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今日だけ頑張る

自衛隊を辞めてから、約3年。
辞めた理由は、簡単に言うと「飽きたから」、
カッコつけると「周りとの熱量の違い」、
現実主義の様に見えて、ふとした時に「自分の在り方について」迷い、
周りに順応できなかったが故に今に至る。

思えば周りの成功者?と言われる人たちは何かしら「芯」のようなものを持っていると思う。

「お金を稼ぎたい」、「こういった事業がしたい」、「有名になりたい」
「好きに生きたい」、「家族を幸せにしたい」
つまりこれをしないといけないと思える強力なバックエンドのようなもの。

自衛隊をしているとき、僕にとってのバックエンドは「家族」だった。

高校生の自分。
サッカーに熱中し、大学もサッカーを続け、将来は仕事をしながらコーチなんてのもありかなとか夢見ていた。
もちろんプロになれればなお良しだが、この頃から僕は目的と目標が他人軸だったんだろうなと今では思う。

そんな中、当時の母(父の再婚相手)から離婚の相談があった。
弟(僕は3人兄弟)がADHDということもあってか弟のこと今後のことで、
夫婦仲に亀裂、そして母は金銭管理についても父の不満がかなり溜まっていた。
そこで僕は家に戻るべきだと考えた。

当時県外にいて、そのまま県外の大学にスポーツ推薦でもと考えていたが、
そんな考えは捨て、また高校の部活も途中で投げ出す。
(これには他にも理由がある)

そして、全額免除であれば大学に行くのはよいという父の話から、
勉強を始めた。
結論、大学には受かったが、そもそも両親は離婚。
それだけならまだしも、高校のお金を母は払っておらず、
卒業のために父はお金を借り支払うことになった。

年末に周りが就職やセンター試験に向けて勉強している中、
受かった大学に行けないと先生に言うと、
そんな勝手なことをするなと遠回しに怒られた。
(大学進学は親が行かせるかの判断をするらしい、知らんけど)

このまま家に帰っても借金と父と愛犬が待っているが、
いかんせんお金がないため、なんとか稼ごうと考えた結果、
自衛隊になろうと決意する。
(多分他にもあったとは思う)

ひとまず自衛隊に入隊するが、以外にも僕は成績は優秀な方だった。
(人生の光歴史)

自分の希望の職種、自衛隊で稼ごうと思いパイロットを目指し、合格。
その後も何度も崖っぷちになりながらも回転翼操縦士、
つまり、ヘリコプターのパイロットとして自衛隊で素晴らしい道を歩くことができた。

今でも思っているが、僕は出会う人には恵まれている。
自慢できるほどに。
そして、その人達に助けてもらった。
後悔していることがあるとすればその人達に恩返しができなかったことかな…

僕の自慢話もここまでで、
そんなこんなで周囲にも変化があり、
父が新たな彼女と付き合い生活にもゆとりができ、
母も新たな彼氏ができ、特に僕がなにかお金を稼がなければいけないということもなくなった。

つまり、僕にとっての「家族」というバックエンドは、
僕という存在が必要なくなった時点でなくなったということだ。

そしてくそ真面目な僕は自衛隊という組織に嫌気がさしていた。

口を開けば、辛い、きつい、辞めたい…
恐らく僕は理想が高く、また、自衛隊のことを自慢に思っていたと思う。

理由はどうであれ、入隊しいろんな人に助けられ生きてきた。
だが、現実はみんなそれほど理想が高いわけではない。

それはそう、僕も含めて皆自分が一番大事だから。

一番のきっかけは、尊敬する人達との距離と尊敬する人たちが辞めていった。そして、思うように訓練での成果が発揮できなかったこと。
シラバスをただただこなし、いつの間にかグレードだけ上がり任務につく未来に耐えられなかった。
今思えば自分の弱さが原因だったと思う。
そして、その弱さを認めても叶えたい目標がなかった。

辞めたことに後悔はない。

その後会社員になり、それも同じような理由で辞めて
現在一個人で、金融に関わり仕事をしている。

正直食べていける状態ではない(笑)

ただ、人生で一番勉強になっている、
そして何より楽しい。
生きている実感がある。

ただ、やはどこか軸がない。
お金をもらうことに対する抵抗。
相手に価値を感じてもらうめのロードマップ。

知識はついたが、
肝心の自分の軸がまだ見つかっていない…

そして、現在新たに金融から中古車販売に関わることにした。

詳細はまた別で記載しようと思うが。

これがだめなら、もう個人では動けないと思うし、ある意味満足かもしれない。

ただ、ここでもがいて、自分で立ち上がりたいと思う。

そんな自分の思いと経験をここに述べたいと思う。

では、また。

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