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運動にハマったら◯◯に気をつける

この記事↑の続編的な感じで、今回は運動を始めてみて、ハマってきたら気をつけたいことについて。

運動にハマると起こってしまいがちなこと①

それまで動く習慣がなかったわけなので、ハマることで習慣になっていくのはとてもいいんだけれど、ここでやってくる落とし穴が…「やりすぎる」ということ。回数を増やしたり、時間を増やしたり、もっともっと、となってしまう。

ここで大切になってくるのが始めた目的。やりすぎ始めた時、運動し始めた時の目的に叶っているのかどうかをチェックしてみてください。

また、痛みがないかどうかもチェックが大切。痛いところを見て見ぬふりをして練習して、得られるものは基本あまりありません。

運動にハマると起こってしまいがちなこと②

「自分がやっていることがベストだと思ってしまいがち」ということです。

特に今まで運動してなかった人は、そのハマった運動がきっかけでちょっと体調が良くなったりとかすると思うんです。それゆえ、ハマるっていうところもありますし。

よく、「私はこの運動で体調が良くなりました!」と救世主的な話を聞くことがありますが、それは、本当にそれがものすごく良かった場合もあれば、どんな運動であれ動き始めたことがただ良かった、ということも大いにあります。

◯◯に気をつけよう

①無理に気をつけよう

上記もしましたが、ハマると生まれやすいのが「痛み」。そして「疲れ」。ハマってアドレナリンが出てると、つい、アドレナリン欲しさに無理することが出てきます。

身体が痛みや疲れのサインを出していないか、ハマったからこそ気をつけてもらいたいところです。

身体は休息も大切。焚き火をする時に適度な酸素を送るのに似ている気がします。動きと休息の緩急があるからこそ、身体は向上していけるんです。

②自分の気持ちに気をつけよう

真面目な人によくある「習慣になってるから続けなくては」「先生が待ってるから続けなくては」。そういった考え方は、運動のし始めはプラスに働くかもしれませんが、ハマってからはマイナスになることも。

楽しいから動く。身体が気持ちがいいから動く。そこに気持ちがあるのかどうか、要チェックです。

③身体の使い方に気をつけよう

ハマってくる頃には、その人特有の癖も明確に出てきがち。プライベートレッスンなどでチェックしてもらえる場合は良いですが、グループなどでチェックしてもらう環境にない場合は、先生に聞いてみたりするのも大切です。

身体の使い方がうまくいってないと、「運動してるのに身体がコル」とか「痛い」とかを感じるようになると思うので、それを目安にしてもいいかもしれません。

④こう使わなきゃいけない!に気をつけよう

逆に、プライベートレッスンなどで身体の使い方を言われすぎて、そこが気になりすぎるのも曲者。

身体をうまく使ってあげるのは確かに大切で、筋肉や骨のことなどに詳しくなる人も出てきますが、正直、身体が動くって、それが全てではないんです。

「こう動かさなくてはいけない」と身体を使ったところで、そう“考えて”いる時には身体の感覚はあまり感じられていないので、実は良い使い方にもつながりにくかったりします。

◯◯筋!って念じたところで、◯◯筋自体は◯◯筋とは知らないんです。知識を知ることも素晴らしいことなんですが、ほどほどに♡

⑤目的に気をつけよう

ハマる人にたまに見られるのが、必要以上の追い込み。上手くなりたいから、◯◯ができるようになりたいから、そんな理由で追い込む人が出てきたりします。

例えばピラティス。ピラティスを始めたらすごく身体が楽になった!という理由で続けていたのに、ハマる中で、もっとアドバンスのエクササイズを、と追い込み、身体に痛みが生まれ始める。このケース、ヨガでもバレエでも、ものすごく聞くケースなんです。

プロになりたい、この舞台で踊りたい、披露したい、そういった目的があれば致し方ないときもあるけれど、

目的って、そこだったっけ?身体が伸びやかになるのが気持ちよかったんじゃなかったっけ?それが楽しかったんじゃなかったっけ?本当に今楽しいのかな。

②とかぶるけど、身体や気持ちが喜びを感じなければ、無理に続けることもないんです。休んだっていい。他のジャンルに手を出したっていい。

実は指導者にも多い!

運動を始めてハマった人向けに書いてきましたが、大半が運動指導者にも当てはまることだったりします。仕事が故に無理をしなきゃいけないこともあったりするけれど、指導者にも自分自身の身体のために気をつけてもらいたいところです。

特に④と⑤。知識が増えてくると、それにしばられる人も増えてきます。そして自分で自分の身体がある程度わかるがために、自分で修正もかけてしまいがち。ホリスティック・システムというコースの中でも、ここはかなり見ていくところです。

知識だけでなく、内と外への感覚をフル活用する。そこから自分の身体の可能性と変化を体験していくと、指導で生徒にかける言葉も変わり、生徒の動きも変わっていくんです。

ハマることは良いことだと思います。けど、本当にそこにまだ愛があるのか、本当にやりたいのか、ふと思ってみるのは大切かなと。そして周りの世界にも目を向けること。もっと楽しいものがあるかもしれません。

身体が心地良くなるために、何かしらプラスになるために始めた運動が、後々、自分を苦しめるものになることがないように。

好きなものが変わったっていい。ハマるものが変わったっていい。運動にハマって「汗をかくのが気持ちいいって知れました」と嬉しそうに話してくれた人もいました。全ては自分のため。そういう選択肢があることを忘れずに運動を続けたいですね!




〈この話↓にもちょっと繋がるかな。〉

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