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【CBDについて】その特徴と歴史を徹底解説

CBD(カンナビジオール)とは一般的には大麻草(マリファナ・ヘンプ)から抽出した大麻の成分のことです。日本でもサプリメントとして合法的に販売されています。

CBDは「ハイ」になるような精神作用が無く、抗不安作用、睡眠改善効果、鎮痛作用などが認められている物質であり、安全性が比較的高いことが示されているため注目が集まっています。


ここではCBDの特徴や歴史、大麻についての真実を取り上げます。
さらに、今回の続編にはなりますが、「CBDの効果とそれに関連する疾患や症状」についても、レビューした研究論文や事例を示しながら徹底的に解説していきます。

※大麻の所持などは、現在、日本国内において法律で禁止されております。本記事はこのような違法行為を勧めるものではありません。


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こんにちは。「CBDカウンセリング」というサイトで情報発信をしているロキ(@rokiroki_univ)と申します。

私はうつ病にかかったことをきっかけにCBDにであい、その有用性や潜在的な可能性、大麻という植物の神秘さに関心を持つようになり、このような執筆活動を行うようになりました。

私は大学、大学院、会社で有機化学を専攻し、有機化合物の研究をしていました。薬や材料、食品成分なども有機化合物でできています。そのような研究に従事してきたこともあり、専門的な内容や文献検索には慣れているため、そういった情報も皆さんにできるだけわかりやすくお伝えできるかと思っています。


この記事では、CBDや医療大麻を扱う上で非常に重要な情報になると思った内容を取り上げています。特に以下に該当する方に向けた内容となっております。

・CBDを利用している人、扱っている人
・大麻やCBDの効能や医療的価値に関心のある方
・大麻やCBDの特徴や歴史に興味のある方
・医療関係の方
・精神疾患の患者さん
・生活習慣病など慢性的な病気の患者さん
・ストレスや不安に苦しんでいる方
・発達障害の方

など.


なお、今回の続編となる「CBDの効果とそれに関連する疾患や症状」についての記事は以下で公開しています。


また、私のブログでもCBDに関する情報を発信しています。参考にしていただけたら幸いです。↓


CBDの特徴と大麻について

前述したように、CBDは「ハイ」になるような精神作用が無い、大麻の重要成分です。日本でも厚生労働省に認可され、販売されているCBD商品を購入できます。日本の大麻に関する法律では、大麻草の葉と花穂(花冠)とその製品が禁止されており、茎と種子とそれら由来の製品は除外されます。つまり、麻の種と茎のみを取り分けて抽出、分離、精製している商品は違法にはなりません。また、陶酔作用があるといわれている成分THCは除去されているので、「ハイ」になるようなこともありません。なお、WHO(世界保健機関)の報告書でもCBDは依存性や乱用の危険性を示さなかったと述べられています。

最近の医科学における最も驚くべき発見は大麻によるものでした。なぜなら、大麻に含まれる成分であるカンナビノイドが人間の重要な生理機能に関与することがわかってきたからです。なお、CBDやTHCもカンナビノイドに分類されます。

実際にCBDには以下のような作用・効果の可能性が研究により示されています。

●抗酸化作用
●抗炎症作用
●鎮痛作用
●抗不安作用
●神経保護作用
●抗けいれん作用
●制吐作用
●抗がん作用

これらの作用は様々な疾患の治療や予防に関わっています。例えば、抗酸化作用は老化や癌、治療障害などを予防し、健康を維持する効果を示すと言われています。また、カンナビノイドはセロトニン、ドーパミン、グルタミン酸塩など、気分を変容させる神経伝達物質の放出も調節することがわかっているので抗不安作用などが示されていますが、このような抗不安作用はうつ病などの精神疾患の治療にも関与します。

これらの作用によって、CBDはざっと次のような症状に効く可能性があるといわれています。

依存症、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、ぜんそく、自閉症(ASD)、アルツハイマー病、ADHD、不安症、関節炎、自己免疫疾患、がん、脳震とう、脊椎損傷、うつ病、糖尿病、線維筋痛症、炎症性腸疾患、片頭痛、多発性硬化症、悪心、嘔吐、ニューロパチー、肥満、パーキンソン病、疼痛、心的外傷後ストレス障害(PTSD)、統合失調症、てんかん(発作性疾患)、皮膚病、睡眠障害  ...など

引用:書籍『CBDのすべて』


では実際にCBDを摂取した場合、どう感じるのでしょうか。

CBDは睡眠障害、不安、慢性的な痛みを持つ人々に特に人気が高まっています。CBDを実際に使用した体験談でよくあるのが「CBDオイルを利用するようになってから、リラックスできるようになり集中力が上がった。緊張しなくなった。」「イライラしやすい自分に合っている。」、「よく眠れて疲れが取れた。朝がすがすがしくて気持ちいい。」といった声です。私自身も使ってみて、これらの体験談と同意見です。「運動後の、脳が活性化してサッパリした感覚」にも近いかもしれません。こういった実感にもかかわらず、カフェインのような依存症も離脱症状も感じられません。ただし、鬱になりやすい人が効きやすいなど、個人差もあります。効きやすさは体質なども関係しています。不安やストレスを感じやすい方には合うかもしれません。


