櫻木 茜

79年生の就職氷河期ド真ん中世代。地方出身、大学から東京暮らし。家族は年下夫、15年生…

櫻木 茜

79年生の就職氷河期ド真ん中世代。地方出身、大学から東京暮らし。家族は年下夫、15年生の息子、18年生の娘。雑誌→Webに転向した時短編集者。人生折り返し、自分の奥底をのぞきたい。 興味:育児、働き方、美容、漫画、BTS←new!!

最近の記事

大好きになった人の入隊、そして誕生日

2023年12月11日、あなたは行ってしまった。 そして12月30日は、あなたを好きになって初めての誕生日だ。 私の2023年を言い表すとしたら、バンタンしかない。 こんなに沼が深いとは思っていなかった。 仕事・家事・育児・バンタンでしかない2023年だった。 グル活は休止していたけれど、推し2人のソロ活とともに駆け抜けた2023夏〜秋を、きっと一生忘れないと思う。 こんなに好きで大切になった人たちが世界に存在していて、それに気づかずいたなんて、人生は分からない。 本当に

    • 【BTS沼堕ち戦記】ユンギのここが好き

      この記事を書くと決めた時から、タイトル画像は決まってた。 初見の時、「ぐふっ…」と変な声が出たFILAユンギ。 見下す目線にハイトーンヘア、黒ぶち眼鏡、シルバーピアスに有線イヤホン、そして開いた口にロリポップ。 スタイリングと表情が神。ありがとうございます…(五体投地)。 ジンくんに続き、私が好きなユンギ・彼が孕むギャップについて書きたい。 言ってもテテペンであり、ググペンである私から見たユンギなので、彼を最推しとする人とは違うところも多いと思う。見てきたシーンもまだ少ない

      • 【BTS沼堕ち戦記】ジンくんのここが好き

        「DNA」のテテでBTSに沼堕ちして早半年。 彼らのパフォーマンスを見ない日、歌声を聴かない日は1日もない毎日を送っている。 MVを見て、星の数ほどあるパフォ動画やダンプラを見て、スピーチを見て、タリョラを見てボンボヤを見て、ファン動画を見て…忙しすぎるぞ。 最初は皆の顔を見分けるのも一苦労だったけれど、今や「なぜ見分けられないのか謎」と思うほど。本名、あだ名の混乱とか何だったんだろう? 釜山コンのシルエットも、誰が誰かバッチリだ。 顔が分かるにつれ、皆の年齢や関係性

        • BTS新参者、ジョングク「Seven」進撃の2週間を振り返る

          2023年7月14日、黄金マンネがソロデビューした。 BTSに沼堕ちしてから、メンバーのリリースをリアルタイムで見るのは初めてだ。 少しずつ全貌を見せていく、K-POPプロモーションの妙にうなる2週間だった。そして怒涛すぎる…! 難しい考察はできないので、この2週間で私が感じたこと、萌えたことを、いつも通り書き散らそうと思う。個人の感想です、あしからず…! 心がかき乱される怒涛のカムバック 最初に「素肌にジャケット羽織ってね…?」とざわつかせる写真とともに公開スケジュ

        大好きになった人の入隊、そして誕生日

          「推される側」が紡ぐ、沼堕ちのよろこび

          「Magic Shop」で彼らの歌詞に注視するようになった後、この映像に出会った。 この歌詞が本当に…癖(へき)にぶっ刺さった。 降参だ。その曲は「Pied Piper」です。 ※日本語字幕映像お借りしました 「army1回はこれに狂う時期がある」ってYouTubeコメント、「わかる」「今まさに狂ってる」とたくさん返信がついていたけれど、自分もしっっかり狂ってしまった。 初見はマジショDVDだったっけな…? 歌詞に興味なく「皆かっこいいな〜♡」と眺めていた自分をブン殴り

