わたし、しなないで
もしかしたらきっと、私の小さな自己紹介。
ひとまず私には、うまくはなくとも文章というものが書ける力ががあってよかったと思う。
そうでなかったら、たぶん、死んじゃってたかもしれない。
日記を書き始めたのは中学2年生のころ。
大好きな男の子がいてその恋心を書き綴ったのが始まりだ。
そんな日記が今は、悔しくて、悔しくて、自分を殺したくて仕方がない、そんな時に、わたしを救ってくれるようになった。
私は幸運な人間である。
日記を書くだけじゃない、わたしには「ポップしなないで」という大好きなアーティスト2人組がいる。
彼らの生み出す音楽に、わたしは毎日陶酔している。
やさしい、とにかくこの音楽はやさしいのだ。
そしてときどき、まるでこの世界の真理のようなものをコロッと歌いあげる。
わたしは自分にやさしくしてくれる、"ほんもの"が好きなんだと思う。
だから「ポップしなないで」が好きだ。
人からはがんばりすぎる性格だと言われる。
だから、いつかは、鬱で苦しんだ。
毎日ベッドの上で「死にたい」と叫んでいた。
あの頃のくるしみはもうきっと消えたけれど、ときどきわたしは泣きそうになる。
たとえば今は27歳で、結婚はしているんだけれども、子どもがほしいな、なんていう希望を40%くらいあきらめていて、でもあきらめきれなくて、弱った体に鞭打って就職活動をはじめた。
ああ、だめだ、こうして言葉にするだけで涙があふれてきてしまう。
就職活動はちょっとくるしい。ひとつの会社に落ちるたび、わたしがゴミだからなんだ、なんて極端に落ち込んでしまう。
そんなとき、「ポップしなないで」を聴く。何十回も何百回も聴く。歌声と詞がわたしの心に飛び込んでくる。そして、救われる。
推し活、というものがわたしのこれまでの人生にはなかった。
しかし初めて、あ、推したい、と思った。
たった今は微々たる金銭の中でやりくりしてアルバムを買ったり東京のライブに行くのがやっと。
本当はもっとライブ遠征に行ったり舞台にも行ったりめいっぱい「ポップしなないで」を応援したい。
そんなわたしの欲望。
叶えるためにも就職活動がんばらないとね。
おやすみなさい。
世界のみんなにいい夢を。
【追記】
2024年4月より、児童福祉系の仕事に就きました。クローズですが念願の正社員雇用です。
今のところ周囲の人たちにも恵まれて、末永く働きたいと思っています。
仕事に対してもう既にあらゆる葛藤が生まれたりしているけれど、人のために、自分のために、自分にできることはやりきりたい思いでいっぱいです。
あなたのこと忘れない