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「30までにとうるさくて」が期待値を超えるドラマだった

いま20〜30代の女性に共感されていると話題の「30までにとうるさくて」を今更ながらに見ました。始まった頃から何かと注目されてたし、92%の支持率というから一体どんなものだろとあまり期待せずに見始めたら、めっちゃハマってしまった!

いや〜、おもしろい!4人の主人公それぞれがタイプの異なる悩みを抱えながらも乗り越えていく様子がめちゃくちゃリアルでよかった!

仕事、結婚に出産、セクシュアリティ、友情、社会問題、男女差別など、ドラマに出てくるテーマが身近にあるもので、あ〜それわかる!ってことも結構出てくる。

ドラマの世界だからとか、自分とは違う境遇だからなーとか思わず、割と自分の身近にあるテーマだからこそ、リアルな日常を見ているみたいで共感できることも多い。

たとえば、年代によって世間からの見られ方が違うこと。これは婚活経験者ならあるあるだけど、30代になると一気に婚活の道は狭くなってしまう。男性は婚活にあまり歳は関係ないけど、女性は若いうちが華みたいな風習がある。

ほかにも仕事と子どもどちらも手に入れたいって男性だったらわがままじゃないけど、女性にとって両立するのはまだまだ難しい部分がある。

というような話がたくさん出てくるのだけど、うんうん、そうだよねって思うことが多い。

このドラマでめちゃくちゃいいなって思うのは、主人公4人の関係性と周りにいる家族の温かい支え。

4人の出会いや仲良くなった背景はドラマで描かれてはいないけど、本音を言い合える関係性や悩みを吐き出せる安心感、仲間の悩みを本気で心配し一緒に解決しようとしていく姿勢が素敵すぎる。

お互いを支え合いながら信頼しながら、自分をさらけ出せる関係性に憧れる。

そして、主人公たちの家族や恋人もめちゃくちゃいい人!家族の温かさに泣ける。なんだこの素敵ドラマは!

各話のタイトルも1話ごとの内容を一言で伝えていて、心に刺さる。毎話ごとに胸を熱くするシーンがあり、思ったように進めず紆余曲折する場面も多いけど、最後にはそれぞれの幸せの形を自らの手で選ぶことができて良かったな。

結局のところ、年齢に縛られているのは世間ではなくて自分自身。年齢なんてフィクションだ。可能性を狭めるのも広めるのもすべて自分が選べる。

自分が行動すれば、いつだって何度だってリスタートできる。そんなことを教えてもらったドラマだった。2022年、心に残るドラマの一つ。個人的には、かなたくんの優しさに惹かれました。

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