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羊来ぬ真夜中ならば連ねたいフリースタイル詩歌の叫び (折句「暇つぶし」短歌) 愛情をヘイ…
想像が古今東西駆けて行く詩作はいつも恋のはじまり 創作の航海に発つ海賊の私欲が消えてコバ…
「新しいカルタはできた?」 「それがまだ……」 「仕事は他にもたくさんあるのよ」 「どうし…
近頃はどうも眠りが浅い。まだ起きる時間ではない時に、何度も目が覚めてしまう。最もよく眠…
心ない一言が胸に突き刺さったまま抜けない。やさしいものたちを忘れた時。好きだったものを…
裁判員に選ばれた。事件は凶悪な連続不倫である。そう聞いただけで気が重かった。いや面倒く…
大きくなったら詩人になりたかった。コーヒーカップの中から妖精を引っ張り出す。未知の森に入り木漏れ日をたくさんあびて翼をつける。クジラに乗って異国へ渡る。異なる文化と魅惑の酒と触れ合って絵画をかじる。新しい繊維に身を包んで宇宙に飛び出して言葉を解放したかった。だけど、なりたいものになれるものは稀だ。 今の私は毎日テレビの前にいる。職業はまわりまわって賢者である。 ・ 神さまの カテゴライズが 実を弾く 一編さえも 詩人になれず (折句「鏡石」短歌) #短歌 #詩 #
「どこへ行く?」 「ちょっとコンビニまで」 「だめだ!」 大きな手にはね返されて部屋の中…
はちみつを夏に引っさげ密に塗る スイーツは天気のプレゼンター (折句「ハナミズキ」短歌) …
明日には忘れるクレアおばさんのこさえたきのこシチューの風味 絶え間ない恋文を書く闇の中 …
絵の中の王子を出して魔女を消す一休さんの朝のルーティン エスケープ押す押す押すで真っ白け…
道に面した場所に広い庭があり洗濯物が干してあった。全身にまぶしい光をあびながら、シャツ…
お茶の子にモナカを選び手があけば茄子と胡瓜の塩揉みをとれ 春めいた営みをみる風の下 絵描…
意味を失った言葉の群は蟻の行進に等しくなった。君は向き合うことをやめて顔を上げる。壁にある時計を見ると時間は少しも進んでいない。自身が夢中の状態にあるならば、時間は速く過ぎ去るはずだ。まだ何も始まっていない。コーヒーはまだ十分に残っているのに、口をつけると驚くほどそれは冷たい。カップの中の時間とノートの中の時間がずれ始めていた。君はもう一度視線を落とし、無意味を運ぶ蟻の行進を解体して一連の流れを導き出そうとする。黒は解かれてぼんやりと漂う雲に形を変え始める。集まってみたり、