例えば、真夏に東南海大地震が西日本を襲えばこうなるっていうシュミレーション、それにどう対応すればいいのかをみんなで考えるっていう小説。その2
想定外・この言葉を使わせてはいけない。
この記事は下の記事の続きです。
想定外。
この言葉が怖い。
対策が出来ていないことが想定外でしたのでという言葉で終わりにされる。
しかし、東南海巨大地震は東日本大震災で、首都直下型地震は阪神淡路大震災で、コロナも熱中症も豪雨も、今生きているほとんどの人たちが体験しています。
富士山噴火だけは過去を紐解かないとダメだけど、文献に資料はあり、まったく知らないわけではありません。
この記事や先の記事に書いてきたことは全て体験しています。
全て想定内です。
想像すれば良いのです。
文学がその役目を担う時ではないでしょうか。頭の中で考えてみる。
その役目を担える本をと思って書きました。
2050年を過ぎれば、地球は、人口百億人時代を迎え、食料、水、エネルギーが不足し、環境破壊も温暖化も進み人類が生きていけるのかどうかという厳しい時代を迎えることが予測されます。
でも、日本は、その前の2030年代〜2040年代に国家存亡の危機を迎えます。
弱った日本で、今世紀後半の世界を乗り切れるでしょうか。
この本では、真夏に東南海巨大地震が起き、誘発され富士山が噴火し、首都直下型地震が起きるというシミュレーションを冒頭に示し、そのことが書かれた本『革命だ』という架空の本を課題本にして読書会で話し合います。
架空の本 『革命だ』
架空の本『革命だ』は、
地震災害、少子高齢化、地方の衰退、財政危機などの日本の危機と、百億人時代の世界危機のこと。
その対策として、読書会で二都制、地域分権、大統領制などのどんな日本がいいのかが話し合われ、それらを実現するために憲法の改正じゃないかなど話し合われます。
その『革命だ』を課題本にして小さな読書会が開かれ、刺激を受けた高校生が文化祭で読書会を行い、そうして少しずつ読書会を中心に『革命だ』も売れて行きます。
やがて、大規模な読書会が行われ、有名書店チェーンでも取り扱いが始まり一気に社会に広まります。
そうやって社会が変わっていく物語です。
昨年の夏。異常に暑くて、コロナに加え熱中症も危ないと日々報道されている現状のなか、大阪では、やがてくる東南海巨大地震の報道もあり、被害想定も報道されていて、その番組等を見ながら、その東南海大地震の日の夜に熱中症でどれだけの人が倒れるのか。想像しながら書きました。
台風だと家がなくゲリラ豪雨に襲われればどうなるのかは想定されていません。そういうことも含めて考えてかきました。
予測ではなく、想像ですね。それがないと怖いと思いました。
それで、もっと自分で書いて広めて、もっとみんなに話し合ってほしいと思い書きました。
どうか、一読してほしいと思います。
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