41歳お母ちゃん🇧🇪ベルギーでゼロからフランス語|Language Exchange開始 [6ヶ月〜1年]
3人の子供を連れてヨーロッパのフランス語圏に引っ越してきてからの最初の一年は、振り返ってみると「フランス語がわからない」という大きな壁に小さなネズミがカリカリと穴を開けようとしているような感じで、歯が立たずとも、すぐには到底できっこないとわかっていても、とりあえず小さなトライを繰り返す一年でした。
言語の壁は、ネットで時々目にする「○ヶ月でペラペラに〜」なんてことはお母ちゃんのライフスタイルではあり得ず、一朝一夕で太刀打ちできるものではない。こつこつと、ひとつずつ、長期戦で取り組んでいくしかない、そんなことが身にしみて分かった一年でした。
例えば、子供の現地校の宿題。なんてことない小学生の宿題でも、言語がわからないとなると、一緒に取り組んでもものすごい時間がかかります。親切なご近所さんに助けを求めたり、翻訳アプリくんたちに夜な夜な働いてもらったり、学生家庭教師を見つけたりと、あの手この手でやるしかありません。(↓小2の宿題例)
お母ちゃんはこの頃、週2回各2時間の初心者フランス語教室で、脳みそがチリチリ痛むくらい頭を使って、数字、曜日、色、食べ物、自己紹介など、2歳児並の語彙を学んでおりました。初心者クラスは、誰もが初心者なので、少人数生であっても会話を通してアウトプットできる時間が少ない。話す練習をしないとますます頭がついていかないな、と思っていたところ、日本食店の片隅で見つけた「Language Exchange」の張り紙:
すぐさまメールをし、そこから語学学校に並行して、月に2−3回カフェやオンラインで、彼女の日本語練習30分→私のフランス語練習30分、をするLanguage Exchangeを始めました。
2歳児並のフランス語を必死に学んでいる私がフランス語で言えることは非常に限られていて、フランス語で15分も話せば汗だく脳みそ大パニック状態。彼女も同じように頭を抱えながら日本語を絞り出し、お互いにヒーヒー言いながら学ぶ時間となりました。
この女性はフランス語圏で育ったデンマークの方で英語も堪能。半年ほどLanguage Exchangeを続けた後に、彼女はイギリスの英語教授法資格CELTAを取得して新しい仕事を始め、我々のLanguage Exchangeは終わりました。いい相手を見つけることができれば、自分の母国語と交換に無料で外国語会話が学べるこの方法は合理的だ。(Language Exchangeのパートナーは、Facebookの語学系グループなどオンラインでも見つけることができます。)
会話ができないレベルなのにフランス語で話すなんて無理だ、、、と思う時もあったけれど、片言でも、間違いだらけでも、自分の口から伝えたいことを絞り出していくことは教室やテキスト上の学習とは違う別の筋肉を鍛えてくれる。必死で会話した後のお母ちゃんの顔は、汗と知恵熱でまるで茹でタコの様。恥ずかしくても、つたなくても、フランス語を話せるようになりたいのならば、話さなくちゃ始まらない。使ってなんぼ、慣れてなんぼ。身をもってよーくわかった1年目でした。
現地校は毎日お弁当。日本が恋しくてたまらない到着1年目の子供たち。小さな支えになればと毎週金曜日は巻きSUSHI。雑だけど、よしとしよう。
お母ちゃんの、はじめてのフランス語シリーズはこちら:
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