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適応障害 退職後 ver.2

前回の記事はこちらです。

今回は、ネガティブ、かつ暗く悲しくなるような内容が含まれています。死や不安についても書かれています。


適応障害って、原因となるストレスから離れたらすぐ元気になるでしょ、と自分を含め多くの人が思っていると思います。

だから、7月1日で退職したので、純粋に次の日には元気かなと思っていました。

しかし、現場となる仕事から離れて1ヶ月が経っても、退職して2週間以上が経っても、悲しくなっていくばかりでした。鬱なのではないかと疑ったこともありました。

自分の価値がないと思ってしまい、生きる意味がわからず、それを誰かに理解して欲しくてもこれ以上心配をかけたくなくて相談できない。結果自分だけで悩んでいました。予定が入ると嬉しく、それが病院でもやることが決まっているだけで嬉しいのです。

7月19日、20日は日記には「しにたい」と書かれていました。

思うものの、自分の体を傷つけたり、飛び降りようとはしないので、思うだけです。しぬまでの過程が怖いからです。それでも自分がしんだら私は楽になる、と考えていました。でもそれは他の人には言いませんでした。

しにたいって、軽く冗談として受け止められ、もしくは止めてくれる人もいるかもしれません。それでも結局自分を自分で納得させられなければ、しにたいという考えは頭の中から消えません。それはわかっていました。だから時間がかかっても自分で解決しようと思いました。精神科の先生には言いませんでした。

7月21日、友達と出かけました。この日は幸せな気分で終わりました。誰かと会って話すことは大切なんだと実感した日でした。

8月4日、「しにたい、奨学金返さないと、相変わらず寝つけない」と書かれていました。夜何週間も寝つけないことに悩んでいました。寝ないとネガティブな考えが頭を支配するからです。また、この時期に母親の性格もあり、お金の心配ばかりしていました。加えて働いていない自分をさらに自分で責めました。

そして8月12日、「最近ヨガの仕事が決まった。しにたいとも思わない。いい感じ。精神的に軽い。一個も飲んでないけど睡眠導入剤もらった。」と書いてありました。自分で仕事を探していて、色々応募しましたが、ヨガの仕事が決まりました。やはり家で何もせずこもっているのは私にとっては苦痛なのです。心の負担は軽くなりました。

8月16日は初出勤でした。かなり緊張していましたが、充実しました。

次の日もかなり緊張していて、日記にも緊張、あーーーーと書かれています。

8月18日、「若干不安定だけどきっと大丈夫、緊張している。強めのお酒を飲んじゃったけど美味しい。そういえば傷病手当がもらえる。」と書かれています。

不安定な感じはしましたが、緊張しているだけだろうと思って寝ました。仕事が始まってからは寝られるようになり、初出勤から1週間後にはベッドに入って30分で寝ることができるようになりました。大きな進歩です。

傷病手当は会社を通してもらえることが決まりましたが、会社から給与の請求が来て、その請求代に充てられたので、実質約10万円の請求が来ました。私にはもう手持ちのお金がなかったので、親を頼りました。今まで全くお金は頼ってきませんでしたが、限界でした。悔しいです。

8月25日、なぜか暗くなり、家の近くの大きい公園のベンチに座り、ぼーっとしていると涙が出てきました。ここでもまたしにたいと考えてしまいました。しばらく座り、音楽を聴いて歩き始めると、心が軽くなりました。ここで発見したのは、私は歩くとストレス解消できるんだということです。笑 

そして今、9月5日、転職して3週間が経とうとしています。私の心は安定しています。職場は人数がギリギリで店長は毎日出勤していますが、私はしっかり休めています。怖い店長ですがとても教育熱心な人です。私はこの人について行こうと決めました。挫折しかけるような気もするけれど、自信をつけるためにも頑張ってみようと思います。

もう、しにたいと思う日が来ませんように。 

なぜ私がひらがなで「死」を表すと思いますか?


適応障害でも、新卒3ヶ月でも、大卒じゃなくても、家がお金持ちじゃなくても、特別な資格を持っていなくても。

行動力さえあれば転職できるし、生きていくことができます。

就職活動は真面目にやるべきだし、情報収集は大切です。

でもネットやホームページ、求人票などをみたって中身は実際わかりません。

1社目に、そんなに期待を持って入社することは少し危険です。私は期待はありませんでしたが、いい印象は持っていました。世間一般に言われる大手であり、東証第一部上場企業でした。

ですが私にとってそんなのはどうでもいいのです。


私と同じ歳の大学生は今就職活動中で悩んでいます。

ぜひ、仕事を選べるという特権を駆使して、たくさん悩んで欲しいです。

でも1社目に人生全てがかかっているわけではないので、あまり力を込めすぎても良くないですよ、と伝えたいです。

適応障害は、克服した?のだと思います。病院も卒業しました。

これから落ち込むことはあると思うけれど、自分なりに解決して行こうと思います。ときには人を頼り、親を頼り、友達と遊んで自分の人生を大切にします。

この経験は、私にとって大きな勉強になりました。学校では習うことのできない経験でした。そして多くの人が経験できないことでした。

今日も寝て、明日の朝に起きて、朝ごはんを食べて、日を浴びて、仕事に行きます。

いってきまーす!




Roa

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