコをついてしまったら、その契約内容をひっくり返すことはほぼ無理ですから。

Thank you for reading !


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