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労働新聞編集長の迷想日誌

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労働新聞編集長が週に1回、皆さまにお届けするコラムです。
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#厚労省

何と!厚労省が履歴書様式例を作成|迷想日誌

厚生労働省は、従来、一般財団法人日本規格協会がJIS規格として示していた履歴書の様式例の…

「資金移動業」の活用へ|迷想日誌

毎月の賃金を、「資金移動業者」つまり「●●ペイ」などというよくコンビニなどで利用するアカ…

恥ずかしい「COCOA」の失態――組織再編必要に|迷想日誌

もう何とかしてほしいのが、「接触確認アプリ」COCOAの失態です。 世界的にも恥ずかしい限りで…

コロナ禍の雇用対策パッケージ――厚労省

緊急事態宣言を発出するもコロナ禍がなかなか収まりません。 今後しばらくは、ウィズコロナで…

労働関係は小休止の3年通常国会|迷想日誌

令和3年の通常国会がスタートしました。 しかし大変残念ですが労働法制度改正案は例年になく…

就業者数は90年代後半の水準を維持――厚労白書|迷想日誌

令和2年版の厚生労働白書が作成されましたので、注目点をご紹介します。 まず、「人生100年時…

賃上げ、生産性向上支援に400億円――厚労省3年度|迷想日誌

前回に続いて、厚生労働省の令和3年度予算概算要求についてご紹介します。 やはり重要なのは、「ウィズコロナ時代の労働環境の整備、生産性向上の推進」です。 ウィズコロナ時代の「新たな日常」において、安全で健康に働くことができる職場づくりとともに、最低賃金・賃金引上げ、同一労働同一賃金の推進など公正な待遇確保により、労働環境の整備を実施するとしています。 最も予算要求額が多いのが、「最低賃金、賃金引上げに向けた生産性向上等の推進、同一労働同一賃金など雇用形態に関わらない公正な待遇

コロナ失業者の業種間移動を促進――厚労省3年度予算要求|迷想日誌

厚生労働省の令和3年度予算概算要求がまとまりましたので、概略をご紹介します。 といっても…

厚労省幹部人事異動が横滑り滞留状態に…|迷想日誌

8月7日を中心に厚生労働省の幹部人事異動がありました。事務次官は、平成30年7月に就任した…

年金強化法成立で「企業負担」が増加…|迷想日誌

厚生労働省が通常国会に提出していた年金強化法案が成立しました。 企業経営に大きな影響があ…

予定通り労働2法案が通常国会へ|迷想日誌

厚生労働省が、今通常国会に提出を予定していた労働関係法案が無事提出されましたので、ご紹介…

残念なAI化対応報告書|迷想日誌

厚生労働省の労働政策審議会は、AIなどの新技術を主体的に活かし、豊かな将来を実現するには…

頭を悩ます「副業・兼業」の普及|迷想日誌

厚生労働省というより政府は、副業・兼業の普及を推し進めていますが、どう考えても現状のまま…

予断許さない「短期消滅時効」見直し|迷想日誌

 「労働新聞」5月27日号1面既報の短期消滅時効の見直しは、実務上極めて重要といえます。 まだ、検討報告書はまとまっていませんが、専門家の意見が集約されつつありますので、観測記事として掲載しました。 訴訟では、未払い賃金に関する請求事件が多いのが実態です。労働審判でみてみますと、平成28年の新規受付け3400件のうち、54%が未払い賃金などの請求事件です。 現行では、消滅時効2年となっていますが、仮にこれが5年となったら請求金額は単純に2.5倍となるわけです。 なぜ今こ