ではなぜ大麻の成分がこれまであまり注目されてこなかったのでしょうか。

それは、厳しい規制によって大麻の研究が遅れていたことが関係しています。現在、アメリカをはじめとする多くの先進国で医療用マリファナや嗜好用マリファナの合法化が進んでいるのは安全性などに関する研究が進んできているためです。実際にマリファナ(Marijuana)はカフェイン(Caffeine)やニコチン(Nicotine)、アルコール(Alcohol)などよりも依存性(Dependence)や離脱症状(Withdrawal)が低く、耐性(Tolerance)も付きにくいため、摂取量が増えにくいという研究結果が報告されています。これは以下の表のヘニングフィールド博士による報告で有名です。

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※数字が大きいほど強い。
・依存性:薬の使用を止められない状態になること。
・離脱症状:運用している薬物を断った時に禁断症状が現れること。
・耐性:長期の使用によって、同じ効果を得るために摂取量が増えていくこと。
・切望感:精神依存を意味する。
・陶酔性:気持ちよく酔う状態で、その結果、本人や社会に及ぼす害の程度。

【引用:Dr. Jack E. Henningfield, Ph.D. for NIDA. Reported by: Philip J. Hilts, Aug. 2, 1994 New York Times, “Is Nicotine Addictive? It Depends on Whose Criteria You Use.】

さらに、品種改良した大麻草であるヘンプ(産業用大麻)から抽出されたオイルに関しては特に、THCという「ハイ」になる成分がほとんど含まれていないため、上の表にあるIntoxication(陶酔性)のような項目もカフェインのように低くなるといえます。なお、ふつう大麻の過剰摂取で死ぬことはなく、その前に眠ってしまうと言われています。


ではなぜ厳しい規制ができてしまったのでしょうか。

それは、大麻を禁止した理由について誤った認識が広められてしまったからです。この誤った認識が大麻に対して不適切に悪い印象を与えることになりました。

日本ではいまだに歴史的背景などにより法規制が厳しく敷かれてしまい、マリファナに対して多くの誤解が広がり、研究が進みませんでした。しかし、世界では様々な臨床研究が今まさに行われており、今後さらに拡大していくと考えられます。

大麻違法化の歴史

まず、いきなりですが以下に書籍『真面目にマリファナの話をしよう』の引用をさせてもらいます。

神奈川県藤沢市在住の元レストラン長・山本正光さんは、2015年に大麻200グラムを所持したとして警視庁に逮捕された。2000年に肝臓がんが見つかり、治療を始めたが、2014年には余命半年の宣告を受けた。医師には「打つ手がない」と言われたが、インターネットで得た知識からマリファナに救いを求め、マリファナに治療の可能性を託した。… 山本さんは違法と知っていながら、自宅で栽培し、摂取することにした。結果、食欲が回復し、睡眠がとれるなどクオリティ・オブ・ライフの改善がみられたという。… スーツ姿の山本さんが車椅子で出廷し、「ほかに治療方法がなかった」と主張していたという。…

引用:書籍『真面目にマリファナの話をしよう』


実は、マリファナは癌の治療に効くというのは有名な話です。実際に、マリファナは癌の増殖や転移を抑える機能がわかってきており、人間の身体で癌が治ったという事例も出てきています。しかも深刻な副作用はほとんど出ていないようです。
さらに、マリファナから抽出できるCBDが癌の進行を遅らせる効果を示した研究も報告されています。
【引用文献:BJCP 2013, 75, 303-312.

マリファナは別名カンナビスといいます。カンナビスは主に医学的・化学的に使用される用語です。マリファナが合法化された州のマーケティングでも、マリファナという言葉には偏見があるため、カンナビスという用語を普及させていこうという流れがあるようです。


では、大麻の違法化はどのように行われてきたのでしょうか。

アメリカでは、もともとカンナビスは医薬品として広く使われていました。ところが、1920年代に入り、状況が変化していくのです。

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この頃にメキシコからの移民がメキシコ産の大麻草を流入するようになりました。そして1929年の大恐慌をきっかけに、メキシコ人労働者がアメリカ人の仕事を奪い治安を悪化させていると言われるようになり、メキシコ人がたしなむ大麻草を「悪」とみなすようになりました。

一方で、この頃アメリカはアルコールの摂取を全面的に禁じる禁酒法を施行していました。ところが、禁酒の取り締まりが困難を極めていたことや大恐慌が始まったことによる経済的な理由から禁酒法を撤廃せざるを得なくなりました。禁酒法が撤廃されたことにより、禁酒法を監督していた禁酒局の人たちは職を失う危険にさらされました。禁酒局に代わって新しくできた麻薬局は小さく、閉鎖される危機感がありました。そこで麻薬局はヘロインやアヘンといった危険ドラッグよりも使用者人口の多いマリファナに目を付けたのです。

