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東洋医学における、「健康」へ。【その4】~陰と陽のバランス~

こんばんは。ろんどん。です。


それでは、前回の続き、

東洋医学における、陰陽論 について、見ていくことにしましょう。


1.陰陽論ってなんぞ?

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みなさんは、この不思議なマーク、見たことありますか。


なんだか神秘的な雰囲気だなぁ。

上手く説明できないけどかっこいい!

ちょっと気持ち悪いかも.........


いろんなイメージを持つ方が、いらっしゃると思うんです。

(ちなみに、私は、勾玉みたいでかっけー!と思いました笑)

.

これ、実は、陰陽論を端的に表した『シンボル』なんです。


じゃあ、このマークが表す 陰陽論 とは何なのでしょう。

簡潔にいきますよ。はい!


すべての事象を、陰と陽の二つに分け、対立や依存をし合うことで、バランスを保っているとする考え。


なのです。


これが分かったところで、次の項に行きましょう。


2.シンボルをよーく見ると...!

さて、もう一度、陰陽論のシンボル(対極図)を見てみましょう。

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ほら、よーく目を凝らしてください、、、

いろんなことが見えてきませんか??


まず、これは陰陽論のシンボルなわけだから、

白い部分

黒い部分

と考えることができそうですね。


でも、単純に二分されるというなら、半月のようなマークでも良さそうなものですが.........

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そうはなっていない。


陰陽魚では、真ん中に描かれた波のようなもので、陰と陽が二分されていますね。

完全に二分されているわけではなく、陰と陽が動きながらバランスを保つようなイメージ。


ここに、陰陽論の大きな特徴である、『陰陽消長』が見てとれます。

陰陽はいつも静止・不変の状態ではなく、お互いの力関係に基づいて常に変化している


そしてもう一つ。

左側の陽を表す白地が全て白でなく、中に黒丸があることが分かりますよね。

右側の陰を表す黒地も、同じです。

陽の中からも陰がのぞき、陰の中からも陽が顔を出す。


ここに、陰陽論の『陰陽互根』が見て取れます。

陽と陰は相互に依存関係があり、陽の要素は陰から生まれ、同じように陰の要素は陽から生まれる

ということです。


完璧な人なんていない。

誰にでも、良い部分と悪い部分があって、それが当たり前なんだ。

こうとらえることもできるかもしれませんね。

東洋医学って、なんだかあったかい。(笑)


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自然の現象は、陰と陽の側面を持っていて、

これらは常に変化し、一方からもう片方が生まれたりする。

ものすごく柔軟な考え方ですよね。


これは、私たちの体にも当てはめられることであります。

気持ちが昂れば落ち着かせるし、皮膚が乾燥していたら保湿する。

当たり前のことだけど、私たちの中に自然にある感覚ですよね。


さて、ここまで長々と解説してきましたが、

陰陽論とは何か、分かっていただけましたでしょうか。


次回は、五行論について見ていきたいと思います。

それでは。


3.参考文献








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