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「style」全曲解説 M15. Route
この曲はストックとして作っていたもので、本来はアルバムと無関係でした。
そのため収録する予定がなかったし、いわゆる別件として取り組んでいたものです。
ストックにはいくつか種類があります。自分の得意分野の曲をひたすら作り置きしておくものもあるし、逆に自分にはあまり馴染みのないスタイルの曲に挑戦して「ジユンペイ流○○」みたいなものを作っておくこともあります。
「Route」はその両方を掛け合わせ
「style」全曲解説 M14.若葉の秋
曲自体は今年の春先に出来ていました。アルバムの曲出しの中で作った曲なので、最初からアルバムに入れるつもりで制作したものです。
とはいえ、当時はまだアルバムのコンセプトが定まっていなかったので、なんとなく盤の最後にこういう曲があるといいよね、というレベルで作った程度でした。
コンセプト未定のアルバム制作で苦労するのは「歌詞」です。
歌詞は、人の心へダイレクトに届くメッセージなので、アルバム全体
「style」全曲解説 M13.羅針盤
「羅針盤」が出たとき、僕はその発表記事で次のように書いていました。
この自己評価が本当に妥当なものだったかどうか、自己採点してみましょう。
「夢を口に出してたから多くのひとに応援してもらえて、みんなと夢を共有できた」という部分が個人的に引っかかります。
出来すぎているというか、意図的に美談っぽく書いた記憶が、ぶっちゃけ、ある。
皆さんの応援のおかげで活動が出来ているということは間違いないの
「style」全曲解説 M12. Rebooter
この曲はリリース当時のマガジンに詳細をまとめているので、詳しくはこちらをご覧いただければと思います。
今回の記事では、Rebooterをリリースしてから約4か月が経った今、振り返って思うことや感じることを残しておきたいと思います。
Rebootとは「再起動」という意味です。
過去記事でも散々書いてきましたが、Rebooterを作るきっかけになったのは、とある友人の存在があってのことでした。
「style」全曲解説 M11. インストール
曲をつくっている中で自分なりの方法が確立するのは悪いことではないと思いますが、その弊害としてマンネリ化しやすいというのがあります。
2022年の夏頃、僕は見事にマンネリの沼にハマっていました。
テーマとメロディを決める
↓
ドラムを仮で打ち込む
↓
コードを当ててベースを打ち込む
↓
バッキングギターを録る
という一連の流れが形骸化してきてた時期だったんだと思います。
端的に言うと、いつも
「style」全曲解説 M10. 空電
2022年の夏にライン録りで一度制作し、YouTubeにアップしていた曲です。
アルバムの1曲目に収録した「Starting Over」同様に冬目景先生の「空電の姫君」から着想を得た楽曲で、シンプルで力強いサウンドをイメージして制作しました。
インストを書く時にまずテーマから作曲する、ということをM8の「Rain」で書きました。
「空電」はその例に実は当てはまっていなくて、なんとギターソロか
「style」全曲解説 M9. ドッペルゲンガー
この曲は、歌詞を推したい!
もともとサビのメロディから思いついて書いた曲なのですが、最初の歌詞がもう笑っちゃうくらいひどくて、仮歌詞にしたってこれはないぜというレベルの、自分史上ワースト3に入る出来でした。
ただメロディの出来はとてもよかったのでそのままゴミ箱にポイするにはもったいなく、なんとかして成立させられないかと頭を悩ませて出てきたアイデアが、「ドベタなラブソングを書く」でした。
僕は
「style」全曲解説 M8. Rain
この曲は、アルバム制作の終盤に出来ました。最後から2番目くらいに出来上がったかな?
実は、本来収録を予定していたけれど大人の事情でキャンセルになった曲がひとつあり。
Rainはその埋め合わせとしてとにかく曲を書かなければ、という状況で出来た一曲です。
そのためレコーディングの時間を確保できないので、歌ではなくインストになりました。キャンセルになった曲が歌モノだったのでインストのRainが入っ
「style」全曲解説 M7. 黒い世界
僕は過去に鬱で苦しんでいた事があるのですが、この曲はその頃に書いたものです。
※正確には鬱まっただなかの時ではなくある程度回復してから当時を振り返って書いた。2019年のこと。
まぁ、今回のアルバムには、あってもなくても良かったような曲ですが、曲数稼げるのは助かるので入れておきました。
というのは冗談です。
「style」というアルバムは自分の音楽活動の節目になる作品だから、自分の人生にとって
「style」全曲解説 M6. Crow Field
前回emptyの記事で書いたことと時系列が前後しますが、2023年の1月に大竹伸朗さんの個展に行きました。目的は、同様にネタ探しで。
大竹伸朗展【公式】(@ohtakeshinroten) • Instagram写真と動画
失礼ながら、もともと僕は大竹伸朗さんを知らなくて、個展についてもとある人に紹介してもらって知りました。
創作の刺激になるネタが何かないか探していると話していたところ、こん
「style」全曲解説 M5. empty
今作「style」は、もともとは2022年の年末に発表する予定でしたが、
制作の方針がまとまらなくて曲数が出なかったため期日に間に合わず。。。
2023年の頭、僕はヒマでした。
いや、ヒマではないんです、実際。曲をつくらなくちゃならないから。
ただ、同じ「曲をつくる」といっても、レコーディングやアレンジの予定が詰まっているのと、そういうのが全くなくただ単に曲をつくらなければならないということ
「style」全曲解説 M4. LARK
曲づくりの真似事みたいなレベルまで含めると、僕は高校2年生から曲をつくってきました。
LARKはその中でも初めてまともに仕上がった曲のうちのひとつで、初出は2012年です。
音楽を志した当初、実はもともと僕はボーカル志望でした。たまたま父親がギターを持っていてそれを触らせてもらえたのでギターに興味が出て、気付いたらギタリストになっていたというだけで、はじめて憧れたミュージシャン像はギタリストでは
「style」全曲解説 M3. 徒花
note読んでる人なら「徒花」は知ってるっしょ。説明しなくていいよね。
なんて驕り高ぶったことを言うつもりはありません。
僕にとって「徒花」という楽曲はとても重要なものです。
義務的につくった音楽を受け入れてもらえた初めての経験になったからです。
・・・
今は昔「うたスト」といふnote企画ありけり
「うたスト」とは「うたからストーリー」の略で、要するに曲をモチーフにしてオリジナル掌編を