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順調に収入を上げていくにはこれがないと難しい。手始めに知っておきたいスタンスとポータブルスキル6選(3,713字)
年収800万円を目指す手始めに、「スタンス」と「ポータブルスキル」という概念を知ること、そしてそれを実践していくことが重要です。
「スタンス」は言葉の意味でなんとなくわかるけれど、「ポータブルスキル」という概念を知ったのは私もITベンチャーに勤めてから2年以上経ってからでした。
なぜこの記事を第一弾にしたかというと、スタンスとポータブルスキルは一朝一夕で身につくものではなく、会得するまでに時間がかかるからです。
一体どういう意味なのか?みていきましょう。
スタンスとポータブルスキルという概念
まずスタンスとは、仕事に対する姿勢のこと。意外と、改まって教えてもらう機会ってないですよね。
というのも性格の根っこの部分に近いところなので、なかなか変えるのが難しい。マネージャーもそれを変えるのに本気で向き合おうとするとパワーを使うので「言ってもしょうがない」と思ってしまいがちです。そのため改まって教えてもらう機会が少ないのでしょう。
スタンスでは「誰からも信頼されるビジネスパーソンになるためには」ということを学んでいきます。
そしてポータブルスキルとは、特定の業種や職種、時代背景に囚われることのない、汎用性の高いスキルのことです。
例えば「レスポンスが早い」「誰とでも気兼ねなくコミュニケーションが取れる」などです。
反対に、その業種や職種でしか使えないスキルはテクニカルスキルと言います。自分の所属している業界知識や商品知識などですね。
異業種に転職する際などは、テクニカルスキルよりポータブルスキルがどれだけ身についているのか?を面接官は見極めます。
いまの自分の業務を通して、身についているポータブルスキルはなんなのか?を意識するのとそうでないのでは、成長スピードが天と地ほど変わってくるのです。
本記事では私が「これさえ身につければ順調に収入を上げていける」と考えるスタンスとポータブルスキルについて、それぞれ3つずつピックアップして紹介します。
全てのビジネスパーソンの方のためになるように書いていますが、特に学生や20代の方にはおすすめレベルが高いです
▼取るべきスタンス
まず、スタンスはポータブルスキルより性格の根っこに近い部分になるため、変えていくことは容易ではありません。
日々の仕事の些細なシーンで「今私はこのスタンスを取れているか」と意識できるかがものを言います。
スタンスの中で「これできていないな」と思い当たる節があれば、付箋やスマホのメモなどに残して目につくところに置いておくことをオススメします。
①
『誠実であること』
順調に収入を上げていくこととは、上司、同僚、後輩と仕事に関わる周囲からの信頼を得ることとイコールです。
そのためには『ごまかさない、嘘をつかない、口を割らない』
何か仕事でのミスをした時に、指摘をされると咄嗟にごまかしちゃいがちですよね。
またまだ誰にも露見していなければ報告しなくても済む方法を考えてしまいがちです。
自分のミスをすんなり受け止め、誠実な謝罪と責任ある対応をするべきです。
とくにミス関連で一度でも嘘をついたら最悪です。嘘は、大抵バレます。その場しのぎで取り繕うより、その後の中長期的な信頼を考えて、嘘だけは100%やめるという強い心を持ちましょう。
嘘にはもうひとつあります。それは「やりますと言ったのにやっていなかった」というシーンです。これは嘘と捉えていなくとも、思い当たる節がある方も多いのではないでしょうか。
有言不実行。これが積み重なると信頼を失うため、気をつけましょう。
最後に口を割らない。これも意外と重要です。
人事情報など、守秘な情報が耳に入ってくることってありますよね。
まだ他の人が知らない情報が手に入ると、得意気に人に話したくなるものですが、やめましょう。
大体裏で「口が軽い人」というレッテルを貼られています。そのような人には重要な仕事やポジションを任せようとはならないからです。
②
『まずはやってみること』
素直であること、と言い換えてもいいです。
特に若いうちは自分がこれからやる業務を行ってきた先輩がいます。教えを受けることもあるでしょう。
それに対して何か思うことがあっても、まずはやってみること。なぜなら経験したことがあるのかないのかで、説得力には大きな差が出るからです。
今までこれがいいとされていたやり方でまずはやってみましょう。
やってみた上で、初めて疑うのです。