さらに、マリファナ違法化の歴史において重要な役割を担った立役者に投資家がいました。その頃、大麻草は産業用途として布や紙の材料として使われてきており、科学者からは紙や繊維などにおける未来の資源と目されるようになっていました。ところが、合成化学繊維会社、石油化学会社、製薬会社などに多額の資金を投資していた投資家や権力者らにとって大麻は非常に邪魔な存在だったのです。こういった歴史的な背景によってマリファナのネガティブキャンペーンが過熱化し、ついに各州の警察に取り締まりの許可を与える法律が制定されてしまいました。

この頃、医者や科学者がマリファナの違法化に反対意見を表明していましたが、これら専門家の意見は無視されました。こうして、1930年代後半には世論が「マリファナ=悪」となりました。これにより、マリファナの医療効果の研究も進まなくなってしまいました。こうして、マリファナの合法化運動が過熱化するたびに、メキシコ人や黒人などが差別的に悪役に仕立て上げられ、マリファナのネガティブキャンペーンが拡大していきました。

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20世紀末、ついにアメリカでマリファナ合法化に向けた大きな動きが起こります。マリファナが緑内障やエイズ、癌などの症状に有効な効能を示したこともあり、1990年代後半、カリフォルニア州で医療マリファナの解禁が決まりました。その後、運動家たちの努力により各地で続々と医療マリファナや嗜好マリファナの解禁が進みました。

カリフォルニア州での合法化の流れにのり、2001年にはカナダが医療用マリファナを合法化しました。さらにオーストリア、イタリア、ルーマニア、チェコ、コロンビア、ドイツ、メキシコ、ノルウェー、ポーランド、トルコ、スイス、チリなどで医療大麻の使用が許可されました。身近なところでは2018年に韓国が医療大麻を合法化しています。同じく2018年、カナダでは嗜好用も含めてマリファナの完全合法化が決まりました。

2018年1月、世界アンチドーピング機構(WADA)は大麻の薬効成分のひとつであるCBDをドーピングの対象から外しました。すなわち、国際競技に出場する選手は規制なくCBDを使用できるようになりました。ところが、2020年現在の日本の大麻取締法では葉や花穂から抽出したCBDオイルの所持は違法となっています。世界各国や国際条約が大麻における取り扱いの見直しを始めている中、日本はどのような対応とるのでしょうか。

さらに2018年6月、WHO(世界保健機関)は、大麻は比較的安全な薬物であり、世界中で何百万の人々がすでに数多くの病状を管理するために使用していることを指摘しました。また、政治や経済的な理由から禁止の対象となってきた大麻は、肉体的な依存もなく、嗜好品としての危険度もカフェイン並みだということを、WHOなどの国際機関は認めています。
なお、CBDに関しては、WHOは以下のようにまとめています。

●CBDには乱用や依存のリスクは認められない
●臨床試験でてんかんの治療に有効であることがわかっている
●その他複数の疾患についても、効果があることを示す予備実験がある
●報告されている副作用は、CBDとそのほかの薬剤との関係によるものであり、CBD自体の安全性は高い
●CBDの嗜好的使用が問題になっていることを示す証拠はない


2018年12月には、トランプ大統領は正式に産業用大麻合法化を含む農業法案に署名しました。ついにアメリカ連邦政府が大麻の有用性を認めた瞬間でした。


日本では歴史的に古い時代から麻が栽培され、布やしめ縄などで広く使われていました。日本に植生する麻は向精神作用をもたらすTHCはごく微量しか含まれておらず、ハイになる効果はほぼなかったようです。しかし、戦後日本での反戦運動や産業大麻の普及を規制するためにGHQは大麻取締法を公布しました。日本はアメリカのマリファナ政策に巻き込まれたのです。日本には産業用に使用されていた歴史は有名でしたが、吸引するという歴史は海外諸国と比べてあまりありませんでした。そのことが、法で取り締まられたことへの大きな疑問につながらなかったのでしょう。

2019年3月に、日本でもやっと大麻の成分を含むてんかん治療薬が国内で初めて使える見通しとなりました。これは病院での臨床試験に限り許可されました。したがって、この臨床試験がまとめられ、有効なデータが提示されれば、大麻取締法が改正される流れになるでしょう。確実に迫りくる新しい未来にどう向き合っていくかを私たちは考えていかなくてはなりません。


現在も海外では医学会や薬品会社が大麻成分の分析や効能の研究を進めています。一方で日本では天然の大麻草の花穂や葉から抽出したカンナビノイドを使用した研究は避けられてきました。多くのデータや事例の多い海外に比べて日本の研究は遅れをとっています(2020年)。そのため、現状、信頼できる情報を得たいのであれば世界に目を向けるしかありません。


