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先輩社員が語る!ロートが挑む「グローバル」とは?

「あの商品もロートだったんですね!」と言われることもあるほど、たくさんの商品通じて日常生活の一部として溶け込むロート製薬。
ブランドや商品名で知っていただいていることも多く、企業としてどのような想いで活動をしているのかはまだまだ伝えきれていない…。

日本にはたくさんの会社があるなかで、「ロート製薬で働く」とは?
メンバーは日々どのようなことを考え、目指して働いているのだろうか?

今回「企業としてのロート製薬」に興味を持ってくださった皆さんと、実際に現場で働く先輩社員が共に「なぜロート?」を考えていくことにしました。

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採用担当の先輩(まこっちゃん)と普段こちらのnoteを担当している私(はるちゃん)で話を聞くことに。

グローバルで働く先輩のご紹介

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(左下)べーいそ: 2018年入社、製品企画管理部に配属。2020年より国際事業部にて香港などの国と共に海外事業に携わる。「グローバルな仕事をしたい!」と思い入社した。
(右上)カネピー:2005年入社、製品開発部に配属。営業などを経て、2009年より経営企画部にて海外事業に携わる。インドの子会社への駐在経験もあり。実は「グローバルな仕事へはハードルが高い」と思っていた。

海外経験がなくてもグローバルで働く?二人が現在の仕事をするまで

-べーいそさん、「海外で働きたい!」と思ったきっかけは?
べーいそ:高校時代の交換留学や大学時代に行っていた海外のNGOでの活動がきっかけにグローバルでの仕事に興味を持ちました。入社後、配属は自社工場の製品製造に際して必要な資材の購買などを行う部署でした。モノづくりの流れを知ることは、今後海外のビジネスをしていくうえで大切なことだと思い、希望したんです。

-現在はどのようなお仕事を?
べーいそ:現在は日本の商品を世界各地で販売するため、各国の仲間と共に仕事をしています。日本の市場動向や発売する製品情報、現地の動向を各国のメンバーと共有し、製品を発売するにあたり、現地の規制や商標のチェック、輸出準備や必要なマーケティングデータを手配するなど、店頭に並ぶまでのサポートなどをしています。

-カネピーさん、海外との仕事をするきっかけは?
カネピー:実は初めて行った海外旅行は25歳の頃なんです。30歳まで海外で働くとは全く意識していませんでした。28歳の研究開発時代に一人で参加した海外での学会で、自分の英語力のなさに打ちひしがれて。NHKのラジオ英会話で勉強し始めました。

-本格的に関わるきっかけはどんな経緯で?
カネピー:上司から「やってみる?」とインドでの事業の話をいただき「やってみます!」と返事をしたのが全ての始まりです。ただ初めての出張は文化の違いに驚きばかり。英語もけた違いの訛りで何を言ってるか1%も理解できませんでした。独学で事業や数字の勉強はしていましたが、会社設立の話は別問題。扱ったこともないお金の単位の話をインド人とするとのなかなかない経験をし、とても勉強をした時期でした。さらにはその後インドの子会社へ出向し、ヒト・モノ・カネ全てを自分で考えることになります。寝ても覚めてもそのことばかり考えていて、ある意味お腹の痛い経験で苦労した思い出ばかりです。(笑)現在は、子会社として世界16ヵ国にあるメンソレータム社の社長補佐として、世界中を飛び回り各会社のトップ達と仕事をしています。

ビジネスにおいて語学力は別問題!?

-ビジネス上語学力は必要ですよね…?
べーいそ:英語話せるに越したことはないですが、TOEICなどのテストのスコアで見られないこともたくさんある。そこまで決まりはないですよね。

カネピー:そうですね。私の学生時代抱いていた国際的な仕事へのイメージも「英語を使う」程度でした。実際仕事をすると、英語は一種のツールでしかなく、それで仕事が成り立つわけではないんですよね。知識やスキルなどがあってこそ仕事が成り立つと実感しています。

-学生時代は自信があった英語は働くうえでも通じると思った?
べーいそ:
はい、通じると思ってました。(笑)でもビジネス英語って全然違うんです。さらに交渉など実践的な部分は初めてなので、今でも先輩の見よう見まねです。皆さんの背中を見ながらやっているという感じです。

磯部さん

(べーいそさんとマレーシア・シンガポールチームと次の目薬のアクションを検討するミーティングの一コマ)

ロートならではの海外事業は「グローカル」!?

