船橋市・弓場清孝

広島県東部神石高原町出身(井伏鱒二の「黒い雨」の舞台となった小畠近隣の山村)1951年…

船橋市・弓場清孝

広島県東部神石高原町出身(井伏鱒二の「黒い雨」の舞台となった小畠近隣の山村)1951年生まれ(71)学歴:福山市神辺高校(神辺工業高校定時制夜間(普) 職歴;主に電工並びに通信 最終職歴:元・柏崎刈羽原発下請け労働者 で現在、重度障がい者の一人です。

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処理汚染水の海洋放出は大丈夫か

 月刊の「新聞うずみ火」の10月号が届きましたので、その中の福島第一原発の「汚染水の海洋放出は大丈夫?」と題して京大複合原子力科学研究所の「今中哲二」さんへのインタビュー記事を最初に転載させていただきます。  この中で今中さんも仰っておられるように海洋放出されはじめた、処理汚染水は薄めたからと言って放射性物質の総量は変わりません。そして毒物だったものが無害になるわけではありません。さらに、処理汚染水にはトリチウム以外にも、ヨウ素129、ストロンチウム90などの放射性物質が残

    • 原発死

       「原発死」という松本直治氏が書かれたノンフィクションの著作本が私の手元にもある。そして、主な内容は彼の子息だった松本勝信氏が北陸電力の社員で、北陸電力が、まだ、原子力発電に本格的に足を踏み入れていない頃で原発開発の安全性を高めるために日本原子力発電(原電)の東海や敦賀原発に出向させらて、管理区域内で被ばくさせられ、舌ガンに冒されて亡くなる直前の末期にはガン細胞が全身に転移し、勝信氏は病院のベットで頭を搔きむしる症状に対して医師は「頭蓋骨が壊れていくのです」と父の直治氏に告げ

      • 石丸伸二都知事選候補について

         今回、石丸伸二氏という広島県安芸高田市で市長を歴任した人物が都知事選に出馬し、注目されていた蓮舫氏を破り驚くべき事に165万票以上で2位となった。  しかし、彼にも問題が無いというわけではない。私も広島県出身者として、選挙後に彼の言動や公約などが非常に気になり、それなりに調べて見た。その理由は都政というのは一つの国の予算が動かせるくらいのおカネが調達できるからだ。下の画像はれいわ新選組の山本太郎氏の街宣から切り抜いたものだが、20兆円以上という莫大な金額を動かせる事も可能

        • TBSと都知事選

           昨日、7月7日は都知事選の投票日だった。そのお昼からTBSテレビで「アッコにおまかせ」という番組の中で東京都知事選をめぐって誤った情報が報道されての内容が酷いものだった。  これに対して、著述家・活動家の菅野完氏も怒り、TBSに抗議の電話を2時間かけられても繋がらず、直接にTBSへ抗議に向かわれたが、警察を導入されての問答となったが、TBS側は責任者も出て来ず、無責任な対応となった。菅野氏が削除されていなければ下の動画をご覧ください。  私も昔(2013年)に原発の話し

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        処理汚染水の海洋放出は大丈夫か

          都政と原発問題

           都政と原発問題はが絡み合ってることは明らかであろう。何故なら、再稼働で揺らぐ柏崎刈羽原発の電力は都内をはじめとした首都圏で利用されてきたからだ。  しかし、3.11後においても、柏崎刈羽原発が稼働せずとも首都圏の電力事情は賄われているのが実情である。そして、最近の都庁においては無駄としか思えない小池都知事の下でプロジェクションマッピングと命名され総額48億円の税金が垂れ流されている。  そして、その足元では、明日の食事事情もままらない人たちのために連日、炊き出しが行われて

          福島第一原発に職人は集まらない

           このところ、東京電力の福島第一原発ではコンクリート打設に伴う骨盤骨折や化学熱傷など多彩な事故が続いて発生している。  (2024/6/20(木) 原子力定例記者会見・アーカイブ)  上の写真が先だっても取り上げたが高齢のミキサー車の運転手が脚立作業でシュート内の残コンをポンプ車のホッパーに洗車ブラシなどで掻き下ろそうとして脚立から足を踏み落とし、土間に尻もちをつくようなかたちで転げ落ち骨盤を骨折するという事故で、一方はコンクリート打設中に長靴に生コンが入り足首に化学熱傷を

          福島第一原発に職人は集まらない

          福島第一原発、コンクリート打設に伴う事故あれこれ

           昨日、木曜日の定例記者会見によれば、廃棄物処理建屋の増設に伴い、生コン車の運転手の骨折事故やコンクリート打設時において、土工職と思われる作業員の方が生コンも代掻き中に長靴の中に生コンが入り、足に化学熱傷を負うという、どちらも未経験者かと思われる事故が発生している。生コン車の運転手の方は高齢の方でベテランと思われるが、何故、脚立を使用しなければならなかったのか、私にも理解できない。  それは、ミキサー車のドラム内の生コンを全てはきだし、シュートに残る残コンを通常なら、洗車ブ

          福島第一原発、コンクリート打設に伴う事故あれこれ

          東京電力は作業員の死因、他、隠蔽(福島第一原発)

           6月13日に福島第一原発構内の企業センターB棟休憩室において、東京パワーテクノロジーの作業員(50代)が午後0時43分頃に心肺停止の状態で発見され、入退域管理棟にある、救急医療室の医師の判断により、外部の病院への搬送が必要であるとしたため、午後0時51分に要請、救急車到着・出発が午後1時22分で病院着が午後1時39分で搬送先の病院(医療機関)にて同日・午後に死亡が確認された。     (下・東電会見資料より)(6月14日・日報) https://www.tepco.co.