結局、「なぜ大麻を違法化し、それを良しとしているのか」というのは、発展した医薬品や合成化学品と万能な大麻との対立構造が投資家たちを刺激し、大麻を取り締まる過程で差別などの人権問題を生み、社会問題に膨れ上がるとともに、研究が妨げられてしまうことで有益な大麻の真の姿が表の世界から消えてしまったからだといえます。


エンドカンナビノイド・システム

ここでは大麻成分が、あらゆる疾患の治療に効果を示す理由を人体のメカニズムに基づき説明していきます。

大麻の重要成分であるカンナビノイドは100種類以上存在すると言われています。その代表的なものがCBDやTHCであり、これらカンナビノイドが様々な疾患に有効であるのには理由があります。

体内の神経細胞や免疫細胞の細胞膜には物質を認識する‟鍵穴”(センサー)が存在し、この鍵穴に鍵がうまくはまることで、細胞内に情報が伝達され、細胞の生理機能に影響を与えます。(下図)

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カンナビノイドを‟鍵”とみなすと、それに対応する‟鍵穴”がヒトの体内のいたるところに存在していたのです。この対応する‟鍵穴”をカンナビノイド受容体と呼び、代表的なものにCB1(カンナビノイド受容体タイプ1)とCB2(カンナビノイド受容体タイプ2)が見つかっています。

受容体を鍵穴に例えたのは、特定の構造の物質のみ認識し作用するからです。下図のようにCB1は中枢神経系において様々な神経伝達調節を行っており、認知、運動制御、食欲調節、鎮痛、脂肪代謝など多岐にわたる生理機能を担っています。CB2は免疫細胞に多く発現し、免疫機能や炎症の制御に関与しています。※図は日本臨床カンナビノイド学会のページより引用させていただきました。

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【引用:日本臨床カンナビノイド学会

1964年にラファエル博士らによって、向精神作用をもつTHCが分離・同定され、1988年にはTHCが直接作用する受容体としてCB1が発見されました。CB2が発見されたのはその数年後でした。

多くの疾患にカンナビノイドが関与できるのは、これらカンナビノイド受容体がヒトの身体に幅広く分布しているからです。関与しうる疾患には、うつ病、癌、偏頭痛、肥満、炎症性疾患、自己免疫疾患、神経性疼痛、多発性硬化症、脊椎損傷、骨粗しょう症、動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞、高血圧、緑内障など多数の病気があります。つまり、カンナビノイド受容体という‟鍵穴”に作用するカンナビノイドという‟鍵”が、これら疾患の治療のヒントを握っていたのです。

受容体が発見されてから注目されたのは、その受容体が生物の体内に存在している「意味」でした。

カンナビノイド受容体CB1やCB2に結びついて作用するというシステムが体内に存在するということは、これらのCB1やCB2に結びつく物質がヒトの体内でもつくられているはずだと研究者は考えました。もともと体内に受容体が存在するということは、生体活動において何らかの機能があるはずだからです。そこで、カンナビノイド受容体に作用する体内物質を内因性カンナビノイド(=エンドカンナビノイド)と名付け、研究者らによって探索されました。そして1992年にアラキドノイルエタノールアミド(=アナンダミド)が最初の内因性カンナビノイドとして発見されました。さらに1995年、二番目の内因性カンナビノイドとして、アラキドノイルグリセロール(=2-AG)が見つかり、いずれも脂肪酸(アラキドン酸)の代謝物でした。

エンドカンナビノイドシステム(=内因性カンナビノイドシステム)が発見される経緯

1. 大麻成分THCが作用する受容体(鍵穴)CB1、CB2がヒトの体内で見つかる。
2. ヒトの体内に受容体(鍵穴)CB1、CB2が存在していたのはなぜか。
3. その理由は、体内にもこの受容体に作用する(=鍵穴にはまる)物質がもともと存在しており、これにより細胞間の情報伝達制御が行われているからだと予想。
4. この体内にもともと存在していると予想される情報伝達制御物質を内因性カンナビノイドと名付ける。
5. 予想通り1992年にアラキドノイルエタノールアミド(アナンダミド)が最初の内因性カンナビノイドとして発見される。


これら内因性カンナビノイドは細胞膜などの脂肪酸から合成されています。また、特定の分解酵素の存在する環境では、アナンダミドや2-AGはそれぞれ脂肪酸に分解されてしまいます。このような内因性カンナビノイドの生合成、酵素による分解、カンナビノイド受容体との作用などの一連の体系を内因性カンナビノイドシステムとよび、エンドカンナビノイドシステム(ECS)とも言われています。内因性カンナビノイドシステムは細胞間のコミュニケーション機能の制御を行うシステムとも言えます。なお、大麻草由来のTHCやCBDなどのカンナビノイドは、アナンダミドや2-AGのような内因性カンナビノイドと区別して、植物性カンナビノイド(フィトカンナビノイド)と呼ばれています。同じ受容体に作用するこれら内因性カンナビノイドと植物性カンナビノイドは生体内で類似した性質を持っていると言えます。