-ロートの海外展開にはどんな強みがあるんですか?
カネピー:現地のやりたいこと・実現したいことを尊重するスタンスです。「お客さんがこんなことを求めているから、私たちはこれをしたい」との意見を無碍にしない。他の会社では日本やアメリカなど本社の意見が絶対だっりしますが、ロートではお客さまを一番に考え、フレキシブルに動く。本当に喜んでくれそうなものをみんな真剣が考えるのでヒットする確率が高くなると。そこはロートの強みかなと。

べーいそ:同感です。またメンソレータム社のメンバーと一緒に動くので、それぞれが得意なことをやる、のが上手だなと思います。何か共同で取り組むにしても、それぞれが分担をしているというか。

-海外事業に関わるメンバーはどれくらいいるんですか?
カネピー:
現地には20人くらいでしょうか。意外に多いと思います。

べーいそ:現地でも生産・開発・マーケなど、ざまざまな部門にいますよね。

まこっちゃん:国内・現地と比率でいうと同じくらいかなと思います。そもそも社員数も少ないので関わる人数は比率として多いかもしれませんね。

べーいそ:国際事業部も人数が少ないので、1人で3・4ヵ国担当をしています。やることも多いけれど、やりがいも多いです。

-具体的にどんなやりがいが?
べーいそ:
これまでの学びを活かしつつ、新たな視点・考え方が身についている感覚がありあます。日本もスタンダードが全く通用しないので、広い視野で物事を捉えるようになって。こんなことも起きるの?と思うことが日常茶飯事です。(笑)各国の担当者とのコミュニケーションから、自分のやり方次第で小さくても各国の市場に影響を与えることができることも面白いです。

-「グローバル全体」・「各国」それぞれを見るなかでの違いはどんなことですか?
カネピー:鳥の目と虫の目の使い分けですね。全体を見る立場だと、一ヵ国のある種小さいことを考えるのは良くないので、広く・浅く見ることにはなります。もちろん各国の担当であればその国のことをとことん考える。それぞれの立場で必要なことですね。

-若手ながらに海外事業に飛び込んでどんなことを感じる?
べーいそ:
最初の2年間の経験から「私はこれができます・これを知ってます」と強みがあるのはよかったなと。新しい商品の立ち上げでも、進め方が分かるのでまわりの協力を得やすく、うまく進めることができています。知っていることが増えれば増えるほど、柔軟にやりやすくなるのではないでしょうか。

カネピー:そうですよね。英語ができれば起業しているのか?との話とも違うと感じていて、「私がこれはできます!」との武器や一種の引き出しがあったらいいのかな?と。あとはこれを英語に翻訳してやり取りをしていけばいい話だと思っています。その引き出しが重要ですよね。

-ハードルは高いと思うなかで海外に飛び込み、実際のハードルは高かった?
カネピー:
そうですね。(笑)でも「自分が何を言いたいのか?」そこが決まればあとは言語の壁だろうなとの感覚はあります。

金城さん

(カネピーさんのインド駐在時のHoli祭での一コマ。左の方のTシャツはお土産でプレゼントしたものだそう)

さいごに

-「グローバルで働きたい!」と想いを持つ学生の皆さんにメッセージをお願いします。
べーいそ:
グローバルに興味がある方はバックグラウンドを持っていたり、英語が得意だったりすると思います。さらに「これに興味がある!」と別のテーマを持つことで、強みが増え、キャリアを描きやすくなると思います。ぜひ「自分は何がしたいのだろうか?」とじっくり考えてみてください。

カネピー:「どんなスキルを身に着けるにも、年齢は関係ない」と自分で実感をしています。もちろん若い頃に語学を習得しているに越したことはないですが、「何かを始めるにも遅いことはない」との格言もあります。もうやる気次第、自分が決意さえあれば何でもできます。皆さんのやりたいことに従えばいいのかなと思います。

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カネピーさん・べーいそさん、ありがとうございました!

今回のポイント

・語学はもちろん大事。でもそれ以上に大切なものがある。
ビジネスをしていくうえで、できないことをいかに実現させていくか?これまでの強みや成長度合いに応じて拓ける海外のフィールド。まずは何をしたいのか?を明確に。

・社員数が多いなかで、若手から活躍できる機会はある。
もちろん全員が全員、希望通りにならないこともある。それでも若手だからできないことはない。

・チャンスはさまざまなところにある。
手を挙げての挑戦もチャンスが巡ってきての挑戦も。やってみたら面白かったなどもあるので、その気持ちが大事。


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