          東京電力は作業員の死因、他、隠蔽(福島第一原発)

          福島第一原発の作業員の死因不明でよいのか

           6月13日の東京電力定例記者会見で協力企業の東京パワーテクノロジーの作業員が休憩所において午後0時43分頃に心肺停止の状態で見つかり、救急医療室に運ばれた後、医師の判断で午後0時51分に外部の病院へ救急搬送されたが、その日の午後に死亡が確認されたと…  心肺停止の状態で入退域管理棟救急医療室の医師は蘇生措置を行ったのか?行っても蘇生しないと判断したから外部の病院へ救急搬送したのであれば、死亡時間も違ってくるのではないだろうか。入退域管理棟救急医療室には死亡判断も行われるよ

          福島第一原発の作業員の死因不明でよいのか

          福島第一で心肺停止事故

           6月13日の東京電力定例記者会見で協力企業の東京パワーテクノロジーの作業員が福島第一原発構内の2号機西側にあるトレンチ内での作業後に休憩所に戻り、倒れていたところを発見したが、すでに心肺停止状態であるところから、医療室に運ばれ処置は受けたようだが、外部の病院に搬送されたが、東京電力の広報は詳細は掴めていないと、また、質問側の記者も要領を得ない質問が多く、東京会場での「おしどりマコ」氏が辛うじての質問だったが、少し違うのではないかと思った。 会見動画(アーカイブ) 環境省

          福島第一で心肺停止事故

          感電では無いと言い張る東京電力

           4月24日に福島第一原発で起きた、感電と考えられる事故の事を書くのは、これで、3.4度目となるだろうか、昨日の定例記者会見においても、まさのあつこさんが「感電」という言葉を出された途端、東京電力の広報側は、ピシャリと「感電では無い」と釘を刺した上で次の質問で。まさのさんを虐めた。  そして、同席されていた木野さんも事故で利用されていた、ハンドブレーカーの話題を持ち出されたが、有耶無耶にされていた。 (会見動画はこちら) 2024/5/30(木) 中長期ロードマップ進捗状

          感電では無いと言い張る東京電力

          建造物の基本も判らぬ原電

           昨日の朝日新聞が報じた記事に愕然とした。  写真を見て、ある程度、建造物の知識あれば判るが、上から鉄筋剥き出しでコンクリートの被りなければ建造物として役に立たないという事だ。  つまり、防潮堤の土圧がかかる基礎部分だが、上から鉄筋が丸見えという事は、土留め工事(支保)もトンデモ工事だったという事だろう。しかも、この朝日新聞の記事には「原電の坂佐井豊・東海事業本部長は安全対策工事の工期について「今年9月を目標にしているが(達成は)非常に厳しい」と述べた。今後は補修方法を確定

          建造物の基本も判らぬ原電

          玉木雄一郎氏(国民民主党代表)の差別的発言

           こともあろうに政党の代表がNHKが不法残留していたベトナム人が栃木県内で起こした強盗事件を捉え『外国人の「不法残留」は厳しく取り締まり、特定技能実習生は移民に繋がるので拡大してはならならない…..』などと、日本の今の現状も鑑みず、このような発言をされているのである。 (NHKの記事はこちら) https://www3.nhk.or.jp/shutoken-news/20240516/1000104613.html  このような事件は背景が重要になってくるが、NHKも報じ

          玉木雄一郎氏(国民民主党代表)の差別的発言

          東京電力が再び感電を否定

           5月9日、昨日の東京電力の定例記者会見において、主に、フリーランスの「まさのあつこ」氏が先月、4月24日に福島第一原発所内で起きた作業員の感電と考えれられる事故に対して東京電力の広報側はふたたび、「感電ではない」と否定した。 (2024/5/9(木) 原子力定例記者会見アーカイブ)  アーカイブの動画の中で朝日新聞の記者の質問で「作業員が一旦、現場を離れ、ふたたび、近づいたらアークを受けた」というのは何故かという応えに対し東電の広報側は「深く入った(ハンドブレーカーのノミ

          東京電力が再び感電を否定

          島根原発のブレーカーの火災事故について

           中国電力の島根原発2号機のタービン建屋内(管理区域)の工事用仮設ブレーカーで火災事故が4月30日に起き、中国電力は当日、公表した。 https://www.energia.co.jp/atom_info/assets/press/2024/p20240430-9a.pdf  この事故に関しては消防署による現地確認が行われ、17 時 06 分に、火災と判断されてはいるが、ブレーカーの公表画像を見てもわかるように、子ブレーカー(4個)の出力側の端子部分を何故かブルーの目隠し

          島根原発のブレーカーの火災事故について

          福島第一原発の感電事故(2)

           前記事で4月24日に福島第一原発で起きた感電(電撃)と思われる事故で感電ではないだろうとのコメントを戴いたので、再考してみたいと思い今回の記事を書きます。 前回の記事はこちら  東京電力が4月25日の定例記者会見に併せて公表した資料によれば、『負傷者については意識があり、また、放射性物質による汚染はありません。発電所構内の⼊退域管理棟救急医療室にて 医師の診察を受け、緊急搬送の必要があると診断されたことから、午前10時57分に救急⾞を要請し、医療機関へ搬送し ました。診断

          福島第一原発の感電事故(2)