見出し画像

モチベーション


自分の機嫌を取るのが苦手だ。

自分が何をすれば喜び、
ストレス発散には何が効果があるか、
何に癒されているのか何に心を動かされるか、

いつも自分と向き合ってみると
答えが見つかるまでに時間がかかって。

私はこの時間が嫌いだった。


要領が悪い。
燃費が悪い。
生産性がない。

自分でどうにかできないこの感情が嫌いだった。


元々飽き性で、
多趣味といえば聞こえは悪くないけれど
一つのことを完結まで持っていく前に
違うことに手を出していて
どれもこれも最終的には手付かず状態。




自分が分からない
自分のことが見えていない。

そこの悩みから至ったのが、
「自分は何もない」


人に誇れるものがない。


学生の頃から、変わってない自分に焦る。


何か得意なことを、、

そう思っても、
中途半端に手をつけてしまったものが多くて
悪いとこばかり気がついてしまう。


自分を大事にすること、
その考えを教えてくれた方に
投げつけてみた。

目標に到達するまでの
モチベーションがない。
考えても、見つからない。と。


頭でこう考えるといいよ。
”これもあれもできなかった、
こうなりたい、
こんなことを叶えたい”
じゃなくて

私はこれも、あれも、経験した。
できるんだ。できる。

そう頭に暗示をかける。

こうなる。こうする。

すると脳はそのゴールを辿るように
手筈をプログラムする。

簡単な仕組みだから。

何気ない話から教わった
「自分を騙してみる方法」


自宅に帰って早速暗示をかけてみた。


効果は早かった。


考える、と言うより、決意する。

できる。


するといくつか興味のあるものが
頭の中にリストアップされていく。

そして今日の隙間時間を探し出す。

今日は午後から予定が入っている。
午前中、家事を終わらせて早めに出よう。

本屋さんへ行き、気になる棚を全部見た。

しかし、
いつものようにダラダラ見るのではなく
テキパキと本を漁る自分。

興味があるものしか見ていないはずなのに
その中から一際、心を揺さぶられる本に出会う。


朝、自己暗示をかけてからここまでの間、
感情はなかった。

”プログラムされた”手筈に則って
”動かされた”感覚だ。


そうして出会ったある本は
視覚で楽しむものだったが、
そこから派生してその資格の書籍だったり
それを生かした書籍であったり
手にとっては頭の中で広がる。

具体化され手順を探し
模索する。


楽しい。

感情が大きく動いた。

こんな感覚は久しぶりだった。

驚きだったのが
ここまできてようやく
自分はこうしたものが好きだったんだ。
と気が付いた。


するとそれを仕事や趣味にしている自分が
想像できた。

リアルに感じられた。

もちろん道のりも遠い。
頭の中でせっせと目標に向かって
努力せねばならないことも
しっかり想像できた。


いつもならそれを想像して諦めていたことが
今回は明らかに違った。


「なりたい、叶えたい」
ではなく
「こうなる、こうしていく」

と思えた。



これが暗示の効果だという。


この時間の中で悩んでウジウジ
している自分はいなかった。


自己暗示、仕組みは複雑だとは思うけれど
人間の脳は感情と切り離されていることが
少しわかった気がした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?