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Bariloche 地ビールを堪能する

こんにちは、いとさんです。

バリローチェでは様々なクラフトビールが作られていますから、それも堪能しようとcerveceríaへよく立ち寄りました。元々ビールはあまり好みませんでしたけれど、アルゼンチンに来てからというものの、すっかりクラフトビールに魅了されています。日本で飲むビールはいつも同じ時間に歩く通勤路のようで、代わり映えせず面白みがないと思っていましたけれど、クラフトビールは個性が豊かでそれぞれ違う顔を持っています。それに出会うことがきっと私のビールの楽しみ方なのだと思います。

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Kunstmannというドイツ語のような名前のcerveceríaでは、全種類の飲み比べをしてみました。黒ビールは納豆や醤油のような発酵した匂いがします。少しクセが強くてお料理と一緒に頂く時は相手を選びそうな感じがします。これまで飲みやすいものを選ぶ傾向にありましたけれど、この頃自分の好みが少しずつ分かってきました。どうやら私は苦味が多いIPAが好きなようです。

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Cerveza blestは1989年にバリローチェで誕生したそうです。ブエノスアイレスにもcerveceríaがあります。ここでは確かフランボワーズのビールを試した記憶がありますけれど、大体フルーツビールがあまり好みではない私はこの時もしっくりこなかったように思います。美味しいのですけれど、少し物足りなさを感じます。

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Manushというcerveceríaは連日人だかりが出来ていて混み合っていたので入ることを諦めていましたが、突然帰りのフライトがキャンセルとなって時間ができたので開店して間もない頃に行ってみました。すでにちらほら席は埋まっていましたけれど、カウンター席に空きがあったので、ビールにありつくことができました。ここではティラミスならぬ「birramisu」を見つけました。アルゼンチン人はcervezaのことをbirraと言うことがあります。ドイツ語が由来だと聞きました。説明によれば、マスカルポーネチーズに麦汁を加えているようです。

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際立ったビールの風味は私の五感に届きませんでしたけれど、程よい甘さが大人のティラミスという風に感じさせます。アルゼンチンのスイーツは口の中に絡みつく甘ったるさが特徴ですけれど、このティラミスは少し嗜好が違いました。

日本にもクラフトビールがたくさんあります。これまで頻繁に見かけることがなかったのですけれど、それは私の目に映っていなかっただけなのだろうと思います。今度帰ったら、少しは見えるようになった目で以前と違う目線で見つめて、お気に入りに出会いたいです。

いとさん

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