見出し画像

北海道の人見知りがゆぴさんに会いに東京の交流会へ行った

自分の好きなことややりたいことが迷子。
自分を知るために興味がわいたら行動しようのキャンペーン中な私。
北海道在住ですが、東京で開催されたMarbleさん主催のライター交流会へ行ってきた!


ライターで作家のいしかわゆき(ゆぴ)さんとエッセイストでライターの中村洋太さんがご登壇される交流会。

告知がでたとき、参加するかとても迷っていた。気になるけれど、交流会への参加は私にとっては大冒険。人見知りなこともあって交流会ってどうすればよいのかわからないので躊躇する。

仕事で新卒向けだの若手向けだのなんだのを開催されても、大体すみっこで眺めているだけ。向こうから声かけていただいても、2,3会話して終了。会話を弾ませることもできず申し訳なくなるばかり。その場でできた繋がりで二次会行きましょう!とわいわいする軍団を横目に見つつこっそり帰る。なんだかもったいないことをしたようにも思いつつ、どっと疲れて、自己嫌悪に陥りながらその日が終わる。

普段だったら会場は東京だし、日曜日だし、と色々理由をつけてしまう。
でも、今回の交流会はゆぴさんに会えるのだ。


だってゆぴさん気になるんだもん

自分がこのままこの仕事に就いていていいのか、モヤモヤしていたときに、親戚に「書くの好きだったよね?この本おすすめだよ。気軽に読めるから読んでみて」と紹介されたのが「書く習慣」。

パラっとめくった時に出てきたこの一文。

「一方で、人と話すことはとても苦手です。」

書く習慣 p6

即購入し、一気読みした。
書くことですっきりするとかももちろん共感したのだが、この一文がとても印象に残った。

その後仕事に忙殺されて、息を吹き返して来た頃、とりあえずnoteを登録。真っ先にゆぴさんのnoteを開き、「聞く習慣」の紹介記事に遭遇する。

その冒頭にあるのがこの一文。

「他人に興味がない!!…というとサイコパスっぽく聞こえるのであまり公言はしていないのですが……」

びっくりするほど他人に興味がない人のための本ができました。https://note.com/milkprincess17/n/nab8528155dad

わかる……!他にもいたんだ!!この感覚がある人……!と半分泣きそうになりながら本を購入した。

私は人の顔と名前を覚えるのが苦手。どのくらい苦手か。
小中学校のときは名札があったからどうにかなった。名札がないとわからない。覚えようとがんばっても、名札が読めない距離で話しかけられてしまうともうわからない。

今、職場ではもう人の顔と名前がわからない。座席表で確認しても、表と実際の位置が異なっていたり、席を外されたりすると詰む。
新型コロナウイルス対策で何が嬉しかったって、オンライン会議が標準化されたことだった。顔と名前が一覧になるので出欠確認が容易になった。

覚えられないだけでなく、興味もない。他人に踏み込むのはよくないと思っているだけだと自分では考えていたのだが、なんだか度合いが周りと違うらしい。度々周りに指摘されるとこはあったのだが、自覚したのが本当に最近のこと。
最近、職場でマネジメント講習が始まったのだが、私だけ「職場の人への興味の持ち方講座」のような発見の連続になっている。
ざっくり言うと、褒め方のコツとかの理論等々教わったのだが、そんなに隣の人を見てるんだ、他人を見るポイントはそこなのかと驚いた。(業務が縦割りすぎて、隣の人の仕事もわからないようなところなのに、と言ってみる)

そんなこんなで、書くことが好きってこんなにライトに宣言していいことなんだ!とか、人に興味がなくても大丈夫だし、興味がないままどうにかできそう!という気づきをくれたのがゆぴさんだった。

ゆぴさんに会いにいこう!と決心し、交流会を申し込んだ。

レッツゴー東京

交流会用にnoteのQRコードを載せた名刺を用意して、いざ東京。

ちなみに、話すのが苦手だから名刺にツッコミポイント作っておいた。肩書きにHomo sapiensといれたり(趣味の活動なので書ける肩書きがなかった)、ゴジラとか日本酒とかの意外性に通じる偏愛を入れたりした。

会場のnote placeに入ると、配信で見た空間が実在していて、テンションがじわっと上がる。
すでに名刺交換をしている人たちが目に入り、焦る。でもまだ一部の人たちだし、でも隣の人に話しかけようか、どうしようかとあわあわ思っているうちに始まりとなった。

心かるくなるセッション

登壇者の中村洋太さんとゆぴ(いしかわゆき)さんが登場する。

中村さんは「スタバ朝活」とか「旅での交流」のイメージがあり、周りにグイグイ行く感じかと思っていたのですが、とてもとても穏やかな話し方をされる方でびっくり!中村さんが聞く側になるというのもわかる気がする。会った方は色々喋りたくなるんだろうなって思う。

ゆぴさんは、以前配信で観たそのまま!というかXやnoteそのまま!?え、すごい、文章の印象そのままな人いるんだ!?とびっくり。
セッション中に「『ねぇ聞いて!』って友達に話す感覚で書いてる」とか「あえて清書しないことで自分のキャラクターが文章に乗る」とおっしゃってたけど、そういうこと!?