          「推される側」が紡ぐ、沼堕ちのよろこび

          「Magic Shop」で号泣、さらに沼堕ちた話

          沼堕ちしてから1カ月、YouTubeを主戦場に、MVやライブ映像、山ほどある授賞式でのパフォーマンス映像を楽しんできた。 それだけでも時間が溶けていく、仕事しながら見ていても(え)終わらない。 同じ曲でも、衣装や髪形、セットが違うとまるで印象が違う。 個人的ベストパフォーマンス映像を追い求め、YouTube徘徊が止まらない日々を送っていた。 そう。 私が楽しんでいたのは、見てわかる彼らの姿、ダンスであり、彼らが何を歌っているのかまでは考えていなかった。 この頃はバラード曲

          「Magic Shop」で号泣、さらに沼堕ちた話

          【BTS沼堕ち戦記】主人公に萌えない私がジョングクに堕ちた話

          昔から主人公にハマったことがない。 ドラゴンボールならベジータ、幽☆遊☆白書なら蔵馬、スラムダンクなら仙道、ダイの大冒険ならポップ、今日から俺は!なら今井、ハイキュー‼︎ならツッキー、鬼滅の刃なら伊之助。 いつもいつも、主人公以外が好きだった。 こう並べると一貫性があるような、ないようなだな…。 そこで、BTSのジョングクである。 顔よし、歌よし、ダンスよし、スタイルよし、一番年下の黄金マンネ(ネーミング素晴らしすぎんか)。 主人公of主人公。 赤レンジャーof赤レンジャ

          【BTS沼堕ち戦記】主人公に萌えない私がジョングクに堕ちた話

          【BTS沼堕ち戦記】うつくしすぎる人がそこにいた

          23年の4月、突然BTSに沼堕ちしました。 そこから2カ月、仕事と家事育児と推し活(YouTube徘徊)しかしていない。家族旅行へ行った時すら「あぁ~~早くあのMV見たい~~」と思っていたとは、とても子どもに言えない。 興奮しすぎてか寝つきが悪くて睡眠不足だけれど、肌つやは上々、女ホルが荒ぶってるからか、生理不順が改善した。 兵役の影響でグループ活動は休止中。 それでもYouTubeに恐ろしい量のコンテンツがあり、推し活にそこまで支障がない。 今月は初めてのFESTAを楽し

          【BTS沼堕ち戦記】うつくしすぎる人がそこにいた

          息子が自転車で公園へ行った日

          息子の5歳の誕生日に、自転車をプレゼントした。 コロナ渦にストライダーの腕をめきめき上げ、近所のお友達の自転車を借りて練習に余念がなかった息子、補助輪なしですぐ乗れるようになった。 しばらくは家の近くの小道を走るのみだったが、休日に遠出をすることにした。家族でよく行く大きな公園だ。 電動自転車のフロントシートに娘をのせて、いつも息子がのっていたリアシートには荷物を。なんだか後ろが心もとない。私、息子、夫の順に並んで、公園へ向かうことにした。 楽しみ半面、緊張した面持ちの

          息子が自転車で公園へ行った日

          子育ては「今しかない一瞬」の連続である

          母になったのは5年前。もうすぐ息子は5歳、娘は2歳になる。結婚しても生活にまるで変化がなかったが、出産後はそれまでと別人のような生活を送ることになった。結婚前の私が何を大切にし、どんな時間の使い方をしていたか、もう思い出せない。あの頃の自分は、もうこの世に存在していない幻だ。 幻と決別したかわりに「私たちがいないと生きていけない人間たち」を、夫と手探りで育ててきた。予想していたより育児はずっと複雑で難しくて、取り返しがつかないことも多い。 そして、子どもたちの「今」は、本

          子育ては「今しかない一瞬」の連続である

          夢だった編集という仕事に殺されかけた20代のわたし

          私の20代は修羅の道だった。 2000年代初頭、就職は超が付く氷河期。編集職を目指していた私は、まっっっったく内定が取れなかった。 とはいえ、何社も内定を取っている友人は何人もいた。変にプライドが高かった私は、選ばれやすい新卒ではなかったんだろう。 心配した実父が、「似たような業界だろう」とでも思って、知人が働く広告代理店を紹介してくれた。「でもそこでは雑誌を作れないし!」とあっさり蹴った。いま思うと、なんて失礼な学生だろう。 必死で内定をもぎ取った1社は、出版社。芸能

          夢だった編集という仕事に殺されかけた20代のわたし