都政と原発問題

 都政と原発問題はが絡み合ってることは明らかであろう。何故なら、再稼働で揺らぐ柏崎刈羽原発の電力は都内をはじめとした首都圏で利用されてきたからだ。
 しかし、3.11後においても、柏崎刈羽原発が稼働せずとも首都圏の電力事情は賄われているのが実情である。そして、最近の都庁においては無駄としか思えない小池都知事の下でプロジェクションマッピングと命名され総額48億円の税金が垂れ流されている。

 そして、その足元では、明日の食事事情もままらない人たちのために連日、炊き出しが行われている
 さて、今回の都知事選において、清水氏を除いて有力候補うち、原発再稼働に反対した候補は蓮舫氏だけである。

 東京都は大株主の立場から東京電力に意見ができる。ただ、問題は連合とのあいだだろう。

 柏崎刈羽原発は避難問題を始めとして、多方面から再稼働はすべきでは無いと私は考えている。そのひとつに、コンクリートの癌とも言われているASRI(アルカリ骨材反応)だ。

 上記の画像はASRIによる、コンクリートが劣化する地域である。柏崎刈羽原発や能登の志賀原発、福井県の原発立地地域も入る。コンクリートは本来、高いアルカリ性を有しています。そのアルカリ分がコンクリートに使用された反応性骨材中のある種の反応成分と化学反応を起こし、反応生成物であるアルカリシリカゲルを生成します。アルカリシリカゲルは強力な吸水膨張性をもっており、コンクリート外部からの水分供給により膨張します。このアルカリシリカゲルの膨張によってコンクリート内の組織に内部応力が発生し、反応性骨材周囲のセメントペーストを破壊します。時間の経過に伴ってアルカリ骨材反応(以下ASR)が進行すると、反応性骨材の周囲に発生した微細なひび割れが進展し、やがてコンクリート構造物の表面に巨視的なひび割れが発生します。これがASRによるコンクリートの劣化メカニズムです。
 ご承知の方もいると思われるが、柏崎刈羽原発周辺は意外に降雨量も多い地域でもある。故に、重要建屋のコンクリートは常に塗装や防水などのメンテナンスが必要である。

 さらに、柏崎刈羽原発には溢水や液状化問題などもあり、地上より地下部分は水にさらされる重要建屋も多い。そのような部分のコンクリートは打ちっぱなし状態である。

 さらに、付け加えれば塩害劣化という課題も柏崎刈羽原発には浮上してくる。何故なら、再稼働を目指している7号機は海水に囲まれているからである。








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