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100%の消費より1%の原体験

大会に出る勇気がない方々、そして勇気がなかった過去の自分に向けた記事である。

ランニングを始めるきっかけに

“家族・友人から誘われてエントリーした”
“習慣化したいと思ってエントリーした”

大会に出る最初のきっかけは人それぞれある。
かくゆう私は挑める瞬間が欲しい。
それと “暇だから”
けど当時色々あって何か変えたいと思っていたことが大きい。

初めてハーフマラソンにエントリーした時は21キロ走る!?嘘だろ!!と並々ならぬ緊張感を抱いて出場した。

しかしこのエントリーするかしないか。人によっては勢いで動いたという場合もあるがそこには誰もが通るある大きな壁が存在する。

身銭を切る

エントリー料だ。最近は警備費の高騰やコロナ検査代も付与されてコロナ禍以前に比べて高騰している。
ハーフマラソンなら4,000円〜7,000円
フルマラソンなら8,000円〜20,000円程度かかる。

この料金で
“高い”
または
“なぜ金払ってまで走らなければならないんだ”

一方で
“この料金で習慣化が望めるなら安い”
“大会の雰囲気を味わえるなら金額は関係ない”

感じ方は各々だがここに費用を払うという大きな壁がある。
この身銭を切る壁を乗り越えられるかが分かれ目となる。

エンターテイメントの多様化

昭和の時代では仕事終わり同僚と居酒屋に行き、仕事の愚痴を言う。気になる異性をデートに誘い、食事をする。余暇の使い方は現在よリも限られていた。

しかし今ではスマートフォンの普及により、気軽に無料で映画・ドラマ・ゲームを楽しめる環境が増えた。簡単に刺激を得て、欲求を満たすことができる。ゲームやSNSも同じく簡単にかつ無料でドーパミンを出し、承認欲求を刺激できる。以上のような消費するエンターテイメントはとにかく安易だ。

こんな楽に余暇を楽しめる現代の中でなぜわざわざ費用を払って、走って辛い思いをしなければならないのか。

現代だからこそ得られないもの

それは“達成感”を得るため。
逆に聞きたい。
仕事以外で達成感を日々の生活の中で感じる人はどれだけいるだろう。いや仕事を含めても早々容易く達成感を感じることはできないはず。
それは容易く満たすことができる消費型エンターテイメントからは到底得られない感覚で、実際に体験した人にしかわからない。体験したことない人に、この感覚を伝えようにも原体験に勝るものはなく、説明が難しい。

好奇心を抱き原体験を増やす

走り切った先の自分がどうあるか、損しているのか得しているのか考える前にまずはエントリーしてほしい。その際、好奇心を忘れないこと。なんだか楽しそう。辛いとわかっているけど、たくさんの人が走る理由が知りたい。
そんな好奇心を抱いてまずはやってみる。つべこべ言わずやってみる。

肯定的に捉える。

そして好奇心に従ったなら“挑戦代”として身銭を切る。
その際自腹で払ったことを肯定的に捉えてほしい。身銭をきったからこそ得られる緊張感、プレッシャー。
“後戻りできない!”
その感覚が本気を促してくれる。安易な消費しかしていなかった毎日に本気を与えてくれる。そして自分が変わるきっかけになる可能性が生じる。

秋のマラソン大会のエントリーが徐々に開始されている。フルは信じられない、無理!だったらハーフや10キロでもいい。とにかくエントリーしてほしい。

今年こそは出たいと思っている人がエントリーする後押しになったなら嬉しい。

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