ここで受容体に作用する‟鍵”には二種類あります。その二種類の‟鍵”とはアゴニストとアンタゴニストです。

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【引用:書籍『医療大麻の真実』】

アゴニストとは作動薬と訳され、受容体に結び付くと細胞内に情報が伝達され、細胞内部の反応を誘発する働きを持ちます。アンタゴニストとは拮抗薬と訳され、鍵穴(受容体)にはハマるのですが、受容体の機能は発現せず、アゴニストと受容体の相互作用(細胞内への情報伝達)を阻害します。鍵を開けるために鍵穴に鍵を差し込もうとすると、鍵穴に詰め物がされていて、鍵を差し込めなかったみたいな状況です(笑)。

人間には体内のバランス(恒常性)を保つための調節機能があります。これをホメオスタシスといいます。例えば、運動をすると筋肉に熱が発生しますが、このままでは体温が上昇してしまうので体温を一定に保つために汗をかくようになっています。エンドカンナビノイドシステム(ECS)も一種の体内における調節機能です。ヒトなどの代謝系では恒常性を保つためのフィードバック調節があり、例えばアゴニストが不足するとアゴニストの生成を促進し、逆に過剰にアゴニストが存在するとそのアゴニストの合成を阻害したり、別の反応にそのアゴニストを消費させるような経路を進行させたりします。

悪い菌が発生したり悪性の腫瘍ができた時に、もしも細胞間の情報伝達があまり行われず、悪者を倒す細胞の機能が十分に働かない場合には、菌や腫瘍を攻撃して体内を守ることができません。逆に過剰な情報伝達が起こってしまうと、正常な細胞まで悪者だと勘違いして正常細胞を傷つけてしまいます。後者はアレルギー症状などがその例です。そこで、このように代謝機能に異常が生じたときにはカンナビノイドの作用(細胞間の情報伝達)が不足している場合にはアゴニストが必要なためアゴニストの生成を促進する、もしくはアゴニストを補充する目的で薬や栄養を補給します。逆に暴走して過剰に作用が起こってしまった場合はアンタゴニストで受容体の作用を阻害して、バランスを整える、というのが基本的な考え方です。

このように、人の身体にはもともと調節機能が備わっていますが、それが何らかの形で異常をきたしたときには、その調節機能をサポートして正常な働きに導く必要があります。エンドカンナビノイドシステム(ECS)においては、そのサポートで適切な働きを示してくれるのがTHCやCBDのような植物性カンナビノイドを成分として含む大麻なのです。

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一般的に内因性カンナビノイドは免疫系、正常な睡眠サイクル、正常な食欲やエネルギー代謝などの正常な身体機能の調節を確保するために存在すると言われています。実際に研究でカンナビノイド欠乏症が炎症性疾患や自己免疫疾患、うつ病、PTSD、糖尿病、骨量の減少、神経痛などの疼痛、加齢による病気などの根本的な原因であるということがわかってきています。つまりストレスや老化はカンナビノイド欠乏症を進行させるのです。これをエンドカンナビノイド不全症候群といったりもします。このような例は良くあります。例えば、ドーパミンが欠乏するとパーキンソン病になると言われます。

カンナビノイドに作用する受容体は神経細胞や多くの臓器、免疫細胞など身体のあらゆる部分に存在するため、カンナビノイドが欠乏すると様々な病気の原因になるのです。また、体内の調節機能は非常に優秀で、体内の状況に応じてカンナビノイド受容体が増減することが明らかになっています。多発性硬化症や癌になるとカンナビノイド受容体の発現が増加することが知られています。この増えた受容体が機能すると、症状が軽減されたり、疾患の進行が阻害されたりします。すなわち、このような疾患の時にカンナビノイドを摂取することは理にかなっているといえるのです。

THCはCB1やCB2のアゴニストとして作用します。そのため、多くの有益な薬理効果があります。一方で、CB1が過剰に刺激されると多幸感などによる向精神作用や筋肉硬直、肝臓障害などの副作用があると言われています。しかし、CBDはCB1のアンタゴニストとして働くため、そのような副作用を抑制します。CBDはCB1のアンタゴニストであり、CB2との親和性も低いのですが、これらとは別のいくつかの受容体と作用することがわかっており、抗がん作用、抗うつ作用、鎮痛作用、抗炎症作用、神経保護作用などの様々な効果を示すということがわかってきています。さらに、CBDは内因性カンナビノイドであるアナンダミドなどの分解を阻害し、体内の内因性カンナビノイドの濃度を増やすので、間接的にカンナビノイド受容体に作用すると言えます。このように、CBDのメカニズムはカンナビノイドのなかでも非常に複雑で、いまだ完全に解明されていません。


