ラーサとヤーサのお話シリーズ絵本「ミロとシャスヤーと雨の国」77

怒っていた水の精はいつしか優しい顔になり、

シャスヤーの水の種族に対する献身に報い、

雨を降らせるために村へ帰ると伝えます。

水の精「ただし、
他の人間が同じことを繰り返し、

水の一族が誰もいなくなり、

わたしをなぐさめる歌が聞こえなくなった時、

わたしはその場を離れ、

再び戻ることはないだろう。」

そう言って、
水の精は去りました。

続く

戸張碧月

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