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「まあまあオンリーワン」を目指す

ロッシーです。

サラリーマンは常に競争にさらされています。

同僚との競争、他部署との競争、派閥間の競争、他社との競争・・・

競争だらけです。

休めない競争

そういうのが好きな人は競争し続けたら良いと思います。でも、そうではない人もいるでしょう。競争に向いていない人というのは存在します。

そういう人は、周囲に流されて自分もレースに参加するのかどうかよく考えたほうがよいと思います。

競争に参加するということは、誰にでも分かる単一の尺度で優劣を決定されてしまうことにほかなりません。

もちろん、その尺度に自分をあわせるよう努力をすれば、もしかするとその集団で一番になれるかもしれません。

いっとき一番になればそのときは気分が良いでしょう。でも、盛者必衰の理で、それもいつまでも続きません。一番を維持しつづけるための努力はずっとしなければいけません。

常に後ろから誰かが追いかけてくるわけですし、若い世代は年老いていく人よりも足は速いでしょう。

だから「ちょっと休もう」ということはできないのです。休んだら追いつかれてしまいますからね。

一日も動画投稿を休めないYouTuberのように。

競争にどう参加するか戦略的に考える

とはいいつつも、競争に参加せざるを得ないのがサラリーマンですから、参加するしないの選択権はそもそもないといえるでしょう。

でも、選択権がないから「100%全力で競争に参加しないと」と考えるのは短絡的だと思います。

競争に参加せざるを得ないとしても、「どのような戦略で競争に参加するのか」を考えることは自由です。

だから、単に頑張るという戦術面にのみ着目するのではなく、どのような戦略で競争したらよいのかにもっと意識的になったほうがよいのではと思います。

まあまあオンリーワン戦略

私は、「まあまあオンリーワン戦略」を採ることをおススメします。

これは、オンリーワンになる戦略とは異なります。

オンリーワンになるのは、現実にはかなり困難です。仮になれたとしても、組織としてはオンリーワンのままでいさせないように、有形無形の対策をうってくることも考えられます。

基本的に、サラリーマンというのは「余人をもって代えがたい」存在があってはならないんですよね。だから、本当にオンリーワンな存在というものは組織としては許容できないのです。

それに、オンリーワンになったはいいけれど、時代の変化によりその仕事自体がいらなくなった場合、あなた自身もいらなくなってしまうというリスクがあります。

だから、ひたすらにオンリーワンを目指す戦略というのはそれほど有効ではないのかなと思いうのです。

それよりも、「まあまあオンリーワン」というポジションになるほうが、戦略としては優れているのかなと思っています。

「まあまあ」という意味は、競争に参加することを否定しないけれども、全力で参加はしないスタンスをとりつつ、自分だけの領域を確立することにリソースを投入する、ということです。

自分だけの領域を確立してしまえば、他者と比べることがそもそもできませんから、優劣の判断もできません。でも、いちおう競争に参加はしているので、その部分での優劣の判断はできる。他の人に替えられないわけではないのだけれど、そんな人を他に探すのはかなり困難。そんなポジションです。

まあいうなれば片足をちょっと引いた半身の構えで競争に参加するという感じでしょうか。

これからの時代に有効な戦略

これからの時代、仕事環境も激変していくでしょう。そういうときに、特定の分野でトップをとるためだけに頑張っていた人は、その分野が抜本的に構造変化したり、最悪なくなってしまった場合に非常にもろいです。

だから、両足を全部特定の分野に突っ込むことをせず、片足を突っ込んでおくにとどめ、別の分野にも得意分野をもっておくことはリスクマネジメントとしては非常に有効だと思います。

私も、自分の業務に関してだけではなく、それ以外の分野について学ぶようにしています。そのおかげで実際にそういった分野に関連する仕事も徐々にするようになってきています。その意味では「まあまあオンリーワン」戦略はいまのところ奏功しているのかもしれません。

最後に

特定の分野の競争で勝ち続けようとしても、今後その分野がどうなるか分かりません。だから、勝ち続けるのではなく、生き残ることに主眼を置き、半身の構えで「まあまあオンリーワン」になることは戦略上有効なのではないかと思っています。

Thank you for reading !




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