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【旗を掲げて走る】連載“ROCK SPIRIT“vol.10


今日は昨今僕が参考にしている農家さんについて、ちょっとお話してみたいと思います。

僕は元々実家が農家だということに対して、かなりのコンプレックスをずっと持っていました。
両親が迎えに来るときにも泥のついた軽トラックで来たり、農業をやっているというといわゆる「3K」と言って、きつい、汚い、危険のイメージが根強く、憧れの職業とは程遠い職業だったからです。 
ところが、先日取り上げた「次世代農業サミット」のお話でも触れさせてもらったように、蓋を開けてみたら“儲からないとかカッコ悪いというイメージと真逆のイケてる農家さんもこんなにあるんだ」と思ったわけです。

農業で食べていけるようになるにはあくまでも農家自身が価格決定権を持つことが大切で、そのためには企業や商品のブランディングをしっかり行うことが必要になります。
だから僕も、これから農家が若い人たちの憧れの職業になるためには独自性をしっかり確立させることだっていうメッセージを発信するとともに、現在は農家さんのブランディングをお手伝いするという仕事も行うようになりました🍀🍀

そんな僕が参考にしているネギ農家さんに、「ねぎびとカンパニー」という企業さんがあります。




ねぎびとカンパニーで販売されている一番高いネギは一本1万円くらいするんです。「初代葱師」としてメディアでもたびたび取り上げられている清水寅さんは、「なぜネギ1本が一万円で売れるのか」という本も出しています。
https://diamond.jp/articles/-/259940


FacebookやInstagramなどのSNSも見ていただくとわかるのですが、ねぎの情報やメニューだけでなく清水さんの信念や思いも配信されていて、お野菜の魅力だけではなくて「ねぎを作っているひとへのリスペクト=清水さんの魅力にお客さんが集まっている」ということがよくわかるアカウントになっています。
清水さんは、ねぎの販売単価を上げるためには「このひとから買いたい」と思ってもらえるブランド作りが必要だという思いに至り、そこから作物の差別化と自身の理念発信によって「日本一高いねぎ」ブランドを確立しています✨✨


※写真はHPより掲載。

市場を通すことで膨らむデメリットを減らすためにお客様との直取引を増やすことで安定的に売り上げを確保し、同時にねぎの単価を引き上げるためのブランド化戦略を打っていく。びっくりするような太さの美味しいねぎを贈答用の高級ねぎ「モナリザ」として売り出した結果、ねぎびとカンパニーのブランド化に成功し、普及版のねぎの単価まで上げることに成功した会社さんです。

自身が旗を掲げてメッセージを発信し、理念に共感してくださるお客様と従業員と一緒に新しい農業の在り方を確立していく。僕はそんなふうに農家さんが自分の作っているものに誇りを持って、良いものを追求するという「職人気質」と「自分らしさをどんどん発信する=尖りにいく」ことがもっともっと農家とお客さんの関係を近づけるものとなり、若いひとが「かっこいいな、農業をやってみたいな」と思ってくれるようになることにつながると信じています。



今後も大注目のねぎびとカンパニーさん、ぜひチェックしてみてください(^ ^)✨✨

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