見出し画像

カウンセリングを受けてみた

気合いに心がついていかなくて、涙が出るようになりました。
さすがに私もまずいと思い、カウンセリングを受けることを決心いたしました。


カウンセラーは、Twiterで探しました。カウンセリングに意味があるのかと疑っていたこともあり、最初に目に止まった人に依頼をしようと見ていたところ、ちょうどGW中に、40分1000円で受けますよとキャンペーンをされている方がいたので、悩むことなく即決。

事前に、カウンセリング日時を決めて、bosyuでお支払いし、簡易的なヒアリングシートに回答を記載しました。その後、カウンセリングを行うzoomのURLとIDを教えてもらいました。

カウンセリングでは、zoomのビデオはオフにしていたので、顔は分かりませんでしたが、すごく穏やかな優しい声をしたカウンセラーさんでした。

はじめに、軽く挨拶をして、話したい内容を思いのまま話した。一通り話したあとに、カウンセラーさんはリフレイン(反復)の言葉を使いながら、ねぎらいの言葉をかけてくれました。

「十分頑張ってますよ」
「すごく、すごく、努力されてきたんですね」
「普通はそこまでやりきるのは、なかなか出来ないですよ」

心の鍵が開かれて、堰を切ったように涙がでてきました。
そうだ、私は精一杯仕事をすることが当たり前だと自分に言い聞かせて、承認欲求を抑えていたんだ、と気づきました。成長欲求が強すぎて、自分の承認欲求を心の底に隠しこんでいました。弱音なんか吐いてはいけない、常に前を向いて、走っていかなければいけないと自分を鼓舞して、走ってきました。でも、本当は、誰かにその頑張りを認めてほしかった、「もう頑張らなくて良いよ」と言ってほしかったんだと思います。
カウンセラーさんにお話して、自分が望んでいた言葉をかけてもらうことで、少し心が軽くなりました。

その後、悩みごとや考えていること、迷っていることは何かと尋ねてくれました。メンタルはボロボロでも、私の成長欲求は悲しいことに止まりません。「心のバランスを保ちながら、プレイヤーとマネージャーの役割を全うし、最大限の力を発揮するためには、具体的にどのようにしていけばよいか」とお聞きしました。

ここでね、カウンセラーさんのすごいところは、すぐに、はっきりと答えを教えてくれるのではなくて

「んー、そうですね。。。難しいですよね、これは本当に」と、ここでも共感の言葉をかけてくれ、一緒に考えてくれようとするんです。
これは、本当に魔法の言葉と寄り添いだと思います。

相談者の話を聞き、共感し、寄り添いの姿勢を見せる、その上で、その人に合った具体性のあるアドバイスをする。

これ、本当に目からウロコでした。
一般的なことしか言えなくて、申し訳ないですが、と前置きをした上でのアドバイスでしたが、そんなことなくて、私の特徴を踏まえた上での根拠のあるアドバイスをいただくことができました。

そもそも、私の会社は医療者の集まりにも関わらず、そのような関わりができる人がほぼいないんですよね。まぁ、それも問題だと思いますが。。。
だから、今まで同僚に相談しても、「愚痴りながら頑張ろう」「こんな状況だから、仕方がないよ」って言われるだけでした。これね、よろしくなくて、頑張っている人に頑張ろうって言っても、「私は十分頑張っている!!!!」って悲しくなるんです。少なくとも、私はそうです。

今回、半信半疑でカウンセリングを受けましたが、受けて本当に良かったと思っています。
今まで、カウンセリングは病的な人が受けるものではないのか、といささか偏見がありましたが、そんなことはなくて、自分の気持ちを全て表出する、受け止めてもらうことなどのメンタルケアがどれだけ重要かを実感することができました。また、そうすることで、自分の気持ちを整理することができるので、建設的に自分の課題とそれに対する対策を考えることができるようになります。

会社の関係者や家族、友達には、言えないこと、いっぱいあると思います。
言えなくて、悩んじゃう人もいっぱいいると思います。
言えないときは、言えなくていんです。
ただ、どんどん自責の念であふれたり、不安で押しつぶされそうになるときは、カウンセラーさんに相談しても良いと思います。

あなたは、十分頑張ってますよ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?