セッション中、「本を読もう」という話があった。
「書いた文章で何読んでるかわかるよね」という話にはドキリとした。最近仕事でビジネス書を読み、書くものは公文書準拠で、自分が普段書くものになんだか変な癖ついたなと思ってたところだった。
中村さんがスタバが開く朝の2時間を読書タイムに充てていると聞いて、朝読むのいいなと私もやってみようと思った。
あと、純粋に楽しむための本読んでないなって。知識を得るため、○○するための本ばかりだ。

事前質問に投稿していた「繋がりを維持するためのコツを教えて」が取り上げてもらえ、もう嬉しかったです。

中村さん「自己紹介を覚えておいて、『あの人これ好きそうだ』と思ったら半年後とかでもメールしちゃう」
時間が経ってもいいんだ!そんなに気軽にメールしちゃうのか!と驚き。

ゆぴさん「大勢が苦手だから1on1に持ち込む。繋がりたいから『お茶しません?』って。大事なのは社交辞令で終わらせないこと」
一対一に持ち込む。おおお。その手があった。

中村さんの「飲み会の場は関係が浅くなるし、少人数だと覚えるよね」の言葉に、フッと心が軽くなる。

全体を通して、お二人の言うことに一々安心するし、安心しつつ自分もしてみよう!と前を向ける不思議な時間だった。
なんでだろうと思ったら、お二人とも自分のペースや考えを大事にしていて、目的はこれだから自分に合った方法はこれ、と言える素敵な思考をしていたからだ。

これ、大事だと思った。なんだか焦るばかりだったけど、いいんだこれで。

私、築城します!

交流会が始まり、ゆぴさんに話しかけたくて近くでそわそわしていた。そしたら同じくゆぴさん待ちをしていたというしずこさん(初対面)に話しかけられ、「交流会初めてなの?コツ教えるよ!さぁ行くよ!」とブンっと引っ張ってもらい、無事対面。

あわわわわわ。本人目の前にして頭真っ白。会ってどうしたかったのか。とにかく会いに来たことと、発信してくれたことの感謝を伝えた、伝えられたのだろうか。

にこにこして私の話に相槌を打ってくださり、嬉しくてうれしくて。そして名刺をみたゆぴさんに「偏愛だらけだ!」と言ってもらえて、私はこれらを好きでいい!と思えました。私はこれで築城※しよう。
本当にありがとうございます。”好き”と”苦手”に対峙できたのはゆぴさんのおかげです。

自分のスタンスを発信して城を築け
(そうしたら自分に合ったもの、人が集まるから)

※セッション中のゆぴさんの名言

人見知りが交流できてびっくり

その後、グラフィックデザイナーだというしずこさんにブンブンとレクチャーを受けながら交流を続ける。本当、しずこさんのおかげでいろんな方と「交流」できた。

その最中に自分が「ライター交流会」を「noteを書く人交流会」と思い込んでいたことに気づき、内心大慌て。note書く人の交流会じゃなくてライターの交流会、みんな自分を売り込みに来てると思うと申し訳ない気持ちに……。(noteさん、note書く人の交流会しませんか?札幌だったらお手伝いできますよ。)
そしてXとかインスタは学生時代の仲間内の繋がり用しか持っていないので、整えようと反省。

名刺に入れていたツッコミポイントはうまく機能してくれて、いつもよりも会話ができたように思う。

そしてそのツッコミポイントのおかげで、「○○が好きなら△さんとつなごう」とさらに紹介してもらえ、これが「広がる」かと、感動した!

みなさん繋いだりお話するの上手すぎる。周りの方に助けられて、交流できた達成感に包まれた。
交流会に参加して、自己嫌悪にも陥らず、前向きに次こうしたいと思ったの初めて!ありがとうございます!!楽しかったの!!とっても!

おしゃれでおいしかったお料理の気づかい

実は、交流会が始まった時、お料理がおいしそうで一瞬にしてそちらに心奪われてしまっていた。ピザとか小分けのオードブルにテンションが上がる。飲み物は北海道から来ているのでサッポロビールを選んだ。
おしゃれとおいしいが両立していて、おいしかった!
私はきっと食べるのも好き。

ピザは数種類あったけど、どれを取ってもボリュームがあってうれしいし、小分けのオードブルはパッと取れるし食べやすかった。どうしたらお話しつつ食べれるかを考えた気づかいを感じる。

で、「丸くなるな星になれ」のサッポロビールもメッセージなんじゃないかって気がしてくる。

LOVE!サッポロビール!

気になる人に会いに行ったら自分を好きになって帰ってきた

ゆぴさんも中村さんも写真に応じてくださったのが嬉しくてうれしくて!私ここにいる!いた!夢じゃなかった!ありがとうございました!!
あと、終わったあともそれぞれのnoteで交流会の話とか、Xで交流会のあの話題関係かな?っていうのも発信されてて嬉しい。
参加者の方のつぶやきも追っていると、私も思い出してるし、あの場にいた人たちも思い出してる、なんだかいいなって。

交流会は、書く人が集まってて、そこから好きなものの話ができて、「せっかくの交流会、ここで○人と名刺交換をしましょう」「仲を深めて○○に繋げよう」ということもなく、背伸びをしなくていい(○○な人は××しようもなく)、本当に素敵な時間だった。

きっとお二人の「自分はこうしてる自分が好き、楽しい。」みたいな空気が作ったんだろうな。本を読もうの話も、なんだろう、レクチャーとかそういう感じじゃなかった。こうだと素敵だよね、ねー、みたいな。

気になる人に会いに行って、心かるくなって、好きは好きでよいと思えて、今の自分も好きになれて、勇気出して行ってよかったよ!!

お話してくださったみなさん、ありがとうございました!

また参加したいな!






この記事が参加している募集

#イベントレポ

26,291件

#創作大賞2024

書いてみる

締切:

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?