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米株投資に有益な情報、ERP専門家として業務系システムに関する知見を書き留めていきます…

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米株投資に有益な情報、ERP専門家として業務系システムに関する知見を書き留めていきます! FIREを目指す皆さんと一緒に高めあっていければと思います。 40代 | 転職4回(今は日経225会社でIT) |

最近の記事

ただのシステムお守り部門に成り下がってしまったIT部門でDXはできない。

背景DXが話題になっています。事業会社の場合、DXを推進するためには、どこかの部門が企画し、プロジェクトをリーダーし強力に進める必要があります。 しかし、経産省のDXレポート2でも言われているように、多くの事業会社でそれが出来ていません。散見される例としては、「何もしていない」、つまり座して死を待つ、縮小均衡になっている、これが一番多いと思います。 私はこの一番の要因は、IT部門に企画し推進する力がそもそもなくなってしまっている(もしくは最初からなかった)ことにあると考えて

    • 米国株決算まとめ:2021年2月 ~各銘柄の売上&EPS 予想対実績の一覧です~

      Twitterで共有されている米国株決算情報をまとめてみました。共有頂いている皆様には感謝感謝です。随時Updateしていきます。無料情報なので深くはないですが、初期的判断には十分かなと思います。 最終Update:2/10 11:10 $OTIS OTIS WORLDWIDE 2/1$TMO Thermo Fisher Scientific 2/1 $PFE Pfizer 2/2$BABA Alibaba 2/2$XON Exxon Mobil 2/2$MTCH Mat

      • 決算分析:$SAP 2020.Q4(10-12)

        SAPは銘柄として期待しています。前回決算以来、株価は低迷していますが、SAP社の人材に対する投資戦略のすばらしさと固定的な収益が期待できるSAPライセンスがあるためです。Q4決算を振り返ります。 サマリドル表記です Q4ユーロ表記です。 対前年同期ではややマイナスですが、固定費の低いCloudポーションが増えたため利益率は向上しています。 年間 対2019では  売上 ▼1%  利益 ▲48% で悪くない決算ですね。 セグメント別SAP社の場合、FSセグメントと

        • 米国株決算まとめ:2021年1月 ~各銘柄の売上&EPS 予想対実績の一覧です~

          Twitterで共有されている米国株決算情報をまとめてみました。共有頂いている皆様には感謝感謝です。随時Updateしていきます。無料情報なので深くはないですが、初期的判断には十分かなと思います。 最終Update:2/1 20:45 $GE General Electric CO 1/26$AXP American Express 1/26$MSFT Microsoft 1/26$SBUX Starbucks 1/26$AMD Advanced Micro Device

        ただのシステムお守り部門に成り下がってしまったIT部門でDXはできない。

          決算分析:$GE General Electric CO 2020.Q4(10-12)

          1/26 Q4の決算出ましたので、私なりの分析を行い株式投資の一助とできればと思います。 連結年間PL 対2019で売り上げは▼16%、利益は▲5倍 利益は営業外で押し上げたようですが、ニュースに出ていた子会社の株式売却などの収益と推察します。 セグメント別 航空関連のAviationが昨年よりも落ちることは明白でしたが、前年同期比で▼35%ということで、そんなに悪くない感じがします。 良いなと感じた部分が発電関連であるPowerとRenewable Energyです

          決算分析:$GE General Electric CO 2020.Q4(10-12)

          銘柄分析:$GE General Electric CO 2020.Q3(7-9)

          GEの決算を分析してみました。 Q4決算が1/26にありますので、その予習です。 Q4で黒字転換できるか注目。 2020トータルでは黒字着地できそう。 黒字着地すれば4期ぶり ポートフォリオでは、やはり発電関連で40%を占めます。 それから航空関連が25%ありますね。これはコロナ前までは稼ぎ頭だったと思われます。売上が4割減っています。今後もこのビジネスは厳しいでしょうね。 保険関連もダメージ受けているのが気になります。 GEはヘルスケアに注力しているようです。

          銘柄分析:$GE General Electric CO 2020.Q3(7-9)

          SAPコンサルタント数上位10社に見る、市場構造と各社の個人的な評価

          事業会社IT部門で業界歴20年の私が、独断と偏見でSAPベンダーを評価します。あくまで個人的な感想ですし、コンサルタントはその個人の能力やパーソナリティによるところが大きいため、必ずしもその会社全体のサービスを表現しているわけではないと思います。しかし、これから新たにSAPを導入される会社さんや、既存のサービスに疑問を持っておられる会社さんには、一つの視点として参考になるかと思います。 日本のSAPコンサルタント数上位10社 日本全国のSAP認定資格取得数は18,000と

          SAPコンサルタント数上位10社に見る、市場構造と各社の個人的な評価

          DX推進施策 by経産省を製造業のIT部門から見た整理

          DXレポート1が2018年に経産省から出されて以来、様々な取り組みが実施されていたようです。私はとある製造業のIT部門の人間なので、ある意味フロントにいてもおかしくないのですが、ほとんど何も知りませんでした(笑)。こういった下々のものからの内容の整理、もしくは感想は一定程度需要があるかと思い書いてみました。 経産省によるDXに関する取り組み 調べてみると色々ありました。下図を見て頂くとわかりやすいです。 ほとんど知らない(笑) この中で関心があるのが、こちらの3点  1

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          ERPに関するQ&A

          ERP導入歴20年の私が、過去にあった簡単な質問回答を掲載してまいります。 1. 零細企業でERP導入するにあたり、優先して懸念することはなんでしょうか?A:規模が小さいということは、システムによる効率化のインパクトが小さくなります。従って、効率化を目的としても効果が出にくいと思います。ですから、何を狙いたいのかを、その効果が本当に出るのか検証した上で、導入すべきと思います。 2. 固定的なプロジェクトメンバーがいない中で、各部署のリーダが主になって作っていくことは可能な