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町田麻子AsakoMachida
2019年4月1日 00:17
自慢じゃないが、私は転職活動で負けたことがない。フリーになる前に6社経験している=転職活動は5回したことになるが、面接ではいつも、すぐ辞めたがるこの性格も含めてポジティブに伝えることができ、狙った会社を逃すことはなかった。だがその分、入社する頃にはいつも超ネガティブになっており、慣れるまでかなりの間、「私なんて何の役にも立たない人間です、生きててすみません」オーラを出していたように思う。
2018年7月29日 16:59
音大受験をするのになぜ音楽の勉強をする前からセンター試験のことを考えたかというと、音楽はゼロからのスタートになる、つまりどんなに頑張ったところで音楽畑で育ってきた高校生よりできるようになることはない。となると、勉強の方でかなり上位に食い込まないことには受かる可能性など皆無だと考えたからだ。具体的には…センター試験の最終目標、9割。模試はそこにどの程度の努力で辿り着けるか(あるいは全く辿り着
2019年3月26日 15:15
私がどれほど不合格を確信していたかというと、①もう上野には当分来ないと思い、招待券を持っていた隣の都美術館に、まだ会期はあるのに試験3日目に寄って帰ったほど、②唯一全てを話してあり、結果が出たら報告がてら飲みに誘おうと思っていた芸大卒の友人Nに、結果なんて待つまでもないと、これまた当日中に誘いを入れ実際に飲んだほど、③翌日の仕事で「私きのうまで大学受験してたんですよ!」とすっかりネタにしていたほど
2019年3月4日 20:10
人生で最も大恥をかいた、2018年3月7日の詳細。といっても5種のうち、楽典とピアノはそこそこ良くできたのだ(当社比)。楽典は作戦通り、捨てる問題は最初から捨てて出来そうなところだけをスピーディーにやれたし、ピアノに至ってはスタインウェイのグランドピアノを弾ける喜びすら感じながら受けられた。まあそれは、ピアノの前の聴音で十分な玉砕を感じ、開き直っていたからでもあるのだが。というわけで玉砕の始ま
2019年3月2日 20:21
3月6日、3日間に及ぶ二次試験はまず小論文と和声から始まった。結局一度もレッスンを受けられなかったM先生から言われていたのは、小論文は音楽学の知識を見るものであって、ただ自分の考えをうまく書くだけでは意味がないということ。つまりプロのライターであることは何の助けにもならないと分かってはいたのだが、何しろ音楽学の文献を読んでおく時間は、今年に関しては確保できなかった。そこで私の作戦は、とりあえずどん
2019年2月12日 15:42
音楽の勉強というのは語学に似ていて、短期集中でどうにかなるものではなく、徐々に体に馴染ませていくものだ。よって、以下に紹介する私のラストスパートにおける勉強法は決してお勧めできるものではないのだが、この連載は参考書の類いではなくあくまで記録目的のものなので、思い出せる限り詳細に記してみる。まず、和声と聴音。2回目にして最後のT先生の和声レッスンの際、受験問題に似た課題をいくつかいただいてい
2018年12月29日 09:51
私は家で仕事ができない。原稿を書く際は常に常に、わざわざ出かけてでもカフェに行く。自分でも予想外だったのは勉強でもそうだったことで、月曜の勉強デーはいつもカフェにいたし、仕事を納めた後の去年の今頃は、年末年始も営業している近所のカフェを探して毎日そこにいた。音楽の勉強をするにあたって別の音楽が流れているのはどう考えても邪魔だったがまぁ、それでも家よりははかどった。そんなこんなで、センター試験当
2018年12月26日 11:14
さて、ピアノレッスンの日にやると決めた勉強である。まずは枠組みを作れば埋める楽しみを原動力に進められると思い、仕切り付きのファイルを購入して、楽典、和声、倫理、古文、漢文、聴音の6項目に分けた。小論文こそ大事と聞いてはいたものの、対策ゼロでも書けることがゼロではないはずと信じ、このファイルがルーズリーフでパンパンになってから考えようという作戦だ。英語や現代文も、同様の理由によりとりあえず無視するこ
2018年12月24日 13:29
そうだ、週1回ピアノを習い、そしてレッスンの日は仕事を入れずに受験勉強をする日にしよう。私がそう思い立った頃、たまたま姉も娘(=私の姪)のためのピアノ教室を探していたようで、姪が通う幼稚園に付属の教室に、これまたたまたま芸大卒の先生がいることが分かった。逆言霊信仰のある私はこの時点ではまだ、姉にも受験のことは話していなかったというのに!しかも、姪の幼稚園は私の家の近所。さっそく体験レッスンを申し込