石丸伸二都知事選候補について

 今回、石丸伸二氏という広島県安芸高田市で市長を歴任した人物が都知事選に出馬し、注目されていた蓮舫氏を破り驚くべき事に165万票以上で2位となった。

 しかし、彼にも問題が無いというわけではない。私も広島県出身者として、選挙後に彼の言動や公約などが非常に気になり、それなりに調べて見た。その理由は都政というのは一つの国の予算が動かせるくらいのおカネが調達できるからだ。下の画像はれいわ新選組の山本太郎氏の街宣から切り抜いたものだが、20兆円以上という莫大な金額を動かせる事も可能だからだ。

 ところで、石丸伸二氏の公約など見てみると、今の都政で必要な具体的な公約は一切、無いのだ。

 それどころか、彼は前任先の安芸高田市長時に高齢者は自分より先に死にますから…」などと暴言を吐露しているからだ。

 それは、あたりまえだろうが、首長として笑って発言できる言葉だろうか、はっきりと差別感も伺えるのでなかろうか。沖縄差別を繰り返す、ひろゆき氏や高齢者の集団自殺を明言した成田悠輔氏を彷彿させる言動でもある。
 何故、このような人物に高い票が得られるのか、私にはわからない。

 現在の東京都というのは高齢者や障がい者の比率も高い。さらに、彼はYouTube内で東京都の災害時においては「自助」を最優先にしているのだ。

 しかも、公開されたの商業娯楽映画の「シン・コジラ」のシーンに出てくる東京駅の場面を都政に用いようとした事だ。「シン・コジラ」の主な「あらすじ」はウイキペディアで知る事が可能である。放射能を用いる非常に怖い娯楽作品である。

 石丸伸二氏の6月6日の投票日前の夜の酒飲みながらの自身のYoutubeを視聴すればそれが伺える。

 東京都は前述したとおり、高齢者や障がい者の人たちが増加の一途をたどっているのが現状である。ひとたび、大災害が起きれば避難が難しく、特に、高齢者や障がい者の人たちは、彼のいう「自助」ではどうにもならない。首都圏直下の大地震も予測され、原発においては東海第二原発の過酷事故もありえるだろう。
(つづく

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