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60歳の母が「歴女になる」と決めた話。資格の選び方は天にお任せ?

「私、歴女になる!」今年60歳になった私の母は言いました。
「歴史」を学び直して歴女(歴史が好きで詳しい人)を目指すそうです。これから何か学び始めたいけれど、何をしたら良いか分からないと迷っている方へ向けて、天に任せて選んだ私の母の体験談を書いてみます。


何を勉強するかは天にお任せ?60歳の母がどれを学ぶか選んだ方法。

還暦を迎えた私の母は、「何をやったら良いかわからない」という悩みに直面していました。60歳ともなると、子どもは自立し、時間もあって、やりたいことなら何でもできる年齢です。昔より体力は落ちているものの、まだまだ元気な様子の母。楽しくやっているのかと思いきや、人生の迷いがやってきたようです。

「何かやりたいんだけど、何をはじめていいか分からないんだよね」


よくよく聞いてみると、物覚えが悪くなってきたから、何か勉強を始めたい、とのことでした。

「何の勉強がしたいの?」と私が尋ねても「わからない」と答えるばかりです。

普通は、昔好きだったこととか、少しでも興味があることをやってみたら?と提案してみると思うのですが、今回はあえて違う方法を提案してみることにしました。

それは、名付けて「天にお任せで資格を選ぶ作戦!」です。

用意したものは、通信講座のチラシと袋です。

通信講座のチラシで、講座の名前が書いてある部分を一つ一つハサミで切って袋に入れます。(ちょっと拡大コピーしました)


講座の名前が書いてある部分を切って入れた写真

私は母に提案しました。

「この中から、目をつぶって1枚引いてどれか選んだのを勉強してみるのはどう?」

なんて、無責任なアドバイスの仕方でしょう笑

でも神社でおみくじを引くように、出たものは何か自分へのメッセージとらえ、天にお任せしてみるのもたまには良いと思うのです。

「私にぴったりの講座を教えてください」

まるで願掛けするように、唱えながら、手を突っ込んで紙を引いた結果・・・。

母は「歴史やり直し講座」を引きました。

え?っと、とまどう母。

「歴史勉強するの?勉強大変そう」と言い出します。
(自分が勉強したいって言ってくせに笑)

けれども、だんだんと、引いた理由について意味付けして考えていったようです。

母は神社巡りをよくしているのですがそのことを思い出し(好きなことも思い出しました)
「歴史を学んだら、神社のことがもっとわかるかも」と考えたようです。

翌る日には、すっかり乗り気になって、歴史を学んで好きになって
「私、歴女になる」宣言をしてました。(単純笑)

少し、明るい未来への希望が持てると、人は元気になるものですね。

理由は分からないけれど、「偶然に向き合ってみる」

すると、案外、予想もしなかった楽しい未来が待っているかもしれません。

もしかしたら、今回の「歴史の学び直し講座」は、母にとって新しい未来行きの切符なのかも?

「自分で選ぶ」ことに迷ったら案外「委ねてみる」をしてみると楽になるかもしれない、と思いました。

人生の中で、自分で舵を生きていくことは大切なのだけれど、「巡り合わせ」ということは必ず起きているからです。

後から考えると「偶然」が新しい道を作ってくれた、ということがありますね。

悩んだときは「天にお任せ」するのも、いいのではないかと思いました。

迷った方は、こんな方法もあるよ、というシェアでした。

追伸 ちなみに私も引いたところ「手描きPOP」講座が出ました。
昔、本屋さんの手書きPOPを描いてる人に憧れてたな〜と思い出しました。








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