そうすればやったことない状態であれこれ言うより、より中身の濃い提言ができるようになりますし、周囲から「口だけは達者」と思われることもありません。
キャリアが積み重なっていくとプライドや先入観が生まれるためどんどん難しくなっていきますが、いつまでも素直さを胸に持っておきましょう。
③
『相手の立場に立って物事を考えること』
取引先、顧客、社内の人間。
大なり小なり、仕事はコミュニケーションの上に成り立っています。
敵を作らず、誰からも信頼されるビジネスパーソンになるためには「今目の前の人はどんなことを考えているのだろう」と想像しながら発言や行動をするべきです。
相手のキャラクターや置かれている立場を把握して、発言の意図を理解する。それにつとめると、自分がどんなコミュニケーションをとれば相手は気持ちよくアクションを取ってくれるのかにも考えが至ります。
口で言うだけでは簡単ですが、実際にやってみようと思うととても難しいと思います。そこでヒントとなりそうな本を2冊紹介します。
素直であることにも共通しますが、何事も「まずは受け入れるところ」から。そんな学びを得られる2冊です。
受け入れてから、初めて疑うのです。
▼身につけるべきポータブルスキル
必要そうなポータブルスキルを並べ始めるとなかなかのボリュームになると思いますが、あれもこれもと目移りせず、以下3つの能力しっかり反復して身につけていくことのほうが重要だと個人的には考えています。
スタンスより「学ぶこと」でしっかり身に付けていける分野です。頑張っていきましょう。
①
『PDCA力』
PDCAは、言葉がよく一人歩きをしている印象で、その具体的アクションを正確に理解している人は実は少ないのではと考えています。
PDCAは仕事であれプライベートであれ目標を達成するための全ての土台となるため、一番最初に身に着けたいポータブルスキルです。PDCAを深く理解し身につければ、その後の成長スピードが加速します。
私のおすすめの本は「鬼速PDCA」です。
私が通常版を紙と電子書籍で、図解版を紙で保有しているほどの愛用書です。図解版が視覚的にわかりやすいので、どなたでも気軽に読みやすいと思います。
②
『論理的思考力』
物事を体系的に整理し、矛盾や飛躍のない筋道を立てる思考法です。
論理的思考力においては、論理的思考力だけを鍛える!というよりは、他のスキルを鍛えていく中でおのずと現れます。
例えば前述した鬼速PDCAの中でも「ロジックツリー」や「因数分解」を用いて計画を立てることを学べます。そうして出来上がった計画は「論理的に」作られたものとなります。
鬼速PDCAでも論理的思考のエッセンスが大いに含まれていると思いますが、もう1冊紹介いたします。
よくPREP法などと言われていますが、表紙にもあるとおり「結論」+「根拠」+「たとえば」の順を追って話すことを意識すると、「この人は論理的な人だなぁ」と周囲から思われるようになります。面接などのシーンでは特に役立ちます。
ただこれも言うは易し行うは難し。意識して反復して、初めて自然とできるようになってきます。
③
『課題特定力』
仕事における「課題」とはなんですか?と聞かれて、すんなり答えられる方は実は多くありません。
「課題」とは『目標を達成するためにいくつかある問題の中で、解決する優先順位が一番高いもの』です。
この課題を特定する能力を高めることで仕事の効率は飛躍します。
こちらも1冊本を紹介します。
こちらの本では課題ではなくイシューと呼んでますが、その本質は同じです。ただしこの本、私は3回挫折したくらい難しいです。
おそらく情報量が多すぎて、仕事に活かしていくイメージが湧きにくいからだと思います。
そのような方にはまず第一章をおすすめします。ここが課題の見極めに特化しているからです。その後は分析の仕方、解決のアプローチ、アウトプット方法などが書かれています。
とても示唆に溢れているので、チャレンジできる方はぜひ最後まで読み切ってみてください。
まとめ
スタンス、ポータブルスキルともに、今回紹介したものがもちろん全てではありません。しかしそれらを知るよりもまずは今回ピックアップしたものをどれだけ深く理解し実践できるかが重要だと、私は考えています。
逆にいうと、これらさえ身につけ、あとは環境を整えれば順調に収入を上げていく土台は出来上がりです。
また次回以降で「自己理解を促進し、PRをできるようになり、自分にあった会社を選択する」というような話をしていきたいと思います。
本記事をご購入いただき、また最後までお読みいただき誠にありがとうございました!
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