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せんにん
2021年12月5日 08:30
山種美術館ファンであれば誰もがその作品を目にしたことのある奥村土牛。今回彼の個展であったが、改めてみるととても新鮮な発見があった。彼は若いころ当時の師匠に買い与えられたセザンヌの画集を見て、強く影響を受けたという。そう言われてみると、特に若いころの作品に色濃く表れているように見えた。「雨趣」(1928年・39歳)建物と緑とが、とても堅牢に画面を構築している。雨を主題としていること
2021年12月2日 00:22
「西洋美術の歴史」シリーズも最終巻、20世紀まできた。20世紀美術で自分自身一番わからないのが、「現代美術」「抽象画」の扱いである。これはどのように向き合えばいいのか分からないでいたのだ。画家たちが絵画を制作する目的について、本書では以下のような記述をしている。彼(アルフレッド・H・バー・ジュニア)の見解によれば、絵画の主たる価値は、色彩、線、明暗という造形手段の後世にある。自然の対象