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ブランディングだけに甘えたくない。〜商品価値が全ての土台〜

なかなか寝ない息子の寝かしつけ最中に、
この記事を書きだしてます。

ぼーっとスマホ見てたら飛び込んできた、
ブランディングの必要性を説いた記事。

それを読んで、
違和感を覚えたから。

違和感がエネルギーとなり、
猛烈に書きたくなったのです。


スマホのライトが
息子の寝入りに影響しないよう
布団を被って書いています。
息子よ、はよてねくれ。


ブランディングがなぜ大事なのか?
その記事の要約としてはこんな感じ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

モノや情報が溢れている現代。
ほとんどのものがそこそこの性能や
品質を保つようになり、
商品の差別化はほぼ無理ゲー。

同じようなものが並び、
簡単に比較できる世界では、
見つけてもらえない、
買ってもらえない。

大事なのは、誰から買うかということ。
ファン化をして、
『あなたから買いたい』と指名させること。
だからブランディングが大事。

・・・・・・・・・・・・・・・・・

うん、間違ってない。
私もそう思う。


でも強烈な違和感を覚えたのは、
商品の差別化はほぼ無理
という部分。

商品自体の差別化の難しさは痛いほどわかる。
この部分に、日々苦労しまくっている。
今の時代、多くの人に受け入れられる
独自性をカタチにすることは、本当に難しいのだ。

でもここで、
『はい無理ー!』と諦めたくない。

私のプライドがそう思わせる、
というのも一つの理由。

もっと本質的な理由としては、
商品自体の差別化と独自性を作る中で、
どれだけ想いを込められるかが、
付け焼き刃ではない、
本物のファンを作ると思うから。

だって、どんなに素敵な人や
ブランドから買ったモノだとしても、
めちゃくちゃフツーの商品だったら、
結構残念じゃないですか?

PRがめっちゃうまくて、
ワクワクして買って使ってみたら、
『あれ?思ってたほどじゃなかった』
ってなったら、
逆にブランド価値下がりません?

お客様がお金を払う最前線の対象は、
人でもブランドでもなく、
目の前の、商品です。

Appleの大ファンだって、
iPhone15という商品が欲しくて、
お金払いますよね。

その商品を通じて、
ブランドの世界観や価値観を体感したくて、
お金を払うわけで。
そこがいわゆるブランドの価値。

商品は、お客様との接点の、一番最前線。

だから商品の細部に
ブランドの価値観を織り交ぜていく。
作り手の想いを紡いでいく。

たとえそれが革新的な差別化要素でなくても、
お客様のことを考えたその姿勢は、
『これ、良い』という空気感を商品に纏わせることに繋がると思う。

【あなたから買いたい】
だけじゃダメで。

商品を使った後に
やっぱりあなたから買ってよかった
と思うから、もっとファンになる。

これがもう一歩深い、
ブランドとお客様の関係を生むと思うんです。

だから、商品の差別化は無理!
に甘えたくない。

この部分こそ、
ブランド力づくりの最前線であり、
底力を支えるものだと思うから。



母がコソコソ、熱苦しく文筆中に、
無事息子は夢の中へ。

今日も保育園で頑張ってくれてありがとう。
君が保育園で過ごしてくれている間に、
母は少しでも良いモノを作るために、
四苦八苦して、頑張ってます。

血の通った商品が、
もっと世の中に増えることを願って。

おやすみー。

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