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働きたくない私の明日に向けた対処法 ーアップデートー


今の職場で働き始めて2ヶ月目の投稿
『働きたくない私の明日に向けた対処法』

半年経過した投稿
『居心地の悪さ』

あれからまた時が経った。去年の9月に入社したのでそろそろ1年だ。
今の状況を振り返ってみたい。

入社2ヶ月は自転車通勤中、うまく立ち回れない自分への苛立ちから高架下で「あああああ~!!」と声を上げ、半年後には家を出た時点で「死にてぇ!!」と叫ぶ日々だった。

今は特に声を上げていない。無言。無である。
どうにもならない自分に慣れてきたのもあるし、難しい仕事を他所に流す要領を身につけてきた。
恐らく、向上心というか仕事に欲がほぼなくなったのだと思う。
肩の力が抜けた、というのは良く言い過ぎだろうか。

■勘違い■

3時間パートといえど多くの店舗従業員がそうであるように、個人の売上成績は月ごとに記録され精査される。

私は接客もするが売り場の清掃とメンテナンスがメインなのでノルマはなく、売上が少なくても責められることはない。販売担当のスタッフは本当に厳しい中で働いてらっしゃるので、自分なんかは全然ゆるい。

それでも売上向上を促す社内向けのキャンペーンがあったり、やはり「売らなければ」という意識はあった。
また、お客様の要望に答え満足いただき、自分の接客で商品が売れるのは達成感があった。
販売で売上を上げる人というのはやはり花形であり、自分の売上成績は微々たるものであっても、やはり形に残るのは手応えがある。
クロージングで覚えなければならない事も山ほどあり、経験したほうが覚えるので、必要があると考えて苦手でも積極的にチャレンジしていた。
半年ほどは。

来客数の多い日が続くある日、接客とクロージングに追われ売り場のメンテナンスが十分にできていなかった。
販売のメインである上司にメンテナンスの進捗はどうかと聞かれ、そのまま「すみません、まだです」と答えた。
上司に厳しい口調で叱責を受けた。
「あなたの仕事は売り場のメンテナンスでしょう。販売は販売担当にまかせて本来の仕事をして!」

当然過ぎて返す言葉はなかった。

それでも言われた直後は、『接客とクロージングは”仕事を覚えよう”という意志から励んだ事で、今まで苦手でも必死で追いつこうと頑張ってたのに否定された』と悔しくなり上司が恨めしかった。夫にバレると弱音を吐くなと怒られるので、誰にもバレないよう入浴中に声を漏らさず涙だけ流した。

それも時間が経つうちに悔しさが冷めていき、『冷静に考えると他の人が言わなかっただけで、実は迷惑していたのかもしれない。頑張ってるように見えて無理に止められなかったのかも。間違った努力だった』と認めるようになった。

その時『居心地の悪さ』を投稿している。この気持ちと過去にデザインの仕事がうまくいかなかった記憶とが重なり記事中こう表現している。

頑張りが結果にならなければただの徒労である

さすがに「ただの徒労」と切り捨てるのは自分でも悲しいのだが、頑張ってもうまくいかないときはうまくいかないと切り替える事にした。

■さて現状■

日常の業務で繰り返し管理する事はおおよそ掴んできた。よほどのイレギュラーの対処でなければそうそう困ることは減った。

複雑な注文で時間がかかりそうだったり、できるだけ大きい顧客は販売担当のセクションに回し、その日の作業が終わるように注意を払って作業を進める。
それでも十分に終わらない日などは自分の存在理由を疑いたくなるが、責めても進捗は変わらないのですっぱり諦める。
自己嫌悪で状況は良くならないからだ。私が反省ばっかりした所で他の人の仕事が減るわけではない。売上も上がらない。自己満足だからだ。

後輩も増えた。同じ歳の主婦や学生と年齢層は様々だが、やはり能力の高い人たちばかりだ。さっそく担当の仕事を任されている。
自分はどちらかというとその日その日で手の足りない所を言われて回るという感じである。担当の仕事がある人に比べて責任としては軽めな気がする。
能力に見合わせるとそのくらいしかさせられないのだろう。
無理なくできる事をやらせてもらっているのだから受け入れ、集中してこなすだけだ。

だたやはり、「後から入った人がどんどん新しい仕事をまかされている中、自分は今までと一緒・・・」と情けなくなる頻度は後輩が増えるに連れ上がっていく。
そこで、以前考えた『明日に向けた対処法』のアップデートをすることにした。

■知らない事は知らない。わからない事はわからない■

以前上げた
・反芻しない ・いい子に見られても時給は変わらない
・これが今日のせいいっぱい

はそのまま、追加項目を足したいと思う。

・能力に先輩後輩はない

能力の低い人は低いし、高い人は高い。年齢や入社時期、経験とは関係がない。
つい「自分の方が先に入っているんだ、いい所を見せないといけないんだ」と焦りがちだが、長くいても知らないことは知らないし、わからない事や理解できない事も山ほどある。
逆に最近入った人のほうが知ってる事もあったりして、これはもうどうしようもない。知るタイミングもあると思うし。

なので、もう入社時期関係なく、後輩にも「わからないので教えて下さい」と恥も外聞もなく聞く。教えてもらったら必ず「ありがとうございます」を忘れない。

これができないと先々キツい。そしてこれができなかったから以前の職場で居づらくなった。(『閉じた人間が理解しようとしてる『フリ』をしていた話。』
おかしなプライドで一回失敗しているのに、ここでまた繰り返したらマジでマジで何してるかわからない。ここは経験を生かしたい。

そしてこの対処法をさっそく今日実践してきた。途中変な言い訳をして怪しかったがなんとか軌道修正して新しい知識をゲットできた。
中途半端なプライドを保つより得るものが大きい。

■辞めたい時の保険■

対処法はこれからも追加されたり変更されたりする思う。
こんな風に文章にまとめると内容が整理されてよい。自己満足だがこれからもまとめていきたいと思う。

それでもどうしても続けたくない、辞めたいと思うことは多いだろう。
終わりを決めてないから苦しくなるのかもしれない。

なので区切りを付けることにした。

目標貯金額を設定したのである。数字は明かしにくいのだが少ない給料でも実現可能な金額に決めた。
延々に今が続くよりゴールが見える方が安心する。
しばらくはこれを指標に頑張ってみたいと思う。