THC単体やCBD単体ではなく、THCとCBD、他のカンナビノイドなどを合わせて摂取することで、エンドカンナビノイドシステムを正常に導く効果を最大限に引き出せるということが最近わかってきました。このような複数の成分による相乗的な作用はアントラージュ効果(Entourage effect)と呼ばれています。

では、次にこのアントラージュ効果についてお話していきたいと思います。


アントラージュ効果

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大麻草から分離した個々のCBDやTHCなどよりも、大麻草をそのまま抽出したオーガニックエキス(植物エキス)のほうが多くの成分の相互作用によって優れた治療効果を示すことがわかっています。この時の成分同士の相互作用によって発揮する相乗効果のことをアントラージュ効果と呼びます。アントラージュ(Entourage)とは、もともとフランス語で「取り巻き」や「周囲環境」を意味する言葉です。

実はこのようなアントラージュ効果は私たちも普段から経験しています。例えば、食事をとるときに炭水化物やたんぱく質、ビタミン、ミネラルなどを個々に摂取するよりも一緒に摂取するほうがそれぞれの機能を最大限に発揮することができます。さらにいうと、ビタミンなどのサプリメントを摂取するよりも野菜や果物を多く摂取したほうが健康であることも同じような理由です。西洋医学が扱う薬などでは一つの成分にこだわる傾向がありますが、東洋医学が扱う漢方やハーブでは様々な成分の相乗効果に注目しています。このような相乗作用が、生物の複雑な代謝機能の調節にはたらきかけ、自然治癒を促すのです。

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CBDはTHCの向精神作用(陶酔作用)を抑制する効果があり、副作用を軽減します。さらに、CBDはTHCの薬理作用の持続性などを高めることもわかっています。また、CBDとTHCの薬理作用(例えば鎮痛作用や抗うつ作用)は異なる作用機序(方式)によってもたらされるため、単純にそれぞれの薬理作用の相乗効果も期待できます。余談ですが、副作用を軽減するというと、例えばコーヒーや辛い料理を摂取するときに牛乳と一緒に飲むと胃が保護されて胃痛などの副作用を軽減してくれます。広い意味ではこれもアントラージュ効果と言えるかもしれません。

また、植物性カンナビノイドTHCは水への溶解性があまり高くないため、他のカンナビノイド (例えば水への親和性がより高いCBD) でTHCを薄めながら拡散させることで、局所的なTHCの作用や分解を減らし、安定的に体内を循環するのだろうとも解釈できます。


アントラージュ効果という用語はTHCを発見したイスラエルのラファエル博士らが1998年にエンドカンナビノイド・システムの研究において発表した論文で最初に使用しています。この1998年に報告された研究では、神経細胞や免疫細胞などに存在する受容体CB1やCB2に直接作用しない化学物質が、CB1やCB2に直接作用する内因性カンナビノイド2-AGの分解を阻害し、CB1やCB2への作用を促進しているということを報告しています。また、「直接作用しない化学物質」は他の経路で抗炎症作用や鎮痛作用を示し、相乗効果に寄与しているとも指摘しています。

CBDはカンナビノイド受容体CB1のアンタゴニストであり、THCのCB1への過剰な作用を抑制します。これにより、THCの向精神作用が抑制されていると考えられています。しかし、実際には、CBDがTHCの向精神作用を抑制するメカニズムは完全には解明されていません。最近の研究報告では、THCが関与してドーパミン活性状態の調節異常などをもたらす経路をCBDが阻害することでTHCによる神経異常を防止しているということを報告しており、解明が進んでいます。

また、CBDはCB1やCB2との直接的な作動薬としての重要性は低いのですが、内因性カンナビノイドの分解を阻害する効果があるため、アナンダミドなどの内因性カンナビノイドの血中濃度を上げ、間接的にCB1やCB2との作用を促進しています。

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大麻には500以上の天然成分が確認されており、そのうち100以上がカンナビノイドに分類されています。さらに、そのほかには、テルペンやアミノ酸、たんぱく質、酵素、フラボノイド、ビタミン、ミネラル、脂肪酸など多くの成分が含まれています。

イーサン・ルッソ博士らは、テルペン類はカンナビノイドと相互作用することで、カンナビノイドの薬効に相乗効果をもたらすということを2011年の論文にまとめています。ここでアントラージュ効果という言葉が再び取り上げられ、世界に衝撃を与えました。

テルペン類はレモンやオレンジ、ラベンダーなどの香気成分として含まれていたり、ビールのホップにも含まれていたりと、案外身近な成分です。この研究では、テルペン類とカンナビノイドの相互作用によって、疼痛、炎症、鬱病、不安、依存症、てんかん、癌、細菌感染症などの治療効果に対して相乗効果が生じることを指摘しています。テルペン類で特に注目されている成分のひとつに、大麻やローズマリー、ホップ、バジル、セロリ、黒胡椒などに含まれているβカリオフィレンがあります。βカリオフィレンは免疫細胞の調節に関わるCB2受容体に選択的に作用し、抗炎症作用や鎮痛作用を示すことが証明されています。つまり大麻の抗炎症作用や鎮痛作用はカンナビノイドだけの効果ではなく、βカリオフィレンなどそのほかの成分との相互作用が重要であると考えられています。

CBDはCBD単体でも抗うつ作用、鎮痛作用、抗炎症作用などがあり、注目されていましたが、単一のCBDでは、ある量を超えると治療効果が大幅に低下することがわかりました。これを用量反応曲線が釣鐘状になるとよく表現されます(下図)。つまり効果が最大となる適量が存在することが実験的に見つかりました。

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【引用:News.herbapproach.】

細胞内の働きにはフィードバック調節があります。これは有機的なネットワークによるもので、このような生体内のネットワークに作用する薬には一般的に最適な投与量があり、少なすぎても多すぎても薬理効果が低下します。薬が多く投与されると、過剰な刺激を拒否するために生体は受容体のスイッチを切ったり、ネットワークを遮断するような制御をします。これが、用量反応曲線が釣鐘状になる理由です。生体系のネットワークシステムに作用するカンナビノイドにおいて、単体では最大限に効果が発揮できる適量域(薬効範囲)は狭いといえます。他方で、単一のCBDではなく、CBDを多く含む大麻エキスでは少量でも著しい鎮痛作用などがみられ、適量域(薬効範囲)が広いことがわかりました。すなわち、多数のカンナビノイドと他のテルペノイド(テルペン類)、フラボノイドなどの化合物とのアントラージュ効果によってCBDの適量範囲が拡大するということが示されました。


アントラージュ効果を利用した医薬品も実際にイギリスのGW製薬により開発されました。ナビキシモルス(商品名:サティベックス)はCBDとTHCが1:1で混合されており、多発性硬化症などをターゲットにした医薬品です。
ターゲットの治療分野に応じて有効なCBDとTHCの比率が異なるため、癌性疼痛や片頭痛にはCBDに対してTHCの割合が多い高THCの製剤、関節リウマチや炎症性腸疾患ではCBDが少し多めの割合で含有されている製剤、精神疾患やてんかん、脳卒中、肥満などには高CBDの製剤が好ましいとされています。

2018年にはCBDのみのエピディオレックスが製品化されました。THCによる副作用がなく、小児てんかんをターゲットにした医薬品ですが、成熟した成人にはアントラージュ効果のある高CBDの製剤、エキスのほうが最適かもしれません。CBD単体を一日に多量摂取し続けたり、少量でも長期摂取するとなると身体への負荷が大きく、経済的にも現実的でないため、アントラージュ効果を利用した高CBDの製剤やそのほかの医療大麻エキスは、今後必要になってくるといえるでしょう。


大麻研究の進歩

大麻(カンナビス)の利用が、さまざまな重病患者や精神疾患に苦しむ人のクオリティオブライフ(QOL:生活の質)を向上し、難治性てんかんによる発作を鎮め、皮膚がんや脳腫瘍を完治させる実例までもたらしました。直近50年で多くのカンナビスに関する研究が進み、多数の疾患に有効であることが証明されてきました。以下のグラフのように大麻草の医学研究の論文は1990年代から現代にかけて急激に伸びてきています。

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【引用:「漢方がん治療」を考える 福田一典 先生

上のグラフについて、まず1960年代から研究論文数が増えているのは大麻草の薬効成分のカンナビノイドの発見により、それらの構造や薬効の研究が始まったからです。1970年代の途中から論文数が減少したのは、薬物乱用に関する全米学会(NIDA)とアメリカ麻薬取締局(DEA)が大学機関や連邦保健機関が大麻草を研究することを事実上禁止にしたからです。1990年代から医学研究の論文数が急激に伸びているのは1990年代頃にカンナビノイド受容体CB1、CB2がヒトの神経細胞や免疫細胞で発見され、さらにその後、内因性カンナビノイドが見つかり、内因性カンナビノイドシステム(エンド・カンナビノイド・システム)の存在が明らかになったためです。

カンナビノイド受容体CB1やCB2はGタンパク質共役型受容体(GPCR)という種類の受容体に分類されます。GPCRは多くの種類があり、匂い・味・光などの刺激や神経伝達物質・ホルモンなどの刺激を感知し、細胞内に情報を伝達する働きをしています。GPCRは多様な生理機能に関与しており、医薬品の半数近くがGPCRに作用することで薬理作用を示すと考えられているため、GPCRは医薬品開発において極めて重要であるとされています。すなわち、大麻草に含まれている成分カンナビノイドが特異的に作用するGPCRが実際に生体内に存在し、体の生理機能に影響を及ぼすことは大麻に医療用途がないという主張を否定できる科学的根拠になります。

大麻の研究者は将来、ノーベル医学生理学賞を取る可能性が高いと考えています。理由は、Gタンパク質共役型受容体(GPCR)に関する研究で過去にいくつもノーベル賞が出ているからです。その上で、医療的価値や医学の進歩への貢献が認められるとなると、もはやノーベル医学賞レベルです。もしも大麻(=カンナビス)があらゆる難病の患者を救うということが世界で認められ、科学的な裏付けもされるとこの信ぴょう性は高くなるでしょう。

以下に実際にGタンパク質共役型受容体(GPCR)に関する研究でノーベル賞が与えられたいくつかの研究例を挙げます。

GPCR関連でノーベル賞が授与された研究の例
・GPCRにおけるGタンパク質の細胞内情報伝達の役割を発見した研究
・GPCRに作用する情報伝達物質の発見やその情報伝達に関する研究
・GPCRのひとつである嗅覚受容体の発見とその機構の解析に関する研究
・GPCRをターゲットにした医薬品の開発研究
・GPCRの詳細な構造を解明した研究

このように数多くのノーベル賞がGPCRに関わる研究で授与され続けています。最後の例に挙げた「GPCRの詳細な構造を解明した研究」は2012年のノーベル化学賞で、ご存知の方も多いかもしれません。

このように、大麻の成分が関与するカンナビノイド受容体が多様な生理機能に関与するGPCRであること、そして大麻が多くの難病治療に役立ち、多大な影響を与えてきたことなどを考慮して、大麻の研究はノーベル賞をもたらす価値のある研究だと私は考えています。最もノーベル賞候補としてふさわしいだろうと言われているのがイスラエルのラファエル博士です。博士は1964年に大麻草の薬効成分である重要な植物性カンナビノイドTHCを分離・同定し、その後には内因性カンナビノイドも発見し、内因性カンナビノイドシステムの解明に貢献しました。まさにカンナビス研究のゴット・ファーザーとも言えます。


マリファナとヘンプ

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大麻における個々のカンナビノイドの含有量は、生育条件、地理的条件、植物の加工方法、および植物の種類などに依存します。大麻のさまざまな品種の中で、その用途はカンナビノイドの種類と含有量に依存します。 例えば、大麻種の中でもマリファナとヘンプ(産業用大麻)は区別されており、ヘンプは産業用に栽培されてきた大麻種で、規制物質THCの含有量が極めて低いものです。ヘンプのような産業用品種は、麻繊維と油を得るために栽培され、用途が非常に幅広く、建材や衣類、紙、縄、バイオ燃料、食物などに活用でき、質も高いと言われています。このように大麻の活用は医療だけにとどまらず、産業でも注目されています。マリファナもヘンプもカンナビス・サティバ・エル(大麻草)に属し、日本ではいずれも同様の規制となっています。

2018年末、アメリカの連邦政府がヘンプ栽培の合法化を認可したため、今後はヘンプ由来のCBD製品が増えていくと考えられます。ヘンプはTHCの含有量が低いため、THCに抵抗がある場合は特に重宝されることになるでしょう。ところが、マリファナとは異なりヘンプはカンナビノイドの含有量が少ないという問題点があります。

さらに、ヘンプの茎に含まれるCBDは葉や花穂に含まれるものよりも少なく、微量なため、日本の法律のように葉や花穂が使えないとなるとCBDの抽出には膨大な量のヘンプが必要となってしまいます。これは、産業用に大規模ヘンプ農場で栽培されたものが、CBD抽出物の原料に使われやすいということを意味します。産業用に栽培したヘンプには、もともと生物の体内に吸収されることを考慮していない為、有害な工業用の殺虫剤などが使用されていたりします。大麻種は土壌中の成分を根から吸い上げるため、こういったヘンプは周囲から取り込まれた殺虫剤や重金属、カビ、細菌に汚染されていることがあるのです。CBD抽出にこのようなヘンプが大量に使われ、その結果、有害物質が残存しているCBD抽出物をヒトが口にするとなると、その健康被害は計り知れません。したがって、品質確保のために規制を統一して管理できるように環境を整えていくことが今後求められてくるでしょう。


続編の記事「CBDの効果とそれに関連する疾患や症状」 について。

今回の「CBDの特徴と大麻について」は、以上で終わりです。なお、続編として「CBDの効果とそれに関連する疾患や症状」について取り上げます。

◆CBDが効果を示す症状ってたくさん紹介されているけど、結局、どの症状にどの程度効くの?
◆これまでの論文や体験談を網羅的にまとめた情報はないの?どこまで研究は進んでいるの?
◆病気に対する効能はどのくらい信頼性や証拠があるの?

こういった疑問を持ったことはありませんか。続編ではこのような疑問に徹底的に答えます。以下で公開していますので、参考にしていただければ幸いです。


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