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プラダを着た悪魔から見る 昇進する人がやっていること


こんにちは。ロコンです。
日々twitter(@rocon723)やnoteでアラサー女の仕事論を配信していますが、今回は2006年に上映された、有名なお仕事映画「プラダを着た悪魔」から見る「昇進する人がやっていること」の特徴を挙げてみようと思います。


(私は洋画に詳しいわけでも評論家でもないので、あくまで極一般的なアラサーから見た観点での持論です。また多少異なる解釈をしている可能性があることご了承ください。)

簡単ですがプラダを着た悪魔を知らない方に映画の概要を。

主役はアン・ハサウェイ。舞台はニューヨーク。アン・ハサウェイ演じるアンディは、世界ランキングによると東大と同じくらいのランクのノースウエスタン大学を卒業したエリート。
ハーバード大学の大学院推薦を蹴り、ジャーナリストの夢を追いかけてニューヨークにやってきた彼女がアメリカの一流ファッション雑誌“RUNWAY”カリスマ編集長アシスタントの面接を受けるところから物語は始まります。

面接前にオニオンベーグルを食べてオニオン臭い状態で面接に行く彼女は最初からなかなか肝が据わっていますが笑、彼女の壁となり、そして映画のタイトルの”悪魔”であるカリスマ編集長ミランダの面接をなんだかんだでパスしたアンディは早速ミランダの第2アシスタントとして仕事をします。

第1アシスタントのエミリーがアンディのOJT担当につきますが、彼女のOJTスタイルは「見て真似ろ」「自分で学習しろ」というもので、新人に対してもどうせ辞めると思っているのか結構雑な扱いで最低限のOJTしかしません。1度教えたらやってもらう。ミランダの特徴も事が起きてからしか教えてくれない。

そしてエミリーのみならずミランダはもちろん、他の同僚も彼女には嫌味を言います。アンディの服装がダサいからです。嫌味を言われながら、ミランダにもエミリーにも雑に扱われ休みだろうが呼び出され、無茶ぶりを何度も受け、頑張っているのに評価されないアンディですが、悔し涙を流しながらも物語の中盤から徐々に周囲に認められ、仕事のできる女になっていきます。彼女はどのようにして逆境から力をつけていったのでしょうか。

・郷に入っては郷に従え
アメリカの一流ファッション雑誌に務めるミランダ、エミリー含め同僚は皆自分のファッションにも気を遣い一流ブランドを身にまとって出勤しています。対して当初のアンディはブルーの冴えない安物セーターを着てヒールさえ履かず。優れた学歴を持ち合わせていても身にまとう服装だけで馬鹿にされます。それを受けて彼女は「私はここにずっといるつもりはない」「みんなおしゃれして馬鹿みたい」とおしゃれする意味を全く分かってなかったわけですが、ミランダから酷な仕打ちを受けて耐え切れなくなった彼女は職場の男性ナイジェルに相談します。すると「お前はここがどういうところか分かっているのか」と伝えるんですよね。

つまり、郷に入っては郷に従えということです。ファッションに対しプロ意識をもって取り組んでいる人たちの中で、ファッションに関心を持たずファッションを馬鹿にしていては認められるはずもないと言います。それを受け、彼女はおしゃれするようになると、少しずつ仕事も軌道に乗って周りからの評価を受けるようになります。


このエピソードから言えることは、認められたいならその人たちが大事にしている価値観を知り、歩み寄れ。ということかなあと思います。
お客様と距離を縮めたい時や新しい職場に溶け込みたい時、社風や大事にしている価値を軸に寄り添いますよね。もし、頑張っているのに認められないと思っている方がいらっしゃったら、これが起因ではないかもしれませんがアンディのこのエピソードを思い出してみてください。

・力になってくれる人を見極めろ
頑張って仕事をこなそうとするも、ミランダから雑な仕打ちを受けて落ち込んだアンディは職場の先輩ナイジェルに相談をします。ここで学べることは、彼女は力になってくれる人を見極めて相談してるんですよね。これってとても大事な要素で、残念ながら社会に出ると相談したら同情して協力してくれる人と、そうでない人と2種類のタイプが存在します。最も一緒に仕事をするOJT担当のエミリーではなく、そこまで接点のないナイジェルに相談したのは、きっとエミリーに相談したところで力になってくれないとこれまで接する中で思ったからでしょう。
事実、エミリーは物語が進みアンディが仕事をうまくこなすようになっても、彼女のことを認めていません。仕事を円滑に進めるためには、自分の協力者となる人を見極める力も必要ですね。

・指摘を受け入れる素直さ
ナイジェルから甘えるなとアンディがなぜ認められないか指摘を受けた際、彼女はこれまでの自分の振る舞いを反省し、馬鹿にしていたオシャレすることを受け入れ、毎日着飾るようになります。自分の価値観とは異なる指摘を受けたとき、素直に受け入れる人とそうでない人とでは、成長に歴然と差がついてくるんですよね。なので、指摘を受け入れて変わっていったアンディのような人がこの後から段々ミランダにも認められてくるのも納得がいきます。実際の職場においても私が部下のマネジメントをしていた時に感じたことですが、指摘を受け入れる人、受け入れず頑固な人とでは大いに差がつきます。

・相手が求める1歩2歩先の動きをする
これは「付加価値を提供する」ということです。ミランダは無理難題をアンディに突きつけ、アンディだけでなく第一アシスタントのエミリーも彼女の要求には疲弊しています。ですが、徐々にアンディはミランダの要求を予想し、先回りした行動をするようになります。
先回りしたことが要求の別の方向に行ってしまうと相手の反感を食らうだけですが、アンディの場合はミランダの特徴をこれまでの反省点を踏まえて良く理解したうえで、求められることの1歩2歩先の仕事をするようになったことで、あの頑なに嫌がらせしてきたミランダからも認められるようになり、一流のチームしか誘わないと言っていたパリ遠征にも第一アシスタントのエミリーではなくアンディを連れて行くまで彼女を評価するようになります。


アンディの場合はお客様=ミランダですが、みなさんから見たお客様はどなたでしょうか。上司でしょうか。はたまた顧客でしょうか。お客様が大切にしていることは何だろう?求めているラインはどういう仕事だろうか?このように考えて行動してみると、アンディのように相手から評価されるようになるかもしれません。

アンディは結果的にアシスタントを辞職し夢であるジャーナリストになることができました。ミランダの元で1年も働けばどこでもやっていける、と映画の冒頭で話があったとおり、ミランダに認められるまでの成果を出せるようになったアンディは見事ジャーナリストになる夢を掴み取ったというサクセスストーリー。

なりたい自分に対して、今の仕事でまずはどんな立ち振る舞いをすべきか。プラダを着た悪魔からぜひ学んで月曜から取り入れてみるのも良いかもしれませんね。

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また、Twitterでもアラサー女の仕事論を発信しています。仕事の効率化やマネジメント、転職、昇進の方法などなど。良ければのぞいてみてください~

@rocon723


参考:Buzzfeed


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