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リビング?子供部屋?カフェ?どこで学習するのが良いのか?

カフェで勉強する息子

ある日の昼下がり。カフェでAirpodsを耳につけてiPadに向かう姿。ここ数年よく聞く自由度の高い働き方を志向するノマドワーカーか?

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いや、違う。5歳の息子が「そろタッチ」学習をしている姿である。「そろタッチ」は、iPadとWiFi環境があれば、教室だけでなく、自宅やカフェで、いつでもどこでも学習が可能だ。外出先で妻と娘が買い物に行っている隙間時間の15分にこうやって学習をしている。便利な時代になったものだ。

「あんた何の本読んでいるの?」

戻ってきた妻の声に、慌てて持っていた本を鞄にしまった。

実は、息子が「そろタッチ」で学習している間、私は鬼滅の刃を読んでいたのだ。5歳の子ができるビジネスパーソンばりにiPadで勉強する、その隣で父親が半笑いで漫画を読んでいる。

こんなちぐはぐな構図も時代の流れか、それとも我が家だけなのか。。

どこで学習すると効果が上がるのか?

うちの息子のそろタッチ学習のようにタブレットやスマホでどこでも学習できる時代になった。そこで湧いてくる疑問が、どこで学習するのが良いのか?残念ながら、校外、家庭外の場所と学習効果への影響は見当たらなかったが、家庭内での学習場所と学習の動機づけを研究した興味深い考察を見つけた。

学習場所と家族の存在が子どもの学習動機づけに及ぼす効果
Effects of a Study Room and the Presence of a Family Member on a Child's Motivation to Learn

この論文の中では、637名への児童のアンケート調査を分析している。その結果は、リビング・ダイニングでの学習は、家族の存在がいつもあることで自律的動機付けが高くなる、一方で、子供の自立のためのはずの子供部屋においては、家族による過多な関わりがあることは、学習面での自律性が低下することが示されている。平たく言うと、親が家で過ごすことが多い現況下においては、リビング・ダイニングでの学習が子供の学習の積極性、動機付けには好ましいということのようだ。

これは、昨今、教育関係の書籍や受験業界紙で推奨されている「リビング学習」に効果があることの証左と解釈できる。

そして、この研究結果は私にとって重要な意味を持つ。

今後、子供達にリビングでの「そろタッチ」学習を促そうというものだけに留まらない。

「子供達が勉強に集中するためには一人一部屋あった方が良い。」「それには今の家が手狭過ぎる。」「近くのもっと広い家に引っ越そう。」と不動産業者さながらに家の購入を促す妻への効果的な反論となる。

勇気を持って妻に言いたい。子供達はリビングで勉強したら良い、従って引越しも必要ないと。。

引き続き、家の外やテントでも子供達が学習しやすい環境を探していく。

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そろタッチ公式HP: https://www.sorotouch